食品ロス削減に向けて(家庭における取り組み)
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
日本では、食品廃棄物のうち4分の1は、まだ食べられる食品(食品ロス)であるといわれています。
市では、食品ロス削減のために何らかの行動をしている市民を増やすことを目指し、家庭における食品ロス削減のための行動をとるために必要な情報の提供を行っています。
食品ロスを削減するとどんないいことがあるの?
ごみを減らせば環境負荷を減らせます
食品ロスは大部分が生ごみとして焼却処理されます。ごみを燃やすことにより、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷が生じます。
無駄なく食べて輸入を減らし食料自給率アップ
日本は多くの食料を輸入に頼っていますが、世界の食料需要量は増加傾向にあり、将来的に十分な量の食料の確保が困難になる恐れもあります。
ちゃんと食べなきゃ「もったいない」
水や資源を使って私たちの元に届いた食料を大切に消費していく必要があります。
調理の工夫、買い物の工夫、在庫管理の工夫で食品ロスは減らせます。
食育だより 食品ロス削減特集号
食品ロスを減らすために我孫子市民がしている工夫の第1位は『出された料理を食べきる』!
「(食材を)食べきる」ためには、食材を無駄なく使うことも大切です。「食べきる」ためのクッキング術についてお知らせしています。ブロッコリーの茎を使ったレシピ(ペペロンチーノ)も載っています。
(健康のためには、適量を食べることも大切です。調理の際は、作りすぎに注意しましょう。)
食品ロス削減には買いすぎないことも大切。
冷蔵庫をチェックし、過不足なく買い物していくための工夫についてお知らせしています。
(冷蔵庫を整理し、在庫を把握するための方法についてもお知らせしています。)
使ってみよう買い物メモ
買い物メモ(食育だより第23号に使い方等掲載)(PDF:724KB)
買い物上手になるためには、買い物メモなどを用い買いすぎを予防することが必要です。
自分にあったメモのとり方が分からない方にも使いやすい「買い物メモ」を作成しました。是非ご活用ください。
食品ロスを減らすための工夫を聞いてみました!
平成31年度に我孫子市民を対象に行った「健康についてのアンケート」において、「食品ロスを出さないために、工夫していること」について尋ねたところ、最も多かったのは「出された料理を食べきる」という回答でした。
我孫子市民の食品ロスを減らす工夫ベスト3
- 出された料理を食べきる(53.8%)
多く作りすぎたり、頼みすぎないことも大切です! - 買い物には買い物メモを持参する(44.9%)
買い物前は冷蔵庫の中を確認しましょう。食育だより第23号には買い物メモのとり方、冷蔵庫整理術を掲載しています。 - ばら売りや小袋を利用する(33.2%)
必要な分だけ買いましょう。
その他には、賞味(消費)期限を書いて食べ忘れを防ぐ(20.2%)、食材を無駄なく使う(14.8%)などの工夫がありました。
冷蔵庫チェック、在庫管理は買い物上手への第一歩
国が行った調査(※)では、食品ロス削減に向け実践しやすく効果がある取り組みは『使い切れる分だけ買う』ことであるという結果が出ています。(次いで『家にある食材・食品をチェックする』)
こんな方法で、買い物をしてはいかかでしょうか
※出典:「計ってみよう!家庭での食品ロス 食品ロス削減マニュアル~チェックシート付~」(消費者庁)
平成29年度徳島県における食品ロス削減に関する実証事業の結果より
1.冷蔵庫を開け、家にある食材・食品をチェック
まずは、家にどんな食材・食品があるのかを把握。冷蔵庫・冷凍庫、食品棚、床下収納などを確認してみましょう。余っている食材や忘れていた食材、鮮度を失いつつある食材を優先的に使う献立を考えましょう。
冷蔵庫の中に入れたはずの物が迷子になる、同じ物を買ってしまう、食べ忘れる、などは「見えない」ことが最大の原因。冷蔵庫の中身を「見える化」して、無駄を減らしましょう。
冷蔵庫の中の置き場所が決まっていれば、スマホで中の写真を撮るだけで「どうだったかな」と思った時に確認でき、だぶり買いを防げます。
(冷蔵庫の収納法の具体例については食育だより第23号に掲載しています。)
2.必要な物だけ買うために一工夫
〇買い物前にメモを
家にある物を確認し、必要な食材のメモをとりましょう。
〇使い切れる分だけ買う
まとめ売りや大袋で買う時には、献立や食材の使用方法をよく考えて。
〇空腹時、イライラ時は買い物を控えて
空腹だとどれもおいしそうに見え、ついつい余計な物まで買ってしまうことも。
またイライラしている時も予定より多くの物を買ってしまいがちです。
3.買いすぎたら使い切るまで上手に保存!
保存方法を工夫すれば、食材の鮮度を長く保つことができ、おいしく使い切ることができます。
(冷凍保存や解凍のコツについては食育だより第23号に掲載しています。)
「食べきる」ためのクッキング術
食材は無駄なく使おう!
農家の方が心を込めて作ってくれた野菜。切り方を工夫して、無駄なく食べましょう!
・にんじん、大根の皮はむかずに使用。
・ほうれん草の根本の赤い部分もきれいに洗って使用。
・大根の葉やかぶの葉はビタミンCや鉄分が豊富。炒めてふりかけに。
食べきれる分だけ作ろう!
家族の予定や体調を考え食べきれる分だけ作りましょう。
普段から「この料理には、これくらいの材料を使えば食べきれる」という「家族のちょうどよい量」を知っておくことも大切です。
それでも残ってしまった時にはリメイク!
残った料理はリメイク!
食べきれなかった場合は、違う料理にリメイク!次の日もおいしく食べられます。
料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン(外部サイト)」でも、リメイク料理のレシピを掲載中です。(きんぴら⇒炊き込みご飯、肉じゃが⇒茶碗蒸し など)
余りものクッキングデーを作ろう!
日にちを決めて、家にある食材だけで料理をしてみましょう。余っている野菜や料理もなくなり、冷蔵庫もスッキリします。
工夫を知って、取り入れてみよう
各省庁が色々な食品ロス削減のための情報提供を行っています。
色々な工夫を知って、取り入れられるものがないか考えてみましょう!
【消費者庁】[食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト(外部サイト)
【環境省】食品ロスポータルサイト 食べ物を捨てない社会へ(消費者向け情報)(外部サイト)
できることから今日始めよう
取り組み方は人それぞれ。実践できそうな方法を見つけ、食品ロス削減に取り組みましょう。
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健康福祉部 健康づくり支援課(保健センター)
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