行政評価導入の目的
我孫子市の行政評価制度は、次の4つの目的を達成することを目指しています。
1.行政活動の目的・達成目標の明確化
第四次総合計画に基づくまちづくりを確実に効果的に進めるためには、本計画で示された施策体系を基本に、共通の目的や達成目標のもとに今後実施する具体的施策や事務事業を体系的に連動させる必要があります。
そのためには、まず、目的や達成目標が行政活動の各々のレベルで明確であることが求められます。行政評価により、この目的や達成目標を市民の視点で、行政活動の成果を重視して明確に設定します。
2.行政活動の客観的な検証に基づく行政運営
設定した目的や目標を達成するためには、それをめざして行われる行政活動を客観的に測定・評価し、その結果を適切な事業手法の選択や資源の効果的な再配分、コストダウンへの取り組みなど行政活動の改善に反映させることを継続的に行っていく必要があります。また同時に、政策の方向性、行政の役割、実現性などから、目的や目標の設定自体の妥当性も検証していく必要があります。こうした行政運営のマネジメントを行う手法として行政評価を導入します。
3.情報の共有化
市民と市の協働によるまちづくりを進めるためには、行政活動の情報を市民と市が共有することが基本です。行政評価を通して具体化される行政活動の目的・達成目標やその客観的な測定・評価情報を共通言語として共有し、職員相互及び市民と市のコミュニケーションを活性化して、行政の透明性、信頼性の向上を図り、協働のまちづくりを進めます。
4.職員の意識改革
行政運営の要は職員です。市民と市の協働によるまちづくりを進めていくためには、職員一人ひとりが市民の視点で、政策体系の中で果たすべき役割を認識し、しっかりとした目的意識を持つと同時に、これからの行政運営に求められる政策形成能力等を自らが高めていくことを常に意識し、実践していくことが必要です。行政評価を通して、こうした職員の意識改革を進めます。