施設の維持管理(幹線、ポンプ場、調節池、樋管他)
水害対策施設は年間を通し、機能を発揮する必要があります。このため、完成時点の機能を維持し、いざという時にも確実に効果を発揮できるよう施設の維持管理を進めています。施設の設置目的により維持管理の取り組み内容、ポイントを紹介します。
幹線排水路
水路内に土砂が堆積すると通水の阻害となることから、土砂の堆積状況を確認し、必要に応じ浚渫工事を実施しています。この他、構造物の老朽化の点検や施設周辺の定期的な除草を実施しています。
天王台幹線排水路
ポンプ場
洪水時に確実に稼働するよう定期的な点検を職員、専門業者により実施しています。この他、年1回電源の確認などを行っています。
洪水時には、ポンプの稼働状況や排水不良の原因となるゴミの確認を行うようにしています。
久寺家ポンプ場
調整池
浸水被害の軽減のため、一時的に雨水を貯留し、洪水の集中を緩和させる調節池の管理を行っています。調整池内に土砂が堆積した場合には、貯留量が減少し、効果が低減することから、定期的に浚渫を行っています。
つくし野川下流調整池
排水樋管
市街地の雨水排水を河川や沼に排水するために樋管(ひかん)を設置しています。この施設は、排水先の河川の水位が洪水により高くなった場合に市街地に逆流することを防止する機能があります。このため、これらの設備が確実に操作できるよう、定期的に点検を実施しています。
布佐樋管(手賀川)