我孫子市高齢者地域ささえあい会議・我孫子市高齢者地域ささえあい活動

令和7年には、団塊の世代が医療・介護ニーズが高まる75歳に到達します。
市では、たとえ医療と介護が必要になったとしても、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が密に連携しながら一体的に提供される包括的な支援・サービス提供体制（地域包括ケアシステム）の構築を推進しています。

これに基づき、介護保険制度のような公的なサービスだけでなく、民間サービスや地域のささえあい活動などあらゆる社会資源を活かし、連携を深める必要があります。高齢者の日常生活を支えるためには、公的サービスだけではカバーしきれません。ちょっとした買い物やゴミ出し、電球交換、あるいは日々の見守りや安否確認。気軽に集まることができるサロンなどの参加の場や体操教室、いざというときのための学びあいの場も重要です。
このような取り組みを「生活支援サービス」と呼びます。

市では、地域ニーズにマッチした生活支援サービスの開発や地域で取り組む高齢者のささえあい活動の推進のため、我孫子市全体の地域福祉課題について協議する「第1層協議体」、市内6つの中学校圏域（日常生活圏域）を単位とした「第2層協議体」を設置しました。
我孫子市では、第1層協議体を「我孫子市高齢者地域ささえあい会議」、第2層協議体を「我孫子市高齢者地域ささえあい活動」と呼んでいます。
また、高齢者の社会参加と介護予防（活動量の確保）を推進し、地域でのささえあいを推進する専門職として、第1層協議会と6地区の第2層協議会それぞれに「生活支援コーディネーター」を配置しました。

我孫子市高齢者地域ささえあい会議は、平成28年12月に設置されました。
我孫子市高齢者地域ささえあい会議の委員は、市、社会福祉協議会、高齢者なんでも相談室だけでなく、民生委員や老人クラブ、ケアマネ協議会や福祉事業所、生活支援サービスを実施している市民団体や企業など、高齢者に関わるさまざまな団体から参加しています。
生活支援コーディネーターが中心となって議論を進める中で、市内で受けられる生活支援サービスの洗い出しに取り組んできました。
市民団体やNPO、ボランティア団体が提供するサービスや民間事業所が提供するサービスなど、介護保険等の公共サービス以外のインフォーマルサービスに関する情報がたくさん寄せられました。

洗い出したサービスの概要については、「高齢者のための日常生活困ったときガイド」としてとりまとめ、日頃から高齢者の身近で相談を受ける立場のみなさまに配布し、日々の相談に役立てていただいています。
また、生活支援サービスを提供する団体同士の交流会を開催し、連携の幅を広げていただく機会としました。
令和2年12月には「高齢者のための困ったときガイド」の改訂版を発行し、さらに充実した生活支援サービスに関する情報を掲載しております。

「高齢者のための日常生活困ったときガイド」は、こちらのページよりダウンロードすることができます。

我孫子市には6つの日常生活圏域（中学校区）がありますが、平成30年度には、そのうち我孫子南地区をモデル地区とし、我孫子南地区社会福祉協議会がこれまで自主的に実施してきた住民参加型見守り活動（我孫子南フレンドネット委員会）をベースに、市と我孫子市社会福祉協議会が協働することで、自治会への普及啓発や独自のサポーターリングの作成等活動の更なる充実に努めました。
また、翌年の平成31年度には、我孫子北地区、天王台地区、湖北地区、湖北台地区においても、高齢者地域ささえあい活動（第2層協議体）が発足し、令和2年度には布佐地区で活動が始まりました。
市内6地区において、住民同士のささえあいに関する活動の充実・地域課題の抽出やニーズの把握・サービスの創出をそれぞれの地域に合った形で推進していきます。

こちらのページも併せてご参照ください。

我孫子市高齢者地域ささえあい会議・我孫子市高齢者地域ささえあい活動については、我孫子市社会福祉協議会に事業委託し、市と協働で進めています。

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