2019(令和元)年第4回我孫子市議会定例会 市政一般報告
この市政一般報告は、12月5日の令和元年第3回市議会定例会の冒頭で市長が述べたものです。
項目をクリックすると、該当の箇所をご覧いただけます。
- 災害への対応
- 国土強靭化地域計画の策定
- 無料Wi-Fi環境の整備
- 手賀沼公園の活用
- 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み
- 市制施行50周年記念事業
- 定住化・少子化対策
- 小・中学生が出場した全国大会等の結果
- 平和事業
- ジャパンバードフェスティバル2019の開催
- 農産物直売所アンテナショップ跡地の活用
- 手賀沼公園の魅力向上への取り組み
- 手賀沼親水広場を中心とした交流人口の拡大と地域の活性化
- 新クリーンセンターの整備
- あびこエコ・プロジェクト
- 手賀沼の浄化
- 放射能対策
- 子どもの学習支援事業
- 障害児者への摂食嚥下支援事業の推進
- 介護老人保健施設の整備
- 高齢者なんでも相談室の運営・支援
- 水害対策の推進
- 下新木踏切道の改良
- 我孫子駅前土地区画整理事業の推進
- 公共交通機関の利便性向上
- プレミアム付商品券事業
- 第四次総合計画の策定と第三次基本計画の見直し
- ふるさと納税の推進
- 行財政改革の推進
災害への対応
はじめは、災害への対応です。
このたびの台風15号と19号、10月25日の大雨により被害を受けた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
9月8日から9日にかけて東日本を襲った台風15号は、猛烈な風を伴い、千葉県南部を中心に甚大な被害をもたらしました。
市内においては、気象台記念公園内のアメダス我孫子で積算降雨量112mm、最大瞬間風速が29.2m/sを観測しました。
強い風による影響で、市内各所で倒木や屋根、外壁など、多くの被害がありました。また、一部の地域では、停電が発生しました。
10月12日から13日にかけて広く東日本を襲った大型の台風19号は、市内では、アメダス我孫子の観測で、積算降雨量が150mm、最大瞬間風速が32.0m/sとなりました。
台風による土砂災害や浸水、停電などが予想されたことから、10月12日に災害対策本部を設置し、土砂災害と利根川の洪水を想定した避難勧告を発令し、最大で6か所の避難所を開設しました。
利根川流域に降った大雨の影響により利根川の水位が大幅に上昇し、利根川の水が越流堤から田中調節池に流入したことから、10月13日から31日まで、道路を通行止めにしました。
なお、10月19日に開催を予定していた我孫子市総合防災訓練は、参加関係機関などが被災地の災害復旧を優先することを考慮し、中止と判断させていただきました。
10月25日の大雨では、近隣センターふさの風の観測で、積算降雨量が204mmとなり、アメダス我孫子において1時間あたりの最大降雨量が42.5mmを観測しました。
同日12時27分に、土砂災害警戒情報が発表されたことを受け、12時30分に土砂災害に伴う避難勧告を発令し、4か所の避難所を開設しました。
この大雨により、布佐地区では床下浸水4件、店舗内浸水2件が発生し、道路冠水による車両通行止めが5か所ありました。
農業被害については、台風15号によるビニールハウスの倒壊や作物被害では、農家からの報告と職員による調査と合わせて、11月22日時点で、22経営体40件、約3,500万円の被害を確認しています。
また、台風19号による被害では、台風15号同様、ビニールハウスの倒壊や作物被害など25経営体より被害報告があり、現在、調査中です。
さらに、台風19号により、利根川の水が流入した田中調節池では、大量の稲わらやゴミが農地に残り、現在も耕作できない状況が続いています。
稲わら等の処理については、現在、北新田地区内への集積所を設置する方向で利根土地改良区と協議しています。
また、高齢等により集積所へ持ち込めない方については、市が回収する方向で調整しています。
台風により被災した農業者への支援については、国と県の制度を活用し、農業者が行う再建・修繕などの経費について助成していきます。
農地等の被害への対応については、引き続き、千葉県や関係機関等との協議を進めています。
被害に遭われた皆様には、ご不便をおかけしていますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。
住宅被害については、国と県の制度を活用し、被災住宅修繕支援事業を実施します。
屋根や外壁等が被災し、り災証明書が交付された住宅を20万円以上の費用をかけて修繕される方が対象となります。
支援の内容は、修繕工事費の20%の額とし、50万円を限度に補助金を交付します。
このほか、田中調節池内の道路清掃や利根川増水に伴う利根川ゆうゆう公園の公園施設とグラウンド等の撤去・復旧作業、被災住宅の支援などに早急に対応するため、不足が見込まれる予備費の増額について、5千万円の補正予算を11月14日付で専決処分しました。
なお、今回の台風と大雨による被災復興支援に係る関連費用の一部を、今議会の補正予算に計上しています。
