水質管理
水質管理
我孫子市の水道水は、水質基準項目全てについて基準に適合している『安全な水道水』です。
お客様に安心して水道水を飲んでいただくために『水質基準項目』、『水質管理目標設定項目』、『毎日検査項目』について定期的に検査を行い、厚生労働省が定めた飲み水の安全基準に適合した安全な水を供給しています。
水質基準(51項目)
水道水質基準は、水道水の安全性を確保し、清浄な水をお届けできるよう、水道法によって定められているものです。
水質基準項目は、人の『健康に関連する項目』(体にとって有害なものが含まれていないか)や水道水を快適にご使用いただくための『水道水が有すべき性状に関連する項目』(色や濁りがついていないか、異常な臭いや味がしないかなど)について基準値が定められています。水質基準の主な項目は次のとおりです。
健康に関連する項目(31項目)
病原微生物 | 一般細菌、大腸菌の2項目 |
---|---|
無機物/重金属 | カドミウム、水銀、セレン、鉛、ヒ素、六価クロム、シアン、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、亜硝酸態窒素、フッ素、ホウ素の11項目 |
一般有機物 | 四塩化炭素、1,4-ジオキサン、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ベンゼンの7項目 |
消毒副生成物 | 塩素酸、クロロ酢酸、クロロホルム、ジクロロ酢酸、ジブロモクロロメタン、臭素酸、総トリハロメタン、トリクロロ酢酸、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、ホルムアルデヒドの11項目 |
水道水が有すべき性状に関連する項目(20項目)
色・味 | 亜鉛、アルミニウム、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、塩化物イオン、カルシウム・マグネシウム等(硬度)、有機物(全有機炭素(TOC)の量)、蒸発残留物の10項目 |
---|---|
発泡 | 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤の2項目 |
臭気 | ジェオスミン、2-メチルイソボルネオール、フェノール類の3項目 |
基礎的性状 | ペーハー値、味、臭気、色度、濁度の5項目 |
水質管理目標設定項目(27項目)
将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期するため、水道水質管理上留意すべき項目が設定され、目標値が定められています。水質管理目標設定項目は次のとおりです。
無機物/重金属 | アンチモン、ウラン、ニッケルの3項目 |
---|---|
一般有機物 | 1,2-ジクロロエタン、トルエン、フタル酸ジエチルヘキシル(2-エチルヘキシル)、メチル-t-ブチルエーテル、1.1-ジクロロエチレン、PFOS及びPFOAの6項目 |
消毒副生成物 | 亜塩素酸、二酸化塩素、ジクロロアセトニトリル、抱水クロラールの4項目 |
農薬類(原水) | チウラム、シマジンなど23種類の検査項目を合算して1項目 |
臭気 | 残留塩素、1,1,1-トリクロロエタン、臭気強度(TON)の3項目 |
色・味 | マンガン、アルミニウム、カルシウム・マグネシウム等(硬度)、遊離炭酸、有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)、蒸発残留物の6項目 |
腐食 | ペーハー値、腐食性(ランゲリア指数)の2項目 |
基礎的性状 | 濁度の1項目 |
水道施設の清浄度の指標 | 従属栄養細菌の1項目 |
毎日検査項目(3項目)
水道水に異常がないことを確認するため、色、濁り、残留塩素(消毒の残留効果)の3項目について、毎日、給水栓での検査が義務づけられています。
原水の水質検査
浄水処理を適正に実施するためには、水道水の「原水」の水質を把握する必要があることから、「原水」についても水質基準を準用して水質検査を実施しています。
また、市内のゴルフ場及び農業で使用されている農薬を中心に48項目の農薬類についても検査を実施しています。