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2016(平成28)年第4回我孫子市議会定例会 市政一般報告

登録日:2016年12月5日

更新日:2022年4月4日

この市政一般報告は、12月5日の平成28年第4回市議会定例会の冒頭で市長が述べたものです。
項目をクリックすると、該当の箇所をご覧いただけます。

常磐線・成田線の魅力向上

 はじめに、常磐線・成田線の魅力向上です。
 常磐線・我孫子駅の開業120周年記念事業として、9月下旬から今月11日まで、JR我孫子駅とともに記念写真展を、我孫子駅自由通路やアビシルベ、我孫子北近隣センター、アビイクオーレ1階などで開催しています。多くの方にご来場いただき、我孫子のまちと鉄道との深いつながりを知っていただくことができると考えています。
 また、今月1日から、120周年記念切手シートを発売しています。この記念切手シートには市民の皆さんから寄せられた貴重な写真やJOBANアートライン協議会が作成したオリジナルデザインを使用しています。市役所本庁舎とアビシルベのほか、市内の各郵便局で合計2,000枚を発売しています。
 なお、今月11日には一連の記念事業の締めくくりとして、アビイクオーレ1階で、記念イベントを開催します。子ども駅長写真撮影会や缶バッジ製作、常磐線にちなんだクイズなどを実施しますので、ぜひ足を運んでください。

 昨年3月の上野東京ラインの開業以来、運行されている我孫子駅発着の臨時特急「踊り子号」については、来年2月26日まで運行期間の延長が決定しました。運行時刻は行きが我孫子駅発10時45分、伊豆急下田駅着が14時20分、帰りは、伊豆急下田駅発が14時33分、我孫子駅着が18時5分です。年末年始や新春に伊豆方面に旅行される際には、ぜひご利用ください。 
 「踊り子号」は、乗り換えなしで伊豆方面に行け、利用者だけでなく我孫子の知名度アップにもつながることから、何とか定期運行化してもらいたいと考えています。そのため、より多くの方に利用してもらえるよう、我孫子駅発着の「踊り子号」をPRしていきます。また、引き続きJR東日本に定期運行化を要請していきます。

 また、沿線自治体で構成する成田線活性化推進協議会では、「駅からハイキング」を2回実施しました。10月15日から22日まで実施した木下駅周辺のコースでは、延べ796人の参加がありました。これまでの「駅からハイキング」は、1日限定開催で実施してきましたが、今年度は初めて期間設定型とし、期間中いつでも成田線に乗って訪れていただけるようにしました。
 また、11月3日に実施した安食駅から下総松崎駅までのコースでは、332人の参加がありました。今年のコースは、通常の一般コースに加え、新たにファミリーコースを設定するとともに、コース途中の房総のむらでは、沿線自治体のゆるキャラがお迎えするなどファミリー層の集客を図り、多くの家族連れなどに参加いただきました。
 さらに、JOBANアートライン協議会が常磐線沿線各地で開催している「JOBANアートキャラバン」を、我孫子ではジャパンバードフェスティバルの2日間で開催しました。JR東日本の忘れ物傘に様々な絵をペイントして再利用する「忘れ物傘アートワークショップ」には、子どもたちを中心に、2日間で延べ111人の参加がありました。初日には、協議会の構成団体の1つである東京藝術大学の学生アーティスト2名が、イベントにちなんで鳥の絵のアート傘を2本作成し、アート傘制作の様子を来場者に見ていただきました。
 今後もさまざまなイベントを通じて、より多くの皆さんに常磐線・成田線の魅力を発信し、利用者増につなげていきたいと思います。

手賀沼親水広場の改修と「水の館」の愛称

 次は、手賀沼親水広場の改修と「水の館」の愛称です。
 手賀沼親水広場の改修は、外装工事が完了し、現在は設備関係の工事を進めています。高野山新田多目的広場の埋め立て工事は、土砂搬入を順次進めており、これまでのところ概ね計画どおりに進んでいます。
 また、8月に行った施設の愛称募集では、市内外を含む一般の方から258点、市内の小・中学生から626点、合わせて884点の愛称が寄せられました。10月20日に開催した愛称検討委員会において、最終的に現在と同じ「水の館」が最もふさわしい愛称として選ばれました。来春のリニューアルオープン後は、新生「水の館」として市内外の多くの皆さまに親しみを持ってご利用いただける施設となるよう努めていきます。