県内の自治体への支援では、給水車を9月9日から10日まで横芝光町に、9月11日から15日まで多古町に、10月14日に君津市に、10月25日から27日まで鴨川市に、それぞれ1台派遣しました。
さらに、10月19日から23日まで、福島県いわき市にも、1台派遣しました。
また、9月13日には芝山町に非常食3,050食を、職員が持参しました。
さらに、9月21日から10月3日までの13日間、館山市に消防職員延べ61名を派遣したほか、り災証明認定業務を行うため、建築技師を9月28日と29日に南房総市へ各2名、10月5日に袖ケ浦市へ3名派遣しました。
引き続き、国や県等と協力しながら、被災者への支援を行うとともに、他自治体からの要請に応じて支援していきます。
市では、災害に対応するため、これまでも、自治体間での相互応援協定を締結しているほか、さまざまな分野における支援協定として51の団体、企業、学校等と協定を締結しています。
今年度は、8月に無人航空機ドローンを活用した災害情報の収集にかかる協定を株式会社ジュアバックドローン エキスパート アカデミー千葉校と締結しました。また、被災者からの相談窓口の開設を目的とした協定を千葉県行政書士会と締結しました。
さらに、10月には、避難所等への支援物資の配送の実施を目的とした協定を佐川急便株式会社と、11月には、災害時の物資の供給協定をNPO法人コメリ災害対策センターと、負傷した被災動物に対する応急的獣医療などを実施する協定を東葛地域獣医師会と締結し、災害時の応援の体制を更に強化しました。
国土強靭化地域計画の策定
次は、国土強靭化地域計画の策定です。
近年、豪雨や暴風など、気候変動の影響等による気象の急激な変化や頻発化・激甚化する自然災害に晒されています。そのため、自然災害に事前に備え、市民の生命・財産を守る防災・減災に平時から備えることが重要です。
このような背景を踏まえ、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法に基づき、国土強靭化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、施策の推進に関する基本的な計画として「国土強靭化地域計画」を定めるものです。なお、関連費用は、今議会の補正予算に計上しています。
無料Wi-Fi環境の整備
次は、無料Wi-Fi環境の整備です。
オリンピック・パラリンピックにおける外国人観光客誘致活動と地域防災力向上の一環として、新たに2か所で無料Wi-Fiの整備を進めています。
これまでに整備した水の館2か所、手賀沼公園、天王台駅南口に続き、今年度は、我孫子駅南口のロータリー、けやきプラザの1階と11階へ設置し、今月19日からのサービス提供を予定しています。
手賀沼公園の活用
次は、手賀沼公園の活用です。
手賀沼公園の活用では、公園の魅力向上と交流人口の拡大を図るため、オープンカフェの設置に向け、市場性やアイデア等を幅広く把握する手法の1つである「サウンディング型市場調査」を実施しています。
対話に参加する事業者の申込期間は、8月5日から10月4日までとしています。
現地説明会については、当初、8月26日から30日を予定していましたが、より多くの方に参加していただけるよう、9月9日から13日にも追加で開催することとしました。
そのため、8月16日までとしていた申し込み受け付け期間を30日まで延期しました。8月26日から30日までに開催した現地説明会には、1者が参加されました。
さらに、今月9日から13日に追加で開催する現地説明会には、2者から参加希望の申し込みがきました。
10月15日から事業者との対話を行い、11月中旬に対話の結果を公表する予定です。
東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み
次は、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みです。
令和2年7月4日にオリンピック聖火リレーが我孫子市を通ることが決定しています。
この聖火リレーを広くPRするため、10月28日にコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社と包括連携協定を締結しました。
本協定に基づいて、聖火リレーの開催都市「我孫子市」を告知するメモリアル自動販売機を、アビスタや水の館などの公共施設に10台設置しました。
また、11月24日には、手賀沼親水広場で開催されたランニングイベント「うなきちカップ」に合わせて、オリンピック気分が楽しめるフォトコーナーの設置やゲームイベントを実施し、聖火リレーの機運醸成に取り組みました。
さらに、令和2年1月18日から2月2日まで、アビスタにおいて「我孫子にオリンピック聖火リレーがやってくる!」をテーマに、市制施行50周年記念事業とコラボレーションした展示会を予定しているほか、2月1日と2日には、アビシルベでも啓発イベントを検討しています。
このほか、協定に基づく防犯対策として、防犯カメラの設置も検討しています。
