指定廃棄物最終処分場に係る市町村担当部課長説明会
日時
平成25年4月24日(水曜日) 10時~12時
場所
千葉県文書館6階 多目的ホール
出席者
環境省担当者 千葉県担当者 市町村担当部課長
【議題】
(1)最終処分場候補地の選定に係る経緯の検証及び今後の方針等について
(2)最終処分場の整備、構造・維持管理による安全性の確保について
(3)最終処分場候補地の選定に係る基本的な考え方について
【質疑】
質問内容 | 回答 |
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最終処分場の設置について、平成27年4月から引き受けが可能となるようにしていただきたい。 (我孫子市含む2市) |
東葛地域の市の皆様に多大なご苦労をおかけして非常に申し訳なく思います。 |
最終処分場の選定に至る具体的なスケジュールについて、お示しいただきたい。 | 東葛地域の市の皆様に多大なご苦労をおかけして非常に申し訳なく思います。 |
各県1か所という方針について、変更できないか。 | 市町村長会議でも福島県に集約して処理すべきという意見がありました。その席で井上副大臣が回答したとおり、福島県に全てをということでは、福島県民の理解を得られないこと、また各県で理解を得ながら進めていくこととして各地域の問題として各県で処分することが必要ではないかと考えています。 |
処分場の安全性について、ベントナイト混合土充填後も点検に利用できる空間を確保することは可能か。 | ベントナイト混合土充填後は、管理点検廊の機能が失われるため点検はできない。ただし、コンクリートの耐久性・指定廃棄物中のセシウム減衰(空間放射線量の減衰)を見ながらベントナイト混合土充填を実施するので、技術的に問題ないと考えています。 |
8千ベクレル以下(4千ベクレル以上)の廃棄物の扱いについて、市外の民間処分場で速やかに処分できるよう、国が積極的に改善に向けて努力すること、または国の責任で最終処分場で処理することを要請したい。 |
市町村長会議でも同様の意見がありました。 民間処分場において、搬入できる廃棄物の放射性物質の濃度を4千ベクレル以下とするという自主的な基準が存在することは、千葉県や他県の市町村等とのやりとりで承知しています。 環境省では、8千ベクレル以下の廃棄物については廃掃法に基づく通常の廃棄物として処理するように平成24年1月20日に通知(別添)を出してあります。また、ホームページでの安全性の周知に加えて処理施設への働きかけも行っています。ただ民間施設処分場は周辺住民の不安等の状況もあるので、そのような制限が残っていると認識しています。 また、8千ベクレル以下の廃棄物を最終処分場で受け入れることは、処分場の容量の増大により場所選定の困難が生じることや特措法と廃掃法との関係で問題があることから、考えていません。 |
8千ベクレルを超える側溝汚泥は、指定廃棄物となり得るか。 | 通常の土壌については廃掃法上の廃棄物にはなりませんが、道路側溝の堆積物を除去したものであって、それが総体として泥状を呈しているものについては、廃棄物になり得るだろうと考えます。 |
質問内容 | 回答 |
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最終処分場の選定手順・評価基準については、担当者会議で精査されるのか。 | 有識者会議において市町村長会議の議論も紹介しながらご議論いただいている。それを受けて、市町村長会議でご議論いただきたい。 |
徹底した情報公開が行われるべきと考える。 | 会議は公開して行っており、選定基準・評価基準等についても、できるだけ情報公開を行っていきたい。 |
拙速に結論を求めるのではなく、十分な議論を尽くしていただきたい。広く市民の声を聴くために、パブリックコメントを実施してはどうか。 | 大臣以下の指示もあり、市町村長会議での説明や議論を重視していきたい。 |
最終処分場の周辺住民・自治会には、自治体と地元説明の範囲を相談して決定した上で、国が責任をもって説明してほしい。 | 国が責任をもって実施するが、地元説明にあっては、地域の課題を解決する施設の建設であることから、県や市町村も協力していただきたい。 |
国有林でも地域住民の理解を得ることは難しい。 | 従来の選定方法では国有林野をということでしたが、千葉県からも幅広に候補地の選定をという意見と県有林の情報もいただきましたし、それ以外の土地も含めて依頼されています。 |
発生自治体を含めて考えてほしい。 | 市町村長会議でご議論いただき、国有林以外の選択肢を示していただきたい。 |
県の廃棄物処理施設の立地等に関する基準において、最終処分場の立地環境等で除外要件となっている自然公園特別地域~海岸保全区域に加え、液状化等の要素も候補地から除外するようにしてほしい。 | 安全性の確保に考慮した評価項目については、有識者会議で市町村長会議での意見も踏まえご議論いただき、安全に関して配慮すべき地域であればそのように評価していきますし、また、安心に関して配慮すべきであれば、その評価項目で対応していきたいと考えています。それらの点は市町村長会議でお示しして、ご議論いただきたいと思います。 |
水源や水源流域の処分場立地は、流域全体に関わる問題であり、地域住民の理解を得ることも難しい。水道や農業用水の水源地は除外してほしい。 | 水源の取り扱いについても、有識者会議や市町村長会議でご議論いただきたいと考えています。 |
運搬時の安全性について | 万全の運搬体制を構築していきたいと考えています。指定廃棄物発生地の近くが良いか、アクセスが良いところがいいか、そういった点について市町村長会議でご議論いただければありがたいと思っています。 |
資料4の4ページ、生活エリアへの影響等を考慮して~というのは、どういうことか。 | 今の段階では、生活空間との距離を保つことを考えています。有識者会議で、安心に関する事項ということでご議論いただければと思っています。 |
地域支援策と風評被害対策について | 環境省ではできることが限られるので、ご意見をもとに政府全体で何ができるか考えたい。 |
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