ジャパンバードフェスティバルの開催

 次は、ジャパンバードフェスティバルの開催です。
 ジャパンバードフェスティバル2016がアビスタ、手賀沼親水広場など6会場で11月5日、6日に開催され、およそ4万人の方にご来場いただきました。
 「全日本鳥フォトコンテスト」の応募者は年々増えており、今年は全国から492人、1,232点の応募がありました。グランプリ作品を含むすばらしい作品をアビスタに展示し、多くの来場者が楽しむことができました。
 また、プレイベントとして、昨年度に続き「我孫子駅前バードコンサート」を開催し、フェスティバルのPRに努めたほか、我孫子中学校、白山中学校 美術部によるコアジサシのデコイづくりを実施しました。約1ヶ月かけて作成されたデコイは、フェスティバル中はアビスタに展示し、現在は、大田区の水再生センターでデコイとして利用され、絶滅危惧種であるコアジサシの保全活動に役立っています。
 また、今年は、鳥学講座として「コアジサシ保全活動の現場から」がアビスタで開催され、聴講した多くの方を惹きつけていました。
会場をけやきプラザ9階に移して開催した「環境学会」は、我孫子第二小学校をはじめとする市内外14小中高校の児童・生徒による発表が行われ、若い世代の学びの場となりました。
 また、海外からは、今年度新たに招聘したブータンのほか、台湾やモンゴルといった6カ国から参加がありました。出展以外にも日韓交流行事で来日している韓国の子供たち10人が来場し、昨年に続き、鳥をキーワードに国際的な交流の広がりを感じることができました。

我孫子新田エリアの活用

 次は、我孫子新田エリアの活用です。
 我孫子市最大の観光資源である手賀沼を活かした観光振興を図るため、「手賀沼観光施設誘導方針」を年内を目処に決定し、マスコミなどへ情報発信を行うとともに、権利者や企業者からの相談に積極的に応じて、この方針に沿う観光施設の誘導を進めていきます。
 また、方針に沿ったまちなみを誘導する「我孫子新田地区 地区計画」については、来年6月の都市計画決定に向けて、都市計画法による手続きを順次進めていきます。

さくらプロジェクト

 次は、さくらプロジェクトです。
 皆さまにご寄附をいただいた桜を、今月から2月にかけて手賀沼周辺や高野山桃山公園、湖北台中央公園など、市内の主要公園などに植樹を行います。昨年度に寄附をいただき植えられなかった思川桜34本の植樹もあわせて行います。
 また、桜の開花時期に合わせて、手賀沼親水広場周辺の遊歩道の桜を、より魅力的な夜桜の鑑賞スポットとするため、昨年度よりも照明設備を増設してライトアップを実施します。
 桜で我孫子の魅力を一層高め、ふるさと我孫子に愛着と親しみをもってもらえるようにしていきます。

若い世代の定住化と少子化対策

 次は、若い世代の定住化と少子化対策です。
 今年度の「若い世代の住宅取得支援」の申請件数は、11月21日現在で327件にのぼり、このうち、15歳以下の子どもを持つ世帯は233件、市外からの転入者世帯は127件です。
 また、「住宅リフォーム支援」の申請件数は、11月21日現在で126件でした。このうち、子育て世帯は30件、住宅取得支援との併用は8件です。