今後も、多くの市民の皆様の心に刻まれる聖火リレーとなるよう、引き続き組織委員会や千葉県と調整しながら、準備を進めていきます。
市制施行50周年記念事業
次は、市制施行50周年記念事業です。
記念事業の第1弾として、11月1日から、手賀沼の美しい風景とうなきちさんをデザインした広告付き年賀はがきを発売しました。発売初日には、我孫子郵便局で記念セレモニーを実施するとともに、購入した先着50名の方に、私から、うなきちさんのシールと鳥の博物館のボールペンをプレゼントしました。
年賀はがきには、市独自のお年玉くじが設けられており、当選者には我孫子産のお米などをプレゼントする予定です。なお、3日時点で、残りはわずかと聞いています。
はがきを通して、市の魅力を全国の方々に伝え、我孫子にお越しいただけるきっかけとなることを期待しています。
また、市制施行40周年記念事業の際に小学5年生だった皆さんが、今年、成人式を迎えることから、当時、書いた作文「10年後、私への手紙」が入っているタイムカプセルを開けて、後日、皆さんにお届けします。なお、関連経費は、今議会の補正予算に計上しています。
記念事業の第2弾として、我孫子駅発車メロディーの変更に向けた取り組みを進めています。
我孫子市在住の高校生が、今年7月から、メロディーの変更を求める署名活動を行っています。
市もこの活動に賛同し、本庁舎や行政サービスセンター7か所に署名用紙を設置するなどの協力をしてきました。11月22日時点では、目標の6,000人に対し、7,300人以上の署名が集まったとの報告を受けており、これから、市へ提出される予定です。今月にはJR東日本へ発車メロディーの変更について、要望していきます。
さらに、特別記念事業として、我孫子市にゆかりのある山下清さんの展覧会を開催する準備を進めるほか、さまざまなイベントを周年記念事業に位置づけていきます。
定住化・少子化対策
次は、定住化・少子化対策です。
あびこの魅力発信では、9月から10月にかけて、東京、千葉、神奈川、埼玉の1都3県で、2つの新たな事業を展開しました。
1つ目は、移住PRリーフレット「住み替えあびこナビ」の作成です。
市内の不動産事業者などの意見を反映させたもので、賃貸集合住宅や都内500の企業・団体などで7万部を配布しました。
また、千葉県宅建業協会東葛支部に加盟している近隣市を含む不動産会社で配布したほか、市内のマンションギャラリーや金融機関、我孫子駅前インフォメーションセンターなどに協力いただき、配置しています。
リーフレットでは、子育て、アクセス、住み心地など市の情報と魅力を、テーマごとに、市内にお住まいの人の声とともに紹介しました。
また、我孫子駅が始発で、都心からも近く便利なことがわかるように、朝の通勤時間と乗り換え回数、土地の平均価格を図で示しました。
新聞とテレビで報道されると、早速、市内外の不動産会社が、SNSなどで市内の物件情報とともに、リーフレットを紹介してくれました。
さらに、10月25日に放送されたチバテレビの朝の情報番組「シャキット!」では、リーフレットの表紙を飾ったご家族と不動産事業者のインタビューを交えながら、元アナウンサーで我孫子市PRサポーターの茂木敬世さんが詳しく紹介してくれました。
2つ目は、アットリンク・ビジョンの実施です。自治体では初の取り組みとして、30施設の産婦人科の待合室に設置されたモニターで、市をPRする2種類のCMを10月の1か月間放送しました。
妊婦をはじめ、産婦人科を利用する方に向けて、「待機児童ゼロ」など、本市が進めている子育て施策をPRできました。
このほか、10月10日の日本経済新聞「保活シーズン到来」記事では、首都圏135自治体調査で、本市の保育園入園決定率1位が大きく報道され、改めて30年以上続く本市の「待機児童ゼロ」が注目されています。
今後も、都心からも近く、豊かな自然に恵まれ、子育てがしやすい環境であることを戦略的にPRすることで、移住・定住の促進を図っていきます。
定住化対策である若い世代の住宅取得への支援では、事業がスタートした平成26年6月から平成31年3月末時点の申請件数は1,862件にのぼり、このうち市内東側地区の世帯は549件、市外からの転入世帯は706件、15歳以下の子どもを持つ世帯は1,331件となり、多くの方に活用いただいています。
今年度の申請状況は、11月22日現在で330件の申請がありました。このうち、市内東側地区の世帯は70件、市外からの転入世帯は174件となっています。
また、住宅リフォーム支援の申請件数は、11月22日現在で183件となり、このうち、子育て世帯は41件、市外からの転入世帯は11件です。
なお、平成23年度の制度開始からの合計件数は1,509件となっており、住宅をリフォームして永く住み続けることにより、空き家対策にもつながる事業となっています。
少子化対策では、我孫子市結婚相談所「あび・こい・ハート」がけやきプラザ11階にオープンしてから4年が経ちました。相談員やコンシェルジュによる丁寧な対応とイベントの開催に加え、駅に隣接しているという利便性もあり、利用者は年々増加しています。その結果、今年10月末現在の登録者は245人、事業開始した平成27年度から今年10月末までの成婚数は39組となり、その内18組が市内に住まわれています。今後も、社会福祉協議会と連携して事業を行っていきます。
