2024(令和6)年第3回我孫子市議会定例会 市政一般報告
- 湖北小学校の火災について
- 物価高騰等に対応する経済支援
- 地域医療体制の充実
- 老人福祉センターの在り方検討
- 国民健康保険制度の運営
- マイナンバーカードを利用した医療費助成のデジタル化
- LINEを活用した子ども相談窓口の開設
- 児童手当の拡充
- 布佐中学校区の在り方
- 校内教育支援センターの設置
- 地域職業相談室及び消費生活センターの移転
- 手賀沼花火大会
- あびこカッパまつり
- 新産業まつり
- ジャパンバードフェスティバル
- 企業が進出・操業しやすい環境づくり
- 観光振興策の推進
- 都市計画に関する総合調整
- 鉄道の輸送力と利便性向上
- 地域公共交通維持確保と利便性向上
- 道路の整備・改良
- 公園の再整備と維持管理
- 生涯学習推進事業
- 白樺文学館照明工事
- 手賀沼エコマラソン
- 手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップ
- 体育施設の管理運営
- 鳥の博物館の管理運営・展示リニューアル
- 図書館の利用促進
- パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度の導入
- 平和事業の推進
- 市制施行55周年記念事業
- シティプロモーションの推進
- 電子行政の推進
- ふるさと納税
- 近隣センターの老朽化対策
- 湖北・湖北台行政サービスセンターの統合、移転
湖北小学校の火災について
7月29日午前9時過ぎに、湖北小学校体育館に隣接する作業所より出火し、体育館に延焼しました。延焼範囲は約3分の1に及び、現在、仮囲いをして体育館への立入りを制限しています。さらに、足場を設置し、延焼した部分全体をネット等で覆うことにより周辺住民の方々への安全対策を講じています。今後、解体を実施し、再建に向けての検討を早急に行っていきます。
体育館を使用することができない期間については、卒業式、入学式などの学校行事は湖北地区公民館を、ボール運動などの体育館を利用する教育活動は湖北中学校及び湖北特別支援学校の体育館並びに市民体育館を使用する予定です。社会スポーツ等を実施している利用団体に関しては、近隣の小学校を中心に使用できるよう、8月1日付けでホームページ及び電子メールにて利用方法等についてお知らせしました。
PTAの方々におかれましては、体育館の片づけなどについて協力の申出をいただき、感謝しております。ありがとうございました。
物価高騰等に対応する経済支援
国の経済対策である低所得世帯への給付金については、令和6年度新たに住民税非課税又は住民税均等割のみ課税となった世帯に対して、1世帯あたり10万円を、支給対象世帯に属する18歳以下の子ども1人につき5万円の生活支援給付金を支給します。対象となる世帯へは、支給に関する確認書を7月16日に送付しました。申請が必要となる世帯に対しても周知を図り、9月20日まで申請を受け付けています。
また、定額減税補足給付金については、市・県民税の税額確定後、7月31日に、対象者21,592名に対して支給に係る通知文書を送付しました。8月20日現在、12,375名の申請を受け付けています。
手続きにはオンライン申請を取り入れ、市のLINE公式アカウントからの申請により、迅速な支給を進めています。
地域医療体制の充実
千葉県内初の取組として開始した小児科診療所開業促進補助金交付事業は、これまでに数件、小児科専門医の方からお問い合わせをいただき、開業に向けて協議をしている段階です。
市内の小児科診療所開業に向けて、引き続き補助金制度について情報発信するとともに、お問い合わせをいただいた方には開業の後押しとなるよう、必要な情報提供に努めていきます。
老人福祉センターの在り方検討
7月9日から8月7日まで、我孫子市西部福祉センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例(案)に対するパブリックコメントを行い、20人の方から50件の意見が提出されました。