 我孫子市結婚相談所では、10月までの相談件数が206件あり、お見合いは119回、婚活イベントは7回実施しました。
 婚活イベントは、9月に障害や持病のある方の語らいの場「しゃべり場」を、また、10月には、親が子供のために結婚相手を探す「代理婚活会」、11月には、「そば打ち体験de婚活」を開催し、延べ50人の参加がありました。中でも「代理婚活会」では、積極的な親御さんの婚活の結果、6組のお見合いが実施されました。今月は「大人の縁結びパーティー」と「クリスマスパーティー」の開催を予定しています。
 こうしたイベントでの出会いが実を結び、今年度はこれまで3組が結婚されました。今後も社会福祉協議会と連携して出会いの場を提供し、婚活を支援していきます。

 平成27年4月にスタートした産後ケア事業では、利用者から「初めての育児で戸惑うことが多く不安だったが、産後ショートステイを利用し、安心して過ごすことができた」「不安なことをその場ですぐに聞けて、助産師の対応が良く安心できた」などの声をいただき、出産後の不安解消につながっています。 
 今年度は11月21日現在、産後ショートステイ21人、産後デイケア11人、ママヘルプサービス23人の利用がありました。また、新たに産後ケアを受けられる施設が2施設増え、合わせて6施設となりました。今後も妊娠期から子育て期への切れ目ない支援に努めていきます。

魅力ある教育の推進

 次は、魅力ある教育の推進です。
 10月26日に小中一貫教育推進地区である布佐中学校区で、市内全教職員を対象とした公開研究会を開催しました。当日は、布佐小学校、布佐南小学校、布佐中学校がこれまで取り組んできた小中一貫教育の具体的な取組内容と実践成果を、各学校で発表しました。  
 また、布佐小学校と布佐南小学校の6年生が、布佐中学校で中学生と一緒に英語の授業を受ける様子などが公開されました。
 布佐中学校区の取り組みを参考として、平成31年度の全市展開に向けた準備を進めています。具体的には小中一貫教育カリキュラムの実施と、中学校区ごとの小中一貫教育に関する教育計画「グランドデザイン」の作成を進め、計画的に実施していきます。また、1月30日を「小中一貫の日」とし、市内全小中学校が一斉に小中交流に関する活動を実施します。
 
 11月10日に7回目の子ども議会を開催しました。市内の小中学校から選出された38名の代表が参加し、市の示した「まちづくりの方針」に基づき、市に対する率直な質問や意見が述べられました。
 今回の子ども議会では、「防災対策」や「東京オリンピック・パラリンピックに向けた市の取り組み」、「手賀沼の環境を守るための浄化活動」などについて詳しく知りたいといった意見や、「どうしたら我孫子がもっと住みやすい魅力的なまちになるか」という観点からの質問や意見が多く寄せられました。
 我孫子市を担っていく子どもたちに、自分たちが住んでいるまちに関心を持ってもらう取り組みを今後も進めるとともに、子どもたちの意見を市政に積極的に取り入れて、まちづくりを行っていきます。

 日本サッカー協会が、子どもの心の教育に貢献することを目的に取り組んでいる「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」が並木小学校、新木小学校、我孫子第二小学校で行われました。 
 当日は、なでしこリーグカップでMVPを獲得し活躍した元女子プロサッカー選手や、アジア大会のチームで準優勝を果たし、シンクロナイズドスイミングの選手として活躍した方が夢先生として来校してくれました。
 プログラムでは、グループで一つの目標を達成するチームワークゲームや夢先生の自己紹介映像とともに夢を掴むまでの話を聞いて、子ども達自身が「夢シート」に自分の夢を書くことなどをしました。参加した子どもたちからは、「夢を持つことの大切さを学んだ」「好きなことが夢に繋がる。そのためには今は好きなことにおもいっきり取り組みたい。」「挫折しても、次に向けて頑張る姿勢が大切である。」等の前向きな感想が聞かれました。
 今後も、子ども達の生きる力を育むため、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