また、身近な育児協力が得られないことや産後のホルモンバランスの変化などで、専門職による心身のケアや育児サポートを必要とするお母さんを支援するために、他市に先駆けて産後ケア事業に取り組んできました。事業を開始した平成27年から平成31年3月末までに、産後ショートステイ138人、産後デイケア94人、ママヘルプサービス138人の利用がありました。今年度は10月末現在で、産後ショートステイ11人、産後デイケア11人、ママヘルプサービス17人となっています。
利用者からは、「体を休めることができた」「授乳方法等の育児手技を確認することができてよかった」などの声があり、出産後の不安解消につながっています。
さらに、支援が必要な母子を早期に把握し、速やかに適切なサービスへつなげるために、平成29年度から開始したメンタルチェックを含めた産婦健康診査の助成事業では、平成31年3月末までに2,158件の利用がありました。今年度は10月末現在で、614件の利用がありました。
引き続き、出産後の不安解消に向けて、妊娠期から子育て期への切れ目ない支援に努めていきます。
小・中学生が出場した全国大会等の結果
次は、小・中学生が出場した全国大会等の結果です。
11月2日に行われた千葉県中学校駅伝において、市内中学校の選手が素晴らしい成績を収めました。
見事、我孫子中学校の男子が2年連続4回目、白山中学校の女子が2年ぶり3回目の優勝を果たしました。
また、男子では、湖北台中学校が4位、久寺家中学校が5位、女子では、久寺家中学校が2位という素晴らしい結果でした。
上位4校までに入った男子の我孫子中学校と湖北台中学校、女子の白山中学校と久寺家中学校は、今月1日に神奈川県で開催された関東大会に出場し、男子では、我孫子中学校が3位、湖北台中学校が6位、女子では、白山中学校が見事優勝、久寺家中学校が11位と素晴らしい成績を収めました。
さらに、優勝した男子の我孫子中学校と女子の白山中学校は、今月15日に滋賀県の希望が丘文化公園で開催される全国大会に出場します。
ここ数年、市内の中学校から、多くのチームが千葉県の代表として、関東大会や全国大会に出場しています。日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮し、大舞台で全力を尽くしてきてほしいと願っています。
また、11月3日に開催された第25回日本管楽合奏コンテスト全国大会に我孫子第四小学校の吹奏楽部が出場し、最優秀賞を獲得しました。
このように、日頃の練習の成果が実を結び、小中学生がさまざまな場で活躍することを誇りに思います。
平和事業
次は、平和事業です。
今月1日に開催した「平和の集い~我孫子から平和を願う~」では、8月8日から10日に長崎に派遣した中学生12名が、スライドを交えながら、現地で見て・聞いて・感じたことなどを報告しました。
また、取手市在住のソプラノ歌手岡本静子さんがモノオペラ「焼き場に立つ少年」を上演したほか、我孫子中学校演劇部が被爆地である広島を題材にした劇「消えた八月」を上演しました。
さらに、我孫子中学校演劇部は、今年が7回目の出演となることから、平和事業への貢献に感謝を表し、教育長から感謝状が贈られました。
このほか、派遣中学生OB・OGが小学校へ出向いて小学6年生を対象に平和に関する授業を行う「リレー講座」は、11月21日までに12校で実施しました。残り1校は、2月に実施する予定です。
令和2年には、戦後75年を迎えます。戦争体験者や原爆被爆者の平和への思いをしっかりと受け継ぎ、次の世代に伝えていけるような取り組みを、我孫子市原爆被爆者の会と平和事業推進市民会議とともに検討していきます。
ジャパンバードフェスティバル2019の開催
次は、ジャパンバードフェスティバル2019の開催です。
11月2日と3日に開催した、19回目となるジャパンバードフェスティバル2019では、アビスタ、手賀沼親水広場などの会場に、およそ4万人の方が来場し、たいへん賑わいました。
昨年と同様、オオバン広場として水の館東側の駐車場部分での海外ブースの出展、親水広場でのステージと飲食ブースや光学ブースなどの出展、アビスタでの展示や講演会など、6つの会場でさまざまな催しが行われ、来場者、出展者ともにJBFを楽しんでいただけました。
また、初日の夜に「米舞亭」で開催された歓迎レセプションでは、台湾やモンゴルの他に、今年はミャンマーやグアテマラなど海外の7か国の方を含め、協賛企業や出展者など100人以上が参加し、親交を深めることができました。
プレイベントでは、10月13日に予定していた「我孫子駅前バードコンサート」が台風19号の影響で中止となってしまいましたが、我孫子第三小学校の児童が描いた鳥のポスターを天王台北口商店会やアビイクオーレなどで展示する「鳥の絵ミュージアム」においてJBFをPRしました。
さらに、日本バードカービング協会会長である内山先生の指導のもと実施した、我孫子中学校美術部生徒による「コアジサシのデコイ作り」の様子がイギリスのメディアでも取り上げられるなど、大変注目されました。