西部福祉センターの存続を望む声もありましたが、社会情勢の変化とともに、市民全世代のニーズに対応しながら持続可能な財政運営を進めていく上では、概ね市の中心に近いエリアに位置していることに加え、西部福祉センターの約3倍の収容能力があることから、つつじ荘1館に統合することが適当であると判断しました。
なお、統合にあたり、西側の地域からつつじ荘にアクセスしやすいバスの運行などを検討していきます。
国民健康保険制度の運営
マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴い、12月2日から、現行の保険証の新規発行を終了し、マイナンバーカードに保険証の利用登録を行ったマイナ保険証を基本とする仕組みに変わります。
現在お手元にある保険証は、12月2日以降も、保険証に記載のある有効期限までは使用いただけます。
また、有効期限満了前に、マイナ保険証をお持ちの方には、ご自身の資格情報を簡単に把握できるよう負担割合等を記載した「資格情報のお知らせ」を送付します。
マイナ保険証をお持ちでない方には、保険証の代わりとなる「資格確認書」を交付しますので、マイナ保険証の有無に係わらず、引き続き安心して医療機関等を受診していただけます。
マイナンバーカードを利用した医療費助成のデジタル化
障害者支援課と子ども支援課で行っている医療費助成事業において、令和7年1月から、マイナンバーカードを医療機関で提示することで受給券を提示しなくても助成を受けられるよう準備を進めています。あわせて、医療機関においてもシステム等の改修が必要となることから、国の補助金を活用し、医療機関に対する補助事業を開始する予定です。
LINEを活用した子ども相談窓口の開設
子ども自身の悩みや、子育てに関して気になることについて、気軽に相談していただけるよう、5月16日から市の公式LINEを活用し「子ども・子育て相談窓口」の運営を開始しました。8月20日現在、16件の相談が寄せられています。
相談の多くは、子育て中の保護者の方からで、育児や子どもの発達についての相談が主な内容となっています。また、子ども自身からの相談もあり、心理相談員が一つひとつの相談に対し、丁寧に返信をしています。
引き続き、ホームページやSNSなどを活用するとともに、公民館や図書館、近隣センターへポスターを掲示するなど、子ども自身やヤングケアラーの方に周知できるよう努めていきます。
児童手当の拡充
国の「こども未来戦略」に基づき、10月分から所得制限の撤廃、高校生年代までの支給期間の延長、多子加算について第3子以降3万円とする抜本的拡充を行います。制度拡充に合わせ、支払い月も年3回から年6回とし、拡充後の初回支給は12月の予定です。
現在所得限度額超過により支給対象外である方や、中学生以下の子を養育しておらず高校生年代の子どもを養育している方など、新たに受給資格が生じる方については、本人による認定請求が必要となることから、対象者には8月末に申請案内を送付しました。なお、受給額の増加のみの方で、市で世帯状況の把握ができる場合は、変更の申請は不要です。
布佐中学校区の在り方
7月4日の総合教育会議で、義務教育学校を布佐小学校の敷地に建てることなど、大枠について合意形成を図りました。今後、さらに市と教育委員会で詳細な整備内容について意見交換を行い、我孫子市初の義務教育学校としてより良いものとなるよう事業を進めていきます。
校内教育支援センターの設置
令和5年度に中学校全6校と小学校3校の計9校に「校内教育支援センター」を設置し、「教育相談センター」及び「教育支援センター」と連携しながら運営してきました。9校に指導員をそれぞれ配置して、校内教育支援センターに常駐できるようにしたことで、今まで以上にきめ細やかな対応ができ、児童生徒にとってより安心な環境となりました。不登校だった児童生徒が校内教育支援センターに通って学校生活のリズムを整えることで、在籍する学級で学習できるようになるなど、不登校対策の大きな役割を担っています。
そこで、今年4月に新たに小学校3校に設置し、さらに9月には我孫子第一小学校及び根戸小学校に設置します。
地域職業相談室及び消費生活センターの移転
地域職業相談室と消費生活センターを、アビイクオーレ2階のレストラン跡地に移転します。
地域職業相談室は、10月1日に開室予定です。移転後は、開室時間を10時から17時30分までとして運営します。現在の場所での運営は、9月27日までとなり、9月30日は移転準備のため休室します。