平和事業

 次は、平和事業です。
 今年は、今月4日まで長崎市との共催により「ナガサキ原爆被災展」を、アビシルベとけやきプラザで行いました。会場には、原爆の被害を伝える写真として有名な、米軍カメラマンのジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」のほか、11時2分で止まったままの柱時計など、長崎でしか見られない貴重な資料を展示しました。
 また、多くの市民とともに平和について考えるため、今月4日、けやきプラザで開催した「平和の集い~我孫子から平和を願う~」では、今年8月に長崎に派遣した中学生が、長崎で見て・聞いて・感じたことをスライドを交えながら報告したほか、我孫子中学校演劇部が、吹奏楽部のサックス演奏をBGMに、長崎の原爆をテーマに創作された朗読劇「今は春べと咲くやこの花」を演じました。また、被爆に遭われた方を長崎からお招きし、被爆体験講話を行いました。被ばく体験講話は今月5日午前中に、布佐中学校でも行いました。

 広島や長崎に派遣された経験をもつ歴代の派遣中学生が、小学6年生向けに行う「リレー講座」では、昨年の派遣中学生が現役の中学生として初めて根戸小学校で、講師を務めました。また、今年の派遣中学生もリレー講座のアシスタントとして長崎派遣で学んだこと、感じたことを伝え、平和について一緒に考えました。リレー講座は2月までに全小学校で実施します。
 また、11月29日に湖北台西小学校で行われたリレー講座では、我孫子市原爆被爆者の会の方が被爆体験講話を行いました。

 11月7日・8日に千葉県で初めて、第6回平和首長会議国内加盟都市会議総会が佐倉市で開催され、加盟都市である我孫子市からは私も出席しました。1日目は「ピース フロム 佐倉」と題し、平和コンサートや著名人や被爆者からの平和メッセージ、平和講演のほか、今年8月に広島を訪れた中学生による佐倉平和使節団活動報告など、様々な角度から平和について考える佐倉市プログラムが実施されました。参加した我孫子市平和事業推進市民会議委員の方からは、「我孫子市では中学生の派遣とその報告会や、リレー講座も実施しており、胸を張れる平和事業を実施していると自信が持てた。」というご意見をいただきました。2日目は、平和の取り組みの事例報告に続いて、「核兵器禁止条約」の早期実現に向けて政府に要請することなどを平和首長会議の総意として決定しました。

起業・創業の支援

 次は、起業・創業の支援です。 
 市内の起業・創業の機運を高めるため、11月12日にアビスタで「第4回我孫子市起業・創業シンポジウム」を開催しました。
 「バイタリティーある実業家に学ぶ」をテーマにしたシンポジウムでは、我孫子市内で活躍されている企業経営者3名が、体験談を交えた苦労話やエピソードなどを紹介したのち、パネルディスカッションを行いました。当日は、87人の参加があり、アンケートでは「起業を目指している人への市の積極的な支援・アプローチは良かった」「起業の参考になった」など、企業・創業に対する関心の高さをうかがうことができました。
 今後も、引き続き関係機関と連携しながら、起業・創業への支援を行っていきます。

就労支援

 次は、就労支援です。 
 若者の就労支援として、7月から毎月1回、第4月曜日に履歴書の書き方や就労に関する悩みや不安に対して個別に相談を受ける「若者就労支援相談」を実施しており、これまでに6件の相談がありました。
 また、就職活動に悩むわが子を抱える保護者の方を対象に「保護者のための就労支援セミナー」を10月27日に開催しました。セミナーには定員10人のところ7人が参加し、希望者には講演後に個別相談を行いました。
 シニア世代への就労支援では、株式会社セブンイレブンジャパンとの協定書に基づき、中高年者の就業や社会参加を支援し、雇用の促進を図るために「シニアお仕事説明会」を開催しました。これまでに5月、7月、9月、11月の4回開催し、46人の参加者があり、9月までに14人が新たに就業しました。
 雇用の促進を図るために、今後も取り組みを継続していきます。

