野生動物とのつきあいかた
野生動物の多くは「鳥獣保護法」で守られています。むやみに近づき触ったり、痛めつける行為は禁止されています。
野生動物の中には病気にかかっているものもいます。攻撃されてけがをすることもありますので、一定の距離を置きましょう。
市においても、上記のことから保護・捕獲は行っておりません。
野生動物へのエサやりはやめましょう
我孫子市内にある公園や手賀沼周辺の遊歩道などで、コブハクチョウをはじめとした野生動物にエサをあげている方がいます。エサやりにより急激に増えた動物と人間との間に思わぬ影響が生じ、やむを得ず駆除しなければならなくなることがあります。
野生動物はペットではありません。人間と野生動物がより良い関係を築いていくためにもエサを与えるのはやめましょう。
1.人間に与える影響
人間の生活に直接関わる問題としては、定期的にエサやりが行われる場所に野生動物が集中してしまうことが挙げられます。それまで散らばって暮らしていたものが、特定の場所に集中することにより、フンや鳴き声に関するトラブルが周辺住民との間で起こることが懸念されます。
2.野生動物に与える影響
人間が定期的にエサを与えることにより、エサやりに依存してしまい、自力でエサをとれない、もしくは自力でエサをとろうとしない個体が出てきます。また、エサが容易に手に入ることで、野生動物の本来の習性が変わってしまい、生態系に大きな影響が出ることも懸念されます。
3.生態系を脅かす影響
野生動物の数は、天敵の数やエサの量などによりコントロールされています。しかし、人間が栄養価の高い食物(パンやスナック菓子など)を大量に与えることで、適正な数を超え、増えてしまいます。数が増えることにより、元来、その地域に生息していた他の動物を圧迫してしまうなど、生態系のバランスを大きく崩してしまうことになりかねません。