地域で活躍する市民へのインタビュー
市内には、地域を支えるために多くの方々がボランティアや市民活動をしています。
その方々にスポットを当て、どんなきっかけで活動を始めたのか、また活動にはどんな楽しさがあるのかなど、うなきちさんがインタビューし、市民活動の魅力をみなさんにお届けします。
中塚和枝さんへのインタビュー
所属団体:我孫子の景観を育てる会会長
所属団体ホームページ:
我孫子の景観を育てる会(外部サイト)
(令和3年11月29日インタビュー)
-中塚さん、今日はよろしくうなぁ。さっそく聞いてみたいうなぁ。
-なんで市民活動を始めたうなぁ?
娘と一緒に、我孫子の景観を育てる会が主催する市民観桜会にふらっと行ってみたところ、満開の桜の下で、高齢者も子どもも車イスの人もみんなが楽しそうな雰囲気に包まれていました。その時の観桜会は、快晴!満開!温暖!無風!で本当に素晴らしかったのです。後で知ったのですが、これまでの市民観桜会史上、最高の観桜会日和だったようで、2,250人の人が参加していました。
-大規模なイベントでびっくりうなぁ。
この一大イベントを、我孫子ゴルフ倶楽部のご厚意と、ボランティア団体が主催していることにまず驚きました。帰り際にアンケートを記入したのですが、その時に住所、氏名、「入会希望」と書いてきました。
-それは行動力があるうなー!
いろいろ考えるより、好奇心の方が勝ってしまったんですね。市民観桜会をボランティアがやっているということが、本当にカルチャーショックで。正直すごいなと思いました。満開でもなく、曇りの日に参加していたら入会していなかったかもしれません(笑)
さっそく電話がかかってきて、毎月開催されている定例会に出席することになりました。
-初めての定例会はどうだったうなぁ?
20人を超える会員たちが、こうした方がいい!とか、ここは変えたほうがいい!など、活発に意見交換しているのを見て、大変な会に来てしまったな、と思いました。でも、逆にすごくおもしろそう!とも思い、入会しました。当会の3大事業は「市民観桜会」「庭園公開」「我孫子のいろいろ八景」で、初めて関わったイベントは日立総合経営研修所(現、株式会社日立アカデミー 我孫子キャンパス)の庭園公開です。そこから見る手賀沼が、本当に素晴らしい景観なので、ぜひ見に来て欲しいです。ちなみに、来年の市民観桜会は3月28日(月曜)を予定しています。
-ぜひ見に行くうなぁ!
-会の代表になって変わったことはあるうなぁ?
企業や市との折衝など対外的な活動が増えました。あとはどうしたら会員が楽しく活動に参加してもらえるかと考えています。
女性初の会長ということもあり、会の雰囲気も少し変わったかもしれません。神輿は軽い方がいいのか、会員の皆さんも活発な意見を出してくださいます。
-我孫子の中で1番おすすめの景観はどこうなぁ?
・・・選べません。個人的には、「我孫子のいろいろ八景歩き」で「布佐・新木三大緑地公園コース」のマップを作ったので、その地域の景観に対する思い入れは強いです。
数年前、J:comから3時間の取材を受けながら一緒に歩き、20分の番組にしていただいたことがあります。このコースは宮ノ森公園から布佐南公園へ、地形がそのまま利用されていて、どちらも桜がとてもきれいです。国土交通省から「住まいのまちなみ賞」を受賞した布佐平和台を横断するやすらぎの道のトウカエデとムサシノケヤキの並木道を歩き、気象台記念公園がゴールです。
-これからやってみたいことはあるうなー?
芥川賞候補になった「旅する練習」(著、乗代雄介)という本の中で、主人公が我孫子から鹿島まで歩くのですが、我孫子の景観がたくさん出てきます。志賀直哉の『雪の日』『雪の遠足』にも出てきます。また、文化庁認定の「文化財保存活用地域計画」のいわゆる「あびこ遺産」近くの道路上にインターロッキングが使われていたり、案内板などが立っていて、我孫子のいろいろ八景の傍に点在していることもあり、これらをたくさんの人に歩いてもらったらおもしろいのではないかと思い、企画を考えたりしています。
-やりたいことがたくさんあって楽しみうなぁ!
今は時間的に余裕があるから、会長職を引き受けて、忙しくしています。近くにいる娘たちが書類だらけの机の上を見て、苦笑いしています。でも元気に楽しく活動をしている様子を見て、一番いい老後の過ごし方をしているんじゃない?と言って、安心してくれているようです。
-たくさんお話を聞かせていただきありがとううなぁ。次回は誰にお話を聞かせてもらおうかうなー。次回もお楽しみにうなぁー。
過去のインタビュー
過去のインタビュー記事は、専用の外部サイトに掲載しています。是非ご覧ください。