忘れてはいけない東日本大震災の記憶
平成23年3月11日、宮城県牡鹿半島の東南東130キロメートル付近で深さ約24キロメートルを震源とするマグニチュード9.0の地震が発生しました。我孫子市でも震度5弱を観測し、布佐地区で液状化などの被害を受けました。
東日本大震災の記憶を風化させないため、当時の被害状況を写真でお伝えします。
※液状化とは、地震の振動で地中の土砂が液体状になり、水とともに地表へ出る現象です。
東日本大震災の教訓 3つの「助」
自分の命を自分で守る「自助」、地域で協力して助け合う「共助」、市・消防・警察などが救助・援助を行う「公助」
自助 日頃から備える
携帯電話による通話やメールがほとんど使えず、家族などと連絡を取ることが困難でした。また、買い占めが起き、食料や飲料水が品切れ・品薄状態になりました。同じような状況を想定し災害に備えましょう。
- 家族などと安否確認の方法や集合場所、帰宅経路を確認
- 帰宅経路にあるコンビニやガソリンスタンドなどの場所を確認
- 3日分以上の食料や飲料水、携帯ラジオ、地図などを用意
自助 災害発生時は落ち着いて行動する
首都圏の鉄道が運転を見合わせ、多くの方が帰宅困難になりました。帰宅困難者が一斉に移動を始めると、混雑による転倒や建物の倒壊・落下物による負傷の危険があります。むやみに移動せず落ち着いて行動しましょう。
- 身の安全を確保し、職場や集客施設など安全な場所にとどまる
- 災害用伝言サービスで家族の安否などを確認
- 市・消防・警察などの広報やテレビ、ラジオなどで正確な情報を入手
共助 世代を超えて助け合う
復旧・復興は多くの方の助け合いで進められました。被災家屋の片付けを行った我孫子東高校の生徒や、被災者を音楽で勇気づけた布佐中学校の生徒など、若い世代の協力もありました。いざという時に共助の精神で行動できるように日頃から地域の方とコミュニケーションをとりましょう。
公助 被害を最小限に抑え暮らしを守る
我孫子駅にも帰宅困難者があふれたため、けやきプラザや我孫子南近隣センターなどを開放しました。その他、避難所の開設や仮設トイレの設置、防災行政無線による情報提供などを行いました。災害時にできるだけ早く応急対策活動を始められるように備えています。今後も物資の輸送体制の整備など、公助の充実を図ります。
自助、共助、公助についてのお問い合わせ
市民安全課 電話:04-7185-1111(代表)
企画総務部 秘書広報課 広報室
〒270-1192 千葉県我孫子市我孫子1858番地(本庁舎2階)
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