消費生活センターは、9月24日から移転先での運営を開始します。
移転にあたり、ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
手賀沼花火大会
8月3日に開催した手賀沼花火大会2024は、我孫子会場に約19万人の来場があり、大いに賑わいました。
大会終了後は、我孫子駅の混雑緩和のため一時入場規制が行われましたが、大きな混乱もなく無事に終了することができました。
また、花火大会の開催に向けた募金や協賛金については、市民や事業者の皆様から総額1,000万円を超えるあたたかいご支援をいただくとともに、今年新たに行ったガバメントクラウドファンディングにおいても、105万9千円のご寄附をいただきました。多くの方々のご協力に感謝いたします。
開催にあたり、JR東日本や我孫子警察署などの関係各所、開催翌日の会場周辺のゴミ拾いに参加していただいたボランティアの方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
あびこカッパまつり
8月31日に開催したあびこカッパまつりは、台風10号の接近に伴い、屋外でのイベント開催は困難と判断したため、規模を縮小しアビスタ屋内での開催に変更となりました。当日は、カッパ音頭に合わせての輪踊りや、妖怪の仮装大会、ワークショップ、縁日など参加者に楽しんでもらうことができました。
新産業まつり
10月6日の開催に向けて、新産業まつりの新たな担い手である我孫子ライオンズクラブと一緒に、実行委員会での準備を進めています。詳細が決まり次第、広報やホームページなどでお知らせしていきます。
ジャパンバードフェスティバル
今年で24回目を迎えるジャパンバードフェスティバルは、11月2日と3日に開催します。昨年と同様に、手賀沼親水広場をメイン会場として、6会場で開催する予定です。
各会場では、野鳥や自然環境に関する調査研究等の展示や発表、バードカービングなどの作品展示が行われます。
また、全国から様々な鳥の生態や行動などを捉えた写真が集まる「全日本鳥フォトコンテスト」の応募作品展と審査員による講演会、毎年人気の鳥に関する学術的な話が聞ける「鳥学講座」、小・中・高生が研究の成果を発表する「環境学会」もアビスタで開催します。
今年も多くの方に我孫子の地を訪れていただき、活発な交流を通して自然環境の大切さ、鳥の暮らしやすい環境は人にも優しい環境であることを感じてもらいたいと考えています。
企業が進出・操業しやすい環境づくり
下ケ戸地区では、土地利用の可能性を探るための進出意向調査を9月末まで実施しています。8月20日時点で、調査に関する問い合わせが12件あり、そのうち下ケ戸地区に進出を考えているとの回答が2件ありました。
今後の事業化については、農地活用など多くの課題がありますが、今回の調査結果を活かして事業を進めていきたいと考えています。
柴崎地区産業用地整備については、事業の進捗等を確認するため、7月30日に柴崎地区産業用地整備事業者選考委員会を開催しました。選考委員会においては、大日本土木・マーケットトラスト共同企業体から進捗状況、現計画内容、設計を進める上で発覚した盛土層の課題及び市に求める支援について、報告がありました。
共同企業体の報告を踏まえ、現状のまま事業を継続するには、今後の市の財政負担も含め課題があることから、事業の進め方を再考する必要があると考えています。
観光振興策の推進
2月に改定した手賀沼観光施設誘導方針は、我孫子新田地区における手賀沼の有効な利用のために必要な施設を誘導し、観光の振興や交流人口の拡大を図ることとしており、現在、観光施設の立地に関する協議基準の見直しを我孫子新田地区地区計画の変更手続きと平行して進めています。
また、誘導方針区域内にある農産物直売所アンテナショップ跡地の活用事業者の募集については、これらの手続き完了後、速やかに開始できるよう準備を進めていきます。
都市計画に関する総合調整
我孫子新田地区について、都市計画法に基づき、7月2日から16日にかけて地区計画の変更案の縦覧を実施し、354名から意見書の提出がありました。そのうち、賛成意見は276名、反対意見は78名でした。いただいた意見の要旨を内容ごとにまとめ、市の考え方を添えてホームページに掲載しています。