健康寿命延伸への取り組み

 次は、健康寿命延伸への取り組みです。
 歩くことが好きな市民を増やし、運動習慣をつけるきっかけとなるよう、11月19日に「手賀沼ふれあいウォーク2016」を柏市とNPO法人千葉県ウォーキング協会と共同開催しました。
 晩秋の手賀沼のほとりを歩いて健康づくりを楽しめるよう、20キロの手賀沼1周コース、10キロの手賀沼半周コース、手賀沼ウォーキング教室、4キロの探偵ウォークコースを設けました。当日はあいにくの雨でしたが、200人近い参加者があり、探偵ウォークコースでは、コース内にうなきちさんの眼鏡を隠し、見つけると景品がもらえるようにして、親子で楽しんでもらうことができました。

 11月20日にはアビスタで、「健康フェア2016」を開催しました。「健康寿命を延ばそう スマートライフプロジェクト」をテーマとし、市と市民団体等が一体となり、市民の健康寿命延伸につながる啓発を行いました。
 当日は、専門医による肺の病気に関する講演会や市民歯科健診・親子歯科相談のほか、歩行年齢測定会、スポーツ吹矢、ポールウォーキング等の参加型イベントが行われ、延べ2,000人の参加者がありました。

水害対策

 次は、水害対策です。
 関東排水区の我孫子4丁目地下式調整池築造工事は、7月から9月の集中豪雨や台風による影響で工事が遅延したことに加えて、道路に埋設してあるガス管の位置が想定より近接しており、工事に影響が出ると判明したため、工事手法を変更しました。このため、工事完了が平成29年1月末となる予定です。

新木駅の整備

 次は、新木駅の整備です。
 新木駅の工事は、北口エレベーター・エスカレーターの組み立てと自由通路外壁等の仕上げに入っていますが、8月・9月の台風などの影響で供用開始が1月中旬にずれこむ見込みです。
 なお、新木駅の竣工式を1月24日に行うことが決まりました。

放射能対策

 次は、放射能対策です。
 市では、内部被ばくの状況を把握するためのホールボディカウンタ測定費用の一部助成と甲状腺機能を評価する血液検査と甲状腺エコー検査費用の一部助成を行っています。11月21日現在、ホールボディカウンタ測定の助成申請はありませんが、甲状腺検査の助成申請件数は9件となっています。 
 今後も引き続き、放射性物質による健康への影響を心配する子どもたちや保護者等の健康不安の軽減を図っていきます。
 空間放射線量の測定については、9月に公園で実施しましたが、基準値を上回る公園はありませんでした。道路は、平成26年度に除染を行った箇所のうち、昨年度に空間線量が基準値を超え除染作業を実施した2か所について、再測定をしましたが基準値以下の数値でした。
 今後も、空間放射線量の測定は、引き続き実施していきます。

 千葉県における東京電力福島第一原発事故に伴う放射性物質を含む廃棄物の処理については、松戸市、柏市、流山市、印西市、我孫子市の各市において未だ対応に苦慮しており、市民の不安も解消されていません。 
 このため、私は11月16日に関係5市の市長等とともに、環境省に出向き、指定廃棄物最終処分場の確保に向けて、環境大臣あての要望書を伊藤環境副大臣に直接手渡しました。
 私からは、「指定廃棄物の長期保管施設の整備に関するスケジュールをあらためて明示したうえで、国が責任を持って早期に確保し、安全に保管すること」について強く要望しました。
 残念ながら副大臣から、長期管理施設の整備に向けたスケジュールは示されませんでしたが、「千葉県内の指定廃棄物を1か所に集約して管理する方針に変更はないこと」また、「一時保管に必要な支援はしっかり行っていく」という意向が確認できました。
 今後も、市民の不安を払拭し安全を確保するため、国が責任をもって安全に保管するよう、引き続き要望していきます。

 手賀沼終末処理場に一時保管されている汚泥焼却灰については、6月に流域7市の総意として、千葉県にフレコンバッグを建物内に移設し、建物内に入りきらない分は堅固な構造物で保管するよう、安全対策の強化を求める要望書を提出しました。この要望を受け、11月8日に行われた手賀沼流域下水道事業連絡協議会臨時総会において、千葉県から、「テント倉庫に保管されているフレコンバッグをラックで二段積にして可能な限り建物内に保管し、建物内に入りきらない分は別の建物に保管する。また、移設は年度内の完了を予定している。」との回答を受けていましたが、12月1日に改めて、県から、「予算の関係で今年度中に半分にあたる約390袋を移設し、残りの半分については、新年度の早い時期に移設する。」との報告を受けました。