「全日本鳥フォトコンテスト」では、日本の鳥や世界の鳥がみせる凛々しい姿や愛らしい姿を写した、およそ1,000点の応募がありました。
コンテストは今年で10回を迎えたことから、10周年の記念賞が選出されたほか、毎年好評の審査員による講演会も行われました。
メイン企画の1つである鳥学講座では、北海道大学大学院の高木教授と山階鳥類研究所の水田研究員による、世界自然遺産への登録を目指している南西諸島でしか出会えない鳥たちに関する貴重な話を聞くことができ、会場は満席となりました。
鳥の博物館では、企画展「世界からみた日本の鳥」と台湾と我孫子の野鳥団体の代表者によるゲストトーク「台日野鳥交流活動」など、世界に視点を向けたイベントが開催されました。
来年は、ジャパンバードフェスティバルの20周年と市制施行50周年を祝う記念すべき年となることから、タイアップした企画等を検討していきます。
農産物直売所アンテナショップ跡地の活用
次は、農産物直売所アンテナショップ跡地の活用です。
7月から8月にかけて実施したサウンディング型市場調査を踏まえて募集要項の見直しを行い、今月2日から令和2年3月19日まで、事業者を公募しています。今後は、事業者決定のための選考委員会を開催する予定です。
手賀沼公園の魅力向上への取り組み
次は、手賀沼公園の魅力向上への取り組みです。
手賀沼公園では、公園の魅力向上と交流人口の拡大を目指し、民間事業者のノウハウや資金を活用したオープンカフェの設置を検討しています。
事業者の公募に向け、8月から10月にかけて、サウンディング型市場調査による事業者との対話を予定していましたが、残念ながら参加者はありませんでした。そのため、10月に実施したアビスタや手賀沼公園利用者へのアンケート調査結果を踏まえ、市場性や設置運営に関するコンセプトの整理を行うなど、2回目の市場調査に向けた準備を進めています。
さらに、平成30年度に開催した子ども議会において、「トイレが暗いイメージがあり、入りづらいので見た目も明るくできないか」という提案がありました。
この提案を真摯に受け止め、東京藝術大学に依頼し、駐車場隣にあるトイレについて、明るく魅力のあるトイレとなるよう工夫をします。
作業は10月から着手しており、令和2年3月の完了を目指しています。
手賀沼親水広場を中心とした交流人口の拡大と地域の活性化
次は、手賀沼親水広場を中心とした交流人口の拡大と地域の活性化です。
農業拠点施設を中心に、11月16日に農業まつり、11月23日と24日には新そばまつりを開催しました。また、24日には手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップも開催しました。
当日は雨が降り、あいにくの天候となりましたが、エントリー数369名に対して296名が参加し、多くの方たちで賑わいました。
農産物直売所あびこんでは、昨年度に引き続き、地域性の高い独自の商品開発を行うため、指定管理者である株式会社あびベジが、川村学園女子大学の生活文化学科と連携し、「すき焼き肉巻き」を開発しました。
開発した惣菜は、農業まつりで初披露し、50個が販売開始から1時間で完売しました。現在は、あびこんで今月24日までの火曜と金曜日限定で販売しています。
今後も、農業拠点施設の集客に向けた施策の一環として、地域性や独自性の高い商品を開発・販売していきます。
なお、農業拠点施設における指定管理期間が令和2年3月末で終了することから、10月4日に開催した第3回我孫子市農業拠点施設指定管理者選考委員会において、令和2年4月から3年間の指定管理者の候補者として、現在の指定管理者である株式会社あびベジを選定しました。
評価された点は、市内全ての農家を対象に呼びかけ構成された組織であること、出荷農家やあびこ型「地産地消」推進協議会等の関連団体との連携を確立していること、経営のノウハウや利用客との信頼関係を蓄積していること、これまで2年間の運営で培った経験と実績から、3年目である今年は、収支が黒字となり経営が安定してきたこと、さらに、学校給食における地元野菜などの提供拡大、農家組織であることを活かした食育事業の取り組みなどです。
なお、指定管理者に係る議案については、今議会に上程しています。
新クリーンセンターの整備
次は、新クリーンセンターの整備です。
10月31日に開催した5回目の「新廃棄物処理施設整備 運営事業者 選定委員会」において、2事業者から提出された事業提案書の内容を確認していただくとともに、本ヒアリングに向けた、質問内容の確認を行いました。
明日、開催する6回目の選定委員会では、本ヒアリングを行った後、非価格審査と価格審査を経て総合得点の審査を行い、設計・建設・運営を行う最優秀提案者を選定していきます。
今月17日には落札者を決定し、基本協定を締結する予定です。
今後は、仮契約を締結し、速やかに本契約できるよう進めていきます。
これに合わせ、事業者による設計と建設が要求水準書に従い適切に実施されているかを確認し、必要に応じて是正させるなどの措置を行うためのモニタリング業務を委託することから、今議会に上程している補正予算で4か年の継続費を設定し、3月に事業者を決定した上で、4月以降、速やかにモニタリングを実施していきます。
