生き物を大切に
谷津は、かつて普通に見られた身近な生き物を育む、豊かな自然の宝庫です。
現在も、ニホンアカガエル・ヘイケボタルをはじめとした様々な生き物が暮らしており、生きた展示物を見れるまさに野外博物館です。
今も身近に残る生き物とその環境を保全するために草刈や水辺の整備などの維持管理を行っています。
谷津ミュージアムでは皆でこの野外博物館を楽しんでもらうために谷津との約束を決めています。
谷津ミュージアムにお越しの際は是非この約束を守りながら楽しんでください。
谷津とのやくそく
- 耕作の邪魔をしないようにしましょう。
- 田んぼや畦への立ち入りはやめましょう。
- ゴミはすべて持ち帰りましょう。
- 犬の野放しはやめましょう。
- 犬のフンの始末はきちんとしましょう。
- 谷津に動植物を外から持ち込まないようにしましょう。
- 谷津の動植物を外に持ち出さないようにしましょう。
- 採った生き物は観察が終わったら、もとの場所に放してあげましょう。
※谷津田は農家の方の仕事場(私有地)です。身勝手な行動はやめましょう。
谷津のヘイケボタル
谷津のヘイケボタルは、2001年頃には十数頭しか確認できませんでしたが湿地の手入れをしていくなかで、徐々に回復し、今では数百頭まで確認できるようになりました。ヘイケボタルはゲンジボタルと並んで、身近な光るホタルです。ゲンジボタルが渓流のような清く、流れのはやい水域に生息するのに比べ、ヘイケボタルは水田、湿原といった止水域を主な繁殖地としていて谷津ミュージアムでも7月から8月にかけて見ることができます。
ホタルは光でコミュニケーションをとっています。
夜間、街灯等で明るくなってしまう所では、オスがメスを見つけることが出来ないので、街灯や車のライトの届かない暗い所にいます。
いつまでも谷津でホタルが見られるように、みなさんに次のことをお願いします。
- ホタルを、持ち帰ったりしないようにしましょう。
- 懐中電灯やフラッシュ等の使用は控えましょう。
- 虫よけスプレー等は出来るだけ使わないようにしましょう。
- ゴミは持ち帰りましょう。
谷津のホタルは、みんなの宝物です。
マナーを守り楽しく観察しましょう。