あびこエコ・プロジェクトの推進

 次は、あびこエコ・プロジェクトの推進です。
 市の事業に伴って排出される温室効果ガス排出量を6%削減するという目標を定め取り組んできた第3次地球温暖化対策実行計画である「あびこエコ・プロジェクト3」の取り組み結果がまとまりました。
 計画期間が満了した平成27年度の総排出量は、基準年度と比べ5.2%の削減となり、目標達成には至りませんでした。その要因は、電気・燃料・公用車の使用に伴う排出量は13.6%と大きく削減できたものの、震災の影響から停止していた剪定枝木の焼却を一部再開したことなどから、一般廃棄物の焼却による排出量が1.5%の削減に留まったことによるものです。なお、計画期間5年間の平均では、7.5%の削減が図れました。
 今年度スタートした「あびこエコ・プロジェクト4」でも、平成32年度までに平成26年度比で4%削減という目標を掲げ、市の事業に伴う温室効果ガス排出量の削減に引き続き努めるとともに、環境への負荷の低減に向けた取り組みの充実を図っていきます。

行財政改革の推進

 次は、行財政改革の推進です。
 事業仕分けでは、9月24日に平成28年度第2回行政改革推進委員会を開催し、これまでの事業仕分けの検証と今後の手法等についてご意見をいただきました。事業仕分けの実績を評価し、「今後も続ける必要がある」「コスト削減の結果や外部の意見を取り入れる観点から継続した方が良い」など様々な意見をいただきました。来年度の事業仕分けの実施については、実施する場合の手法を含め、いただいた意見・助言を元に検討します。

 提案型公共サービス民営化制度による今年度の募集では、民間企業から6件の提案がありました。10月23日に提案審査委員会で審査をした結果、5件の提案が採用されました。採用された提案については、審査会からの付帯意見等を参考に市として検討し、実施可能と判断すれば来年度から実施していきます。

臨時福祉給付金の給付

 次は、臨時福祉給付金の給付です。
 消費税率の引き上げの影響を緩和するため、1人3千円を支給する「臨時福祉給付金」については、13,985人の申請があり、11月21日時点で12,843人に給付が完了しました。また、低所得の障害・遺族基礎年金受給者に対し、1人3万円を支給する「年金生活者等支援臨時福祉給付金」についても、564人の申請があり、同日時点で458人に給付が完了しています。
 さらに、今議会に補正予算を計上していますが、国の補正予算で措置された、低迷する個人消費の底上げを図るため、住民税非課税者を対象に1人1万5千円を給付する「臨時福祉給付金」については、3月下旬から申請受付を予定しています。

パスポート窓口の運営

 最後は、パスポート窓口の運営です。
 10月3日に県内では3番目となるパスポート窓口を、我孫子行政サービスセンター内に開設しました。
 開設初日は、業務開始の午前9時前に20人程の申請者が並び、最終的には66人の方の申請を受け付けました。
 混雑が予想されたため、行政サービスセンター前のロビーに臨時の記載場所と待合スペースを用意するなど工夫し、大きな混乱もなく対応することができました。
 11月21日までの申請件数は748人で、そのうち市内の方は604人、市外の方は144人で、市内外から多くの方に利用していただいています。
 また、申請手続きに来られた方や、eモニターに登録の皆さまからは、「近くで手続きが出来るようになり、便利になってありがたい」といった声を多くいただいています。
 これから年末年始、春休みと海外旅行が増える時期を迎えますが、混乱のないよう対応していきます。

 以上で、市政一般報告を終わりますが、各事業の推進に一層の努力をしていきますので、議員皆様のご理解とご協力をお願いします。

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〒270-1192 千葉県我孫子市我孫子1858番地(本庁舎2階)
電話:04-7185-1426 ファクス:04-7185-1142

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