今後は、10月開催の都市計画審議会に諮問を予定しており、11月中の都市計画決定を目指し手続きを進めます。
千葉北西連絡道路については、地域で感じている交通課題や道路整備への要望などの意見を把握するため、今後、沿線地域住民の皆様を対象に、WEBや郵送などによりアンケート調査を実施する予定です。
また、10月以降には市役所本庁舎及びアビイクオーレのエントランスホールにおいて、パネル展や意見収集を予定しています。
鉄道の輸送力と利便性向上
成田線沿線自治体で構成する成田線活性化推進協議会では、成田線の増発や接続改善などの実現に向けてJR東日本へ毎年要望を続けており、7月1日に千葉支社、2日に首都圏本部へそれぞれ要望活動を実施しました。
沿線活性化事業では、JR東日本千葉支社と連携し、成田線活性化推進協議会において、「駅からハイキング」を、10月25日から27日の3日間で湖北駅にて実施する予定です。
5月に実施し、好評だった「B.B.BASE手賀沼」については、秋の運行も目指していましたが、JR東日本から、車両の暖房設備の不具合により、10月以降の運転を見合わせるとの報告がありました。残念ながら今回は実施が叶いませんが、今後も沿線自治体の魅力をPRするために、運転再開時期がわかり次第、運行を要望していきます。
JR東日本首都圏本部と連携した常磐線沿線活性化事業では、10月11日、12日にJR品川駅にて開催される「観光キャラバン」への参加を通じて、駅を利用される方々に、我孫子市及び沿線自治体の魅力をPRしていきます。
また、常磐線沿線の4区4市と東京藝術大学、JR東日本首都圏本部で構成するJOBANアートライン協議会では、JR東日本の引き取り手のない忘れ物傘にペイントを施す「アートアンブレラ」のワークショップを、11月2日にジャパンバードフェスティバルにて実施するほか、常磐線にまつわる「ポストカードアートコンテスト」の作品を11月29日まで募集しています。
今後も、JR東日本に対する要望活動を継続するとともに、様々なイベントを通して市の魅力をPRし、沿線の活性化に取り組んでいきます。
地域公共交通維持確保と利便性向上
JR成田線を補完する、布佐駅南口と天王台駅北口を結ぶ布佐ルート実証運行バスの運行を9月2日から開始します。
また、布佐駅南口と新木駅南口を結ぶ路線バス平和台線については、9月1日から市が経費を補填して運行を開始します。
今後は、布佐ルート実証運行バス及び平和台線路線バスの運行期間中に、バス利用者や沿線にお住まいの方を対象としたアンケートを実施し、その結果等を踏まえて本格運行に向けた検討を進めていきます。
道路の整備・改良
下ケ戸・中里線等道路改良事業については、先行整備を行った約100m区間の道路の供用開始に向けて警察協議を進めており、協議完了後、外側線や安全施設を設置し、年度内の供用開始を目指します。併せて、昨年度から繰り越した本線の修正設計を進めており、現在、関係機関との協議を行っています。
布佐小学校入口交差点改良事業については、道路拡幅工事に着手し、年度末の完了を予定しています。
並木小通学路道路整備については、用地取得の対象地の境界が確定しましたので、今後、土地の評価を実施し、用地交渉を進めていきます。
公園坂通りの整備については、昨年度から繰り越した暫定整備工事が7月末に完了しました。今後は、暫定整備工事の効果を確認するため、9月中に交通量調査を実施する予定です。
公園の再整備と維持管理
利根川ゆうゆう公園のトイレ6基の更新工事は、9月中に完了する見込みです。これにより、利根川ゆうゆう公園内にある13基すべてのトイレの更新が完了します。
また、宮ノ森公園の大型すべり台、柴崎台南公園の複合遊具など計9公園の遊具の更新は、9月から順次工事に着手し、年度内の完了を目指します。
生涯学習推進事業
湖北地区公民館の防災設備改修工事は、9月から令和7年2月まで実施し、令和7年1月中はホールの利用を休止する予定です。
また、生涯学習センターアビスタの学習室、図書館、フリースペースなどでWi-Fiが利用できる無線LAN環境を9月末までに整備します。
白樺文学館照明工事