平成28年度から実施しているクリーンセンター整備事業に係る環境影響評価は、今年度が最終年度となります。5月17日に千葉県 環境影響評価委員会に諮問した環境影響評価準備書について、4回の審議を経て、10月8日に千葉県知事から意見書の提出がありました。
今後は、この意見を反映させた環境影響評価書を令和2年2月までに作成し、3月に公告・縦覧を行い、事業が終了する予定です。
なお、昨年実施した土壌調査の結果、基準値を超えた箇所の土壌汚染対策工事をするため、現在、実施設計を行っています。
また、令和2年度は、新廃棄物処理施設の建設予定地を更地にするため、支障となる既存施設を順次撤去していきます。
空き缶や空きビンなどを保管する施設については、これまで、さまざまな手法を検討してきましたが、現クリーンセンター敷地内で令和2年3月末までに移設することとしました。なお、関連経費については、今議会の補正予算に計上しています。
さらに、建設予定地内にある資源化施設の一部や支障物となる建屋等の撤去工事については、土壌汚染工事が始まる6月までに完了させる必要があることから、今議会に上程している補正予算で債務負担行為を設定し、令和2年3月末までに事業者を決定した上で、4月以降速やかに工事を実施していきます。
あびこエコ・プロジェクト
次は、あびこエコ・プロジェクトです。
地球温暖化対策実行計画である「あびこエコ・プロジェクト4」では、令和2年度までに、市の事務事業に伴う温室効果ガス排出量を、基準年度の平成26年度比で4%削減する目標を定めています。
平成30年度の温室効果ガスの総排出量は、基準年度に比べて1.9%増加しています。
要因としては、平成27年から28年にかけて全小中学校にエアコンを設置したこと、施設の老朽化によるクリーンセンターでの焼却炉の稼働時間の増加などが挙げられます。
温室効果ガス排出量の約7割を占めるごみの焼却に伴う二酸化炭素排出量は0.4%増加し、電気、燃料、公用車の使用に伴う温室効果ガス排出量は4.7%増加しました。
あびこエコ・プロジェクトで対象としている公共施設の今年4月から9月の電力使用量については、平成26年度比で削減目標を1%削減としていた学校や保育園、障害者施設等は、2.8%削減、また、5%削減としていたその他の施設については、12.3%削減という結果になりました。
今後も、市民・事業者の皆様のご理解とご協力を得ながら、エネルギー使用量の抑制に努めます。
緑のカーテンについては、市が主催する公共施設部門では22作品、我孫子市 地球温暖化 防止推進協議会「エコライフあびこ」の主催する一般市民部門では136作品、企業・団体部門では11作品の応募があり、特に優れた施設・団体・市民の方を、10月21日に表彰しました。
緑のカーテンの取り組みは、夏季の省エネルギーと市民の意識啓発に繋がり、特に、小中学校での緑のカーテンの実施は、子ども達への環境教育としても大変、有意義なものとなっています。
手賀沼の浄化
次は、手賀沼の浄化です。
手賀沼の水質については、11月22日時点で、平成30年度の公共用水域水質測定結果は発表されておりませんが、速報値では、COD年平均値が1リットル当たり9.2mgと、前年度からやや悪化しています。
近年、手賀沼内で大繁殖して問題になっている特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」と「オオバナミズキンバイ」については、クリーン手賀沼推進協議会において駆除を事業化しており、7月には1,300キログラム、8月には2,060キログラム駆除しました。
さらに、繁茂したものを駆除するだけでは、繁殖域の拡大を防止できないことから、今年度中に千葉県が今後の駆除計画を立てる予定となっています。
一方、水質や生態系への影響が懸念されている外来種の「ハス」については、手賀沼水環境保全協議会が、29年度、30年度に実施した調査をもとに、今後の維持管理手法の検討を行っています。
今後も、「第7期手賀沼に係る湖沼水質保全計画」と「手賀沼水循環回復行動計画」に基づき、県や流域市、市民団体等と連携しながら、手賀沼の水質浄化を着実に進めていきます。
放射能対策
次は、放射能対策です。
放射能対策に要した経費は、国の補助金、震災復興特別交付税により充当された額を除き、毎年、東京電力ホールディングスに市が直接請求したものと、平成27年3月に申し立てた原子力損害賠償紛争解決センターのあっせんにより支払われたものを合わせ、平成29年度分までのクリーンセンターの廃棄物処理費など16億6,604万1,336円が支払われてきました。
しかし、放射能対策のために設置した放射能対策室職員の人件費などは未だに支払われておらず、東京電力ホールディングスとの協議にこれ以上の進展が見込めないことから、平成29年度以前の放射能対策経費を改めて精査し、紛争解決センターへ2度目のあっせん申立てを行うため、今議会に、議案を上程しています。
申立額は1億5,687万2,322円であり、その内、放射能対策室職員の時間内人件費は1億2,589万6,340円です。
