我孫子市で見られる主な特定外来生物
我孫子市内で見られる主な特定外来生物です。
※特定外来生物に指定されているものは、生きたままの移動や保管するなどの行為が禁止されています。
処理の仕方がわからないときや個人では処理できないときは生活衛生課までご連絡ください。
アライグマ
アライグマ(環境省より引用)
アライグマは全国各地で目撃や被害が発生しており、令和元年度(2019年)の全国の農業被害は3億6100万円にも及びます。(農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について」令和元年度版参照)
もともとアライグマは北アメリカからペットとして輸入された動物で、成長すると狂暴性が増して人に危害を加えるようになるため飼い主が放してしまったり、逃げ出したりした個体が野生化することで、全国的に繁殖してしまったといわれています。
農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和元年度)」(外部サイト)
特徴
国内ではアライグマの天敵となる動物がいないために増加率が高く、また、雑食のためどこにでも棲みついて生きていくことが出来ます。
タヌキに似た見た目をしていますが、眉間に黒いすじがあり、尾がタヌキより長く、黒いシマシマ模様があります。また、五本指がはっきり分かれていて長く、人の手に似ています。体重は5キログラムから10キログラムほどで、中型犬くらいの大きさです。
アライグマを見かけたら
むやみに近寄らず、エサを与えないようにしてください。
アライグマの捕獲やワナを仕掛けるには許可が必要になります。決して個人では行わないでください。目撃した場合は、生活衛生課までご連絡ください。
カミツキガメ
カミツキガメ(環境省より引用)
カミツキガメは千葉県の印旛沼周辺の市町村で多くの目撃事例や被害が発生しています。
我孫子市内でも目撃事例があります。
特徴
尻尾がワニに似ており、後縁(甲羅の後ろ側)がギザギザになっています。腹甲が十字型になっています。
首やしっぽを引っ込めることができず、上あごの先のみが尖っています。大きい個体だと体長が50センチメートルほどになることもあります(よく似た種類でワニガメがいますが、ワニガメは甲羅の表面に三本の隆起があり、上あご下あご両方の先が尖っています)。
カミツキガメを見かけたら
あごが強く、噛みつかれてしまうと怪我をする恐れがあります。
決して近づいたり、触れたりしないでください。目撃した場合は、生活衛生課までご連絡ください。
条件付特定外来生物
「条件付特定外来生物」は、外来生物法に基づき特定外来生物に指定された生物に指定された生物のうち、特定外来生物の規制の一部がかからない生物です。
※条件付外来生物も、法律上は特定外来生物となります。
※条件付外来生物に指定されている生物は、アカミミガメとアメリカザリガニの2種のみです。
※規制の内容は、政令で指定されているので環境省のホームページをご参照ください。
環境省 「日本の外来種対策」2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まります!(外部サイト)
アカミミガメ
アカミミガメ(環境省より引用)
アカミミガメは幼体を「ミドリガメ」という通称で呼び、ペットとして飼われていたものが人の手によって自然に放されてしまい全国的に繁殖してしまいました。在来のカメとの競合だけでなく、ほかのカメの卵も食べてしまうので、卵捕食による影響も懸念されます。
特徴
甲長がメスだと28センチメートルほど、オスだと20センチメートルほどになります。甲羅は淡緑色から濃緑色で、黄色く細い複雑な筋模様が入ります。また、顔や足、尾にも黄色の縞模様が入り、目の横部分に赤みを帯びています。
アカミミガメを見かけたら
触ると噛まれたり、爪でけがをする恐れがあります。目撃した場合は、生活衛生課までご連絡ください。
捕まえた場合は責任をもって最後まで飼ってください。野外に放したり、逃がすことは法律で禁止されています。
アメリカザリガニ
アメリカザリガニ(環境省より引用)
食用カエルの餌として北米から輸入された外来種です。日本全国の様々な水域で増殖し、水田や水草、生態系への悪影響が懸念されています。
特徴
生息地は河川、池、水田や農業水路などのさまざまな水域に生息しています。
大きさは10センチメートルほどに成長し、色は成体は赤、赤褐色、若齢個体は淡褐色、黄褐色、緑泥色。
雑食性で藻類、水草等の植物や水生昆虫、オタマジャクシ、魚類などの動物を捕食します。
アメリカザリガニを見かけたら
別の場所に移動させたり、放流はしないでください。捕まえた場合は責任をもって最後まで飼ってください。野外に放したり、逃がすことは法律で禁止されています。
飼育が困難になった場合、引き取り先を探してください。見つからない場合は殺処分していただきます。