老朽化した照明設備の更新工事を行うため、6月から10月まで臨時休館としています。工事完了後の11月1日から新しい企画展示で市民の皆様をお迎えします。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
手賀沼エコマラソン
10月27日に「よみがえる手賀沼 さわやかに走ろう!」をスローガンに第30回記念大会手賀沼エコマラソンを開催します。全国から約9,000人のランナーが参加する予定で、今年度は、幅広い世代の方に参加いただけるよう、新たに5マイルレースを実施します。また、昨年度に引き続き団体戦も実施します。当日は大会が盛り上がり、滞りなく運営出来るよう、柏市、関係者と共に準備を進めていきます。
手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップ
11月30日に、手賀沼親水広場を舞台に、手賀沼チームラン・キッズランうなきちカップを開催します。
例年の親子ラン、キッズラン、チームランに加え、昨年度に引き続き、コースを2周するマイルランを実施します。子どもから大人まで幅広い世代の方に参加いただき、仲間や家族で一緒に楽しめるスポーツイベントとして、手賀沼周辺のにぎわいづくりにつながるよう準備を進めていきます。
体育施設の管理運営
五本松運動広場について、3月に策定した整備基本計画に基づき、サッカーやラグビーなどに利用可能なグラウンドの整備に向けて検討を行っています。今後、(仮称)我孫子市五本松運動広場整備事業者選定委員会を設置し、事業者の選定を進めていきます。
市民体育館では、老朽化した給排水設備等の更新工事を進めており、7月下旬から仮設事務所を第一駐車場に設置しています。10月から令和7年2月中旬までは市民体育館内のシャワー、トイレ、手洗い場など、水の使用を休止します。休止期間中は、屋外に設置する仮設トイレや手洗い等のための仮設シンクをご利用いただく形となります。利用者の皆様にご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
鳥の博物館の管理運営・展示リニューアル
鳥の博物館では、屋上・外壁・換気設備の改修工事及びエレベーターの更新工事を実施するため、ジャパンバードフェスティバル終了後の11月5日から令和7年3月末までの約5か月間、休館を予定しています。休館中もイベントやホームページでの情報発信など、可能な限り事業を継続していきます。
また、展示のリニューアルに向けた検討にあたり、館内のレイアウト変更の構造的な可否を確認するための現地調査を10月から行う予定です。この調査結果を踏まえて、引き続き検討を進めていきます。
図書館の利用促進
主に市民のニーズが高い雑誌や、小学校、中学校の調べ学習で利用できる本などを電子書籍として購入するとともに、我孫子市に関する郷土資料を電子書籍化し、いつでも、どこでも、だれでも利用できる電子図書館サービスを10月1日から導入していきます。詳細はホームページでお知らせします。
今後は利用実態を踏まえ、電子書籍の追加について検討していきます。
パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度の導入
すべての人の人権が尊重され、多様な価値観を認め合う社会の実現を目指すため「パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度」の導入に向けて準備を進めています。今後、10月から11月にかけてパブリックコメントを実施し、市民の皆様に制度の趣旨や内容をお示しし、令和7年1月中に開始する予定です。
平和事業の推進
被爆地への中学生派遣では、8月5日から7日の3日間、市内6校の16名を広島へ派遣しました。現地では平和記念式典へ参列したほか、被爆関連施設の見学などを通して、被爆の実相や平和の尊さを学ぶことができました。
8月10日には、アビスタで我孫子市平和祈念式典を開催し、広島へ派遣した中学生から被爆地で感じたことや学んだことについて報告しました。同日の夕方は、平和事業推進市民会議主催の新たな事業として、小中学生向けの夏休みイベントを行いました。元派遣中学生と一緒に平和について考える講座の後に、手賀沼親水広場のじゃぶじゃぶ池に平和への思いを書いた灯籠を浮かべる内容で、参加した子どもたちからも好評でした。