放射能対策室は原発事故が起きなければ設置する必要が無く、そのため、市の「定員管理計画」の推進に大きな支障が生じたことを根拠に、再度、平成23年度以降の人件費を含めています。
子どもの学習支援事業
次は、子どもの学習支援事業です。
9月2日から、毎週月曜日の午後6時から8時まで、けやきプラザ11階の「手賀沼のうなきちさん家」を活用して開設している学習支援教室では、毎回、子どもたちが真剣に勉強に取り組んでいます。
また、1月から天王台地区に新たな教室が開講を予定しており、市内の学習支援教室数は19教室となる見込みです。市内全体の学習支援事業への登録者は11月1日現在で114名、学習支援員は153名となっており、各地域で学習する子どもたちは増加し、教室も活気に溢れています。
障害児者への摂食嚥下支援事業の推進
次は、障害児者への摂食嚥下支援事業の推進です。
あらき園では、平成17年度より日本大学松戸歯学部と我孫子市歯科医師会の指導の下、障害者の摂食嚥下支援に取り組んでいます。
今年、障害者への福祉増進を目的にいただいた寄附金を活用し、日本障害者歯科学会代表として発達期摂食嚥下障害者のための「嚥下調整食分類2018」の作成や執筆活動・講演会など、幅広くご活躍されている日本大学 松戸歯学部 障害者歯科学講座の教授である野本たかと氏を講師としてお招きし、令和2年1月に講演会を開催します。
今後も、障害者の摂食嚥下支援の更なる向上に向けて、事業を展開していきます。なお、関連経費は、今議会の補正予算に計上しています。
介護老人保健施設の整備
次は、介護老人保健施設の整備です。
介護老人保健施設の整備では、6月に事業者である社団医療法人葵会から千葉県に対し、施設整備に係る要望書が提出され、10月に事業者より建設地を変更したい旨の申し出が市にありました。
これを受け、我孫子市 社会福祉施設等 整備選考委員会を開催しました。今後は、委員会の意見を踏まえ、千葉県や関係機関等との協議を行いながら事業を推進していきます。
高齢者なんでも相談室の運営・支援
次は、高齢者なんでも相談室の運営・支援です。
我孫子南地区への「高齢者なんでも相談室」開設に向け、9月から事業者による事前準備が進められており、今月2日に我孫子南地区 社会福祉協議会を併設するかたちで、相談室を開設しました。
なお、既存の我孫子地区「高齢者なんでも相談室」については、我孫子北地区「高齢者なんでも相談室」に名称を変更しました。
水害対策の推進
次は、水害対策の推進です。
布佐排水区の2工区は、県道千葉・竜ケ崎線横断部について、令和2年3月末の完了を目指し、今月中旬から雨水幹線整備工事に着手する予定です。
天王台6丁目地区の雨水幹線布設工事については、今月末の完了を目指しており、令和2年1月から仮設ヤードとして使用した天王台南公園の復旧を含めた周辺工事を進めていきます。
若松地区については、令和2年3月末の完了を目指し、若松第3排水区の雨水管整備を進めています。
今後も、国の交付金を活用しながら、浸水対策事業を着実に進め、浸水被害の軽減を図り、水害に強いまちづくりを進めます。
下新木踏切道の改良
次は、下新木踏切道の改良です。
踏切本体工事の着手に必要な踏切道西側部分の道路改良工事を、9月27日に完了しました。
また、JR東日本の施工による踏切本体の工事については、10月中の工事協定締結に向けて協議を続けてきましたが、JR側の現地確認等に時間を要しており、遅れが生じています。
今後は、早期に工事協定を締結し、令和3年3月末の完成を目指します。長期間、近隣の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解ご協力いただけますようお願いします。
我孫子駅前土地区画整理事業の推進
次は、我孫子駅前土地区画整理事業の推進です。
昭和40年代の都市化の波を受け、市の表玄関にふさわしいまちづくりを行うため、地元の皆様のご理解とご協力を得て昭和48年にスタートした我孫子駅前の区画整理事業は、既存家屋の移転等に時間を要してきましたが、全ての宅地について、仮換地の指定と使用収益の開始を平成30年に行うことができました。
今年7月に換地計画の縦覧を実施して内容を説明し、9月には千葉県の認可を受け、権利者の皆様に換地処分の通知を行いました。
令和2年1月には換地処分の公告を行い、事業は清算金の交付・徴収業務を除いて完了します。
公共交通機関の利便性向上
次は、公共交通機関の利便性向上です。
JR東日本千葉支社と連携し、「都心から1時間 秋を先取り手賀沼めぐり!」をテーマに、10月8日から14日の期間で駅からハイキングを実施しました。
今年は、JR成田線湖北駅をスタートし、柏側の手賀沼沿い自転車道を経由しながら、我孫子側ではハケの道を通り、旧村川別荘や白樺文学館などを見学して、JR我孫子駅にゴールする約12.5kmのコースとなりました。
台風15号の影響により、12日から14日までの3日間が中止となりましたが、平日4日間で285人が訪れ、ハイキングを楽しまれました。
我孫子駅構内エレベーターの整備では、協定に基づき、JR東日本において実施設計が進められています。設計では、エレベーターだけでなく、駅構内トイレの改修も合わせて検討しています。
