我孫子駅ホームエレベーター整備について国交省に協力を要請
星野市長・桜田議員が和田国土交通大臣政務官に直接要請
左から星野市長、和田政務官、桜田衆院議員
我孫子駅の現状等を説明する市長
令和2年7月22日(水曜)に星野順一郎市長と桜田義孝衆議院議員が、国土交通省を訪問し、和田政宗国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官(以下「和田政務官」という。)に、障がい者、高齢者、ベビーカーを利用する子育て世代をはじめ多くの市民からいただいた切なる願いを伝えさせていただき、我孫子駅ホームエレベーターが早期整備に向けて国土交通省に協力をいただくことを要請する要望書を提出しました。和田政務官からは、「通常の要望として受け止め善処するのでは無く、我孫子駅の重要性を踏まえ確実にホームエレベーター整備が実行されるよう国土交通省として最大限協力していく。」との見解をいただきました。この言葉を受け、引き続き、市としては早期整備に向け、東日本旅客鉄道株式会社に対し、最大限支援を行っていきたいと考えています。
要望書(提出内容)
要旨
我孫子市では、障がい者、高齢者、子育て世代を含め誰もが外出しやすい環境となるよう、平成20年4月に我孫子市移動等円滑化基本構想を策定し、駅及び周辺施設のバリアフリー化を推進してきました。特にJR常磐快速・緩行線において、駅ホームエレベーターが未整備となっている我孫子駅においては、市民の切なる要望に応えるため、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」という。)に対して、強く早期整備を要望し、支援してまいりました。その甲斐もあり、本年6月にホームエレベーター整備に係る設計業務が完了し、本格的に整備していく運びとなりました。
本市としては、早期に着工できるよう、既に移動等円滑化の促進に関する基本方針(平成23年3月31日国家公安委員会、総務省、国土交通省告示第1号)に基づき、JR東日本に対して地域の必要な支援を行う準備を整えております。つきましては、早期着工に向け、JR東日本に対して貴省が管轄する駅バリアフリー施設整備に係る国庫補助金によりご支援いただけるようお願い申し上げます。
理由
我孫子駅については、本市の市街地の中心に位置し、1日3万人の利用があります。また、常磐緩行線(千代田線直通含む)や成田線の始発駅であり、乗降客以外にも多くの駅利用者が乗換を行うハブ的な要素を持つ駅となっています。
このため、我孫子市では、いち早くバリアフリー化に取り組み、駅南北両口に駅前広場から駅改札通路に接続するエレベーターを市施設として整備しています。
しかし、ホームエレベーターに関しては、移動等円滑化の促進に関する基本方針が策定された後、現在まで未整備の状況が続いています。
この間、市では、様々な方向から早期整備に向けた協議をJR東日本と行ってきましたが、8線4ホームという駅の構造上の制約等もあり、協議が進まずにいました。
今回、障がい者、高齢者並びに子育て世代などバリアフリー施設を必要とする多くの方からいただいた切なる要望に応えるため、エレベーター整備を本市の最重点事業と位置づけ、平成30年度に開始した基本設計(国費対象外)から、JR東日本に対し費用の3分の1を独自に補助し、事業を推進してまいりました。その甲斐もあり、本年、ホームエレベーター整備に係る設計業務が完了し、後は工事に着手するのみという段階に至りました。早期供用開始を行うためには、早期に工事着手することが必要であり、本市では、既に工事費について国庫補助と同じ3分の1を補助することが決定しています。つきましては、障がい者、高齢者並びに子育て世代が少しでも早く利用しやすい駅となるよう、貴省が管轄する補助事業により、ご支援・ご協力いただけますようお願い申し上げます。