なお、12月1日に、けやきプラザで開催する「平和の集い」では、派遣中学生がスライドを交えながら派遣報告を行う予定です。
歴代の派遣経験者が、市内小学校の6年生を対象に平和の尊さや戦争の悲惨さなど、現地で学んだことや感じたことを伝える「リレー講座」については、今年度も全小学校で実施することが決定しています。既に3校で実施し、2学期以降に残りの10校で行う予定です。
戦後79年を迎え、戦争体験者や被爆者の方々が高齢化するなか、同じ過ちを二度と繰り返すことがないよう、関係団体や平和を願う多くの市民とともに平和事業に取り組んでいきます。
市制施行55周年記念事業
我孫子市が、来年7月1日に市制施行55周年を迎えるにあたり、市内在住・在学の小中学生を対象に、夏休み期間である7月20日から8月31日まで、記念のロゴマークを募集し、小学生241作品、中学生28作品、合計269作品の応募がありました。
応募いただいた作品は、9月中に選考を行い、最優秀賞1作品、優秀賞2作品を決定します。このうち、最優秀賞の作品をデザイン案としてロゴマークを制作し、11月頃に授賞式を行う予定です。
完成したロゴマークは、市制55周年をPRするため、市の広報やホームページ、記念事業等で広く活用していきます。
シティプロモーションの推進
転入者の獲得に向けた情報発信では、今年度から、市の東側地域の魅力に特化した移住PRを開始しました。8月末には、都心のオフィスで働く女性向けWEBサイト「シティリビングWeb東京」に、湖北、新木、布佐地区で子育て中の女性へのインタビューと地域の魅力を掲載した記事を配信します。記事では、成田線沿線地域の情報に初めて触れる女性にも興味をもってもらえるよう、東側地域に関するクイズを交えるなど、工夫を凝らしました。令和7年3月には、この配信記事をもとに移住促進リーフレット「住み替えあびこナビEAST」を発行します。
大学との連携では、中央学院大学で新たに設立された部活動「地域連携カイギ部」に、市PRサポーターを委嘱しました。現在、部員は約70名おり、昨年学内に開設した市情報発信コーナーで、市の魅力的なスポットやイベント情報などを紹介してもらいます。我孫子市のファンを増やす、若い感性を活かした取り組みを期待しています。
電子行政の推進
スマート申請の推進では、7月から公立保育園の欠席・遅刻連絡がLINEで出来るようになりました。8月20日時点で、93.8%の保護者がLINEの保護者登録を完了しており、子育て世代におけるオンライン手続きへの関心の高さが伺えます。
今後も引き続き、利用できる手続きを増やし、利用者がオンラインで「簡単に」「迷うことなく」手続きを行えるよう努めていきます。
ふるさと納税
寄附金の増加と手賀沼花火大会のPRを図るため、5万円以上寄附していただいた市外の方を対象に、手賀沼花火大会のアビスタ屋上観覧席に招待する企画を昨年度に引き続き実施しました。
今回は48組96名の方が参加くださり、合計で240万円の寄附をいただきました。
今後もこうした取組を積極的に進めて、ふるさと納税寄附金の増加につなげていきます。
近隣センターの老朽化対策
現在、12月末までの工期で、根戸近隣センター、天王台北近隣センター、布佐南近隣センターの防災設備更新工事を行っています。工事のために休館することはありませんが、騒音が発生する場合があります。
また、令和7年1月末までの工期で、新木近隣センターの合併処理浄化槽改修工事を行っています。工事に伴い、給湯室やトイレなどの施設が利用できなくなることから、12月8日から21日までの2週間は休館となります。利用者の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
湖北・湖北台行政サービスセンターの統合、移転
現在の湖北台行政サービスセンターは9月10日で業務を終了し、防犯設備機器や必要備品の移設を行った後、9月19日から新たな場所で業務を開始します。
新たな湖北台行政サービスセンターは、湖北駅南口ロータリーに面している湖北台1丁目12番4号のテナントビル1階です。保健センターや湖北台地区社会福祉協議会、高齢者なんでも相談室が徒歩で行ける距離にあり、便利な場所となっています。移転について、周辺自治会をはじめ、広報やホームページ、ポスター等で引き続き広く周知していきます。