川村学園女子大学「地域活性マネジメント論」成果報告~若者に向けた市の魅力PR方法~
若い世代への効果的な広報手段を探して
川村学園女子大学我孫子キャンパスの学生が、若い世代に向けた市の魅力PRの方法を見つける授業の成果報告を行いました。
学生は、フィールドワーク、学内向けPRやSNSの活用により、効果的なPR方法を探りました。
フィールドワーク~手賀沼公園は幅広い年代が楽しむ場所?~
発表の様子
10月に実施したフィールドワークの様子
10月に実施した手賀沼公園フィールドワークで、実際に学生たちが週末の公園を訪れ、来園者にアンケートを行いました。
その結果、30代の親子連れをはじめ、幅広い年代が公園を訪れていることが判明しました。来園目的は、ミニ鉄道や手賀沼の景色が多数を占めました。
入学から今まで公園に来たことがない学生も多く、新鮮な気持ちで園内を見て回っていました。
アンケート結果から判明したこと
- 手賀沼公園には各年代が楽しめる「何か」があり、その「何か」を把握し充実させることで、公園の魅力が高まる
- オープンカフェの認知度が低く、ターゲット層である若い世代に対してはSNSやインターネットの活用が必要
学内PR~誰も見に来ない情報発信コーナーを華やかに~
発表の様子
クリスマス仕様の情報発信コーナー
6月に大学内に設置した、「我孫子市情報発信コーナー」について、利用者が少ないとの声が学生からあがったため、学生によるコーナーのリニューアルを決定。
これを受け、学生が同コーナーをクリスマス仕様にデコレーションし、大学内ネットワークやSNSでリニューアルをPR。
デコレーションは、同学の高橋教授の協力のもと、「華やかさ、キラキラさ」をテーマに行い、アンケートによる効果検証をしました。
リニューアル前後で行った学内向けアンケートでは、同コーナーに立ち寄ったことがある学生が半数以上に増加、また、ほとんどの学生が市を身近に感じるようになりました。
質問:情報発信コーナーに立ち寄ったことがあるか
質問:コーナーの開設で我孫子市を身近に感じるようになったか
リニューアルをした結果判明したこと
- 情報発信コーナーのリニューアル、SNSの活用は、コーナーの利用者増に繋がる
- 定期的なリニューアルが効果的
- 紙媒体での情報提供ではなく、オンラインでの提供に需要がある(=QRコードの掲示など)
SNSの活用~グルメ画像が人気?~
発表の様子
Instagramの投稿
11月に開設したインスタグラムのアカウントを使い、フィールドワークや情報発信コーナーについてどの程度の閲覧があるかを検証(12月17日まで)。
学生らは、自身が撮影した我孫子に関する画像を投稿し、若い世代からの反応を見ながら効果的な情報発信方法を探りました。
投稿では、ハッシュタグの有無、プロフィールの内容、フォローしたアカウントや投稿の間隔などを変えつつ閲覧数の伸びを調査しました。
SNSを1か月活用して判明したこと
- 食べ物に関する投稿の閲覧数が多い
- ハッシュタグを付けると閲覧数が増える
- 手賀沼公園や我孫子といったワードも閲覧数を増やす要因
- 我孫子や手賀沼のPRにはSNSの活用が効果的
我孫子を歩くことで、我孫子が身近に
発表を受けて講評する星野市長
発表を終えた学生は「フィールドワークなどを通じて我孫子に触れたことで、我孫子に関心を持った。他の学生にも我孫子に触れる機会を作ることを検討したい」と語りました。
また、フィールドワーク後にプライベートで鳥の博物館など市の施設を訪れた学生もおり、今後、市の各方面に学生たちが出向くことも期待できます。
発表を聞いた星野市長は、「若い目線では見る部分が私たちと違っている。公園をはじめ、利用者の年代ごとのニーズを調査したり、何が必要かの提案などを積極的にしてほしい」と、若い世代による我孫子のPRに期待を寄せました。
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