我孫子市都市計画マスタープランの改定〈検討経過〉について

市では、令和4年4月に「我孫子市都市計画マスタープラン」を改定しました。

都市計画マスタープランを改定するにあたっては、市ホームページなどを通じて広く伺った意見も参考に素案や案を作成し、市民や学識経験者などで構成する都市計画審議会からの意見を反映させながら改定作業を行いました。
こちらのページでは、その検討経過についてまとめています。

はじめに、令和4年度からスタートした「我孫子市基本構想〈第四次総合計画〉」で示された新たな将来都市像【未来につなぐ心やすらぐ水辺のまち我・孫・子】の実現に向け、次の見直し方針を定めて作業を進めていきました。

この見直し方針は、これまでの都市計画マスタープランで進めてきたコンパクトな都市構造を維持する都市づくりを継承しつつ、都心への通勤圏でありながら身近に自然が広がっていること、新たな広域交通網の検討が進められていることなどをチャンスとして捉え、次の3つの視点を軸に、市が持つ他にない魅力を引き出す都市づくりを進めることを基本としたものです。

住宅都市としてのアイデンティティ
市は、高度成長期にベッドタウンとして発展してきましたが、近年は、宅地の細分化や空き家の増加などがまちの魅力低下につながることが危惧されています。人口減少とともに緩やかに希薄化する住宅地について、都心への通勤圏内ながら水辺や緑豊かな環境があり、歴史・文化が息づいていること、既に十分コンパクトな都市構造であることなど、市の特性を活かした都市づくりの目標を設定しました。

活力ある都市づくりに資する土地利用
市の雇用の場の創出の課題や、買い物時の交通手段で自動車に根強い市民ニーズがあること、国が検討を進めている千葉北西連絡道路の動向などを踏まえ、新たな産業系土地利用の具体化に向け、産業拠点と交流拠点の形成に向けた土地利用の規制と誘導を含む目標を設定しました。

魅力あるまちなみの形成
事業者や市民の皆さまと、まちへの誇りや愛着、魅力あるまちなみの形成につながる取り組みを進めるため、豊かな自然や水辺の文化・歴史といった我孫子の地域資源を活かした都市づくりの目標を設定しました。
特に、我孫子駅から手賀沼公園へ続く公園坂通りについては、都市計画マスタープランにも位置づけ、コンセプトや将来イメージの共有を図っていくこととしています。

• 第89回都市計画審議会_資料(PDF:21,707KB)
• 第89回都市計画審議会_委員意見（抜粋）(PDF:179KB)
• 第90回都市計画審議会_資料(PDF:14,062KB)
• 第90回都市計画審議会_委員意見（会議録）
• 第91回都市計画審議会_説明資料(PDF:285KB)
• 第91回都市計画審議会_別冊資料_都市計画マスタープラン素案(PDF:3,534KB)
• 第91回都市計画審議会_委員意見（会議録）
• 第92回都市計画審議会_説明資料(PDF:552KB)
• 第92回都市計画審議会_別冊資料_都市計画マスタープラン（案）(PDF:7,266KB)
• 第92回都市計画審議会_委員意見（会議録）(PDF:579KB)

令和4年1月29日から令和4年2月28日まで、それまで見直しを進めてきた都市計画マスタープラン（案）の内容についてパブリックコメントを実施し、市民の皆さまからの意見を伺いました。

令和4年3月30日に開催した第92回我孫子市都市計画審議会において、「我孫子市都市計画マスタープラン（案）」について諮問し、同日、都市計画審議会会長から市長に異存ない旨の答申を受けました。

その後、令和4年度から令和23年度の20年を計画期間とする「我孫子市都市計画マスタープラン」を、令和4年4月19日に改定しました。

我孫子市都市計画マスタープランの計画期間は、令和4年度から23年度の20年間としています。これは、都市計画が長期的な観点から定めるものであるためですが、計画期間内であっても、社会潮流の変化や国が検討を進めている千葉北西連絡道路などの広域的な事業の進展等に伴い、上位計画その他の市の関連計画との整合を図る観点からも、必要に応じて見直すこととします。