本市としても、令和2年度中の着工に向け、引き続き、JR東日本と協議を進めていきます。
プレミアム付商品券事業
次は、プレミアム付商品券事業です。
プレミアム付商品券の販売については、9月24日から市内12の郵便局とイトーヨーカドー2店舗で開始し、これまでに約2万5千冊、販売額にしておよそ1億円を販売しました。
商品券の使用については、市内約300の事業者にご参加いただき、10月1日から開始しました。
11月22日までに商工会に使用済みの商品券約9万2千枚が持ち込まれ、約4,600万円分を換金しました。
また、住民税非課税者の申請状況は、11月22日時点で件数が約8,300件、申請率は約44%です。これは、近隣市と比較しても高い割合となっており、積極的に申請を促した結果と考えています。
なお、商品券の販売期限は2月28日、使用期限は3月8日としています。
多くの方に購入していただき、市内店舗で使っていただけるよう、引き続き、商工会と連携して周知に努めます。
第四次総合計画の策定と第三次基本計画の見直し
次は、第四次総合計画の策定と第三次基本計画の見直しです。
10月22日に3回目となる総合計画審議会を開催しました。市民アンケートの速報結果やこれまでの市民との意見交換、eモニターなどの意見を踏まえ、第三次基本計画の答申案について審議するとともに、新たな基本構想については、分科会形式により細部に渡って議論を深めていただきました。
また、総合計画策定にあたって進めている市民との意見交換では、10月8日に我孫子第一小学校6年生を対象とした授業、15日には、我孫子第二小学校の6年生を対象とした副市長による授業を実施したほか、11日には、中央学院大学の現代教養学部の2年生を対象とした授業において、総合計画に関する勉強を行いました。
第二小学校においては、授業で聞いたことをもとに、子どもたちが勉強した内容を11月13日に発表しました。発表では、交通安全や商業施設の誘致、校庭の遊具の充実などについての意見がありました。
さらに、有志で参加した13名の若手職員による「あびこみんなのまちかいぎ」を、7月から10月にかけて開催しました。2グループに分かれて、今後の我孫子市が発展するための取り組みについての議論を重ね、10月9日、市長と副市長に報告会を行いました。
無作為抽出の市民を対象としたアンケートの回答者とeモニター登録者から希望者を募り「あびこみんなのまちかいぎ」を11月1日に湖北台近隣センター、9日に我孫子南近隣センター、23日に新木近隣センターと天王台北近隣センターで開催しました。
「我孫子市の良いところ」「我孫子市の悪いところ」について、日ごろ、感じていることを付せんに書き出し、それをキーワードにみんなで話し合いました。
「若い世代の意見を踏まえ、今まで以上に市のPRを戦略的に行っていかなくてはいけない」「子育て世代への魅力的な教育の充実」「空家対策への積極的な取り組み」など、今後、我孫子市が発展していくための取り組みについて、積極的な意見交換が行われました。
ふるさと納税の推進
次は、ふるさと納税の推進です。
ふるさと納税では、寄附者の思いを形にできるよう使い道を指定することができます。
この使い道として10月から新たに「鳥類の保護に関する事業」を追加しました。
いただいた寄附金は、日本で唯一の鳥類専門博物館である鳥の博物館の運営費と、絶滅危惧種のアホウドリやヤンバルクイナなど、希少種の保護に役立つ研究を行っている山階鳥類研究所の運営支援のために活用することにします。
また、昨年度実施した、はしご付 消防自動車購入に伴うクラウドファンディングに続き、今年度は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術を実施する団体に対する支援を更に進めるため、11月22日からクラウドファンディングを実施しています。
引き続き、多くの方から賛同をいただけるよう、ふるさと納税の推進に取り組んでいきます。
行財政改革の推進
最後は、行財政改革の推進です。
第4次行政改革推進プランの改革項目や予算編成において見直しが必要な事業から選定した9事業を対象に、10月4日と5日に、行政改革推進委員会による我孫子市版事業仕分けを実施しました。2日間で17名の傍聴者があり、各事業に対しての意見も伺いました。
仕分け結果は、「廃止」が多数だったものが3事業、「要改善」が多数だったものが4事業、「現行どおり実施」が多数だったものが1事業、「要改善」と「現行どおり実施」が同数だったものが1事業でした。今月には、委員や市民からの意見を踏まえ、各事業に対する市の方針を決定し、事業の推進に努めていきます。
提案型公共サービス民営化制度では、民間事業者から3件の提案がありました。
10月18日に審査委員会で審査した結果、全ての提案が採用されました。
採用された提案については、審査委員会からの附帯意見等を参考に、市として実施の可否について検討していきます。
以上で、市政一般報告を終わりますが、各事業の推進に一層の努力をしていきますので、議員皆様のご理解ご協力をお願いします。