保育園給食(一食分)放射性物質検査(事後検査)の検査結果(7月18日)
提供された保育園給食の安全を確認するために、保育園給食一食分の放射性物質検査(事後検査)を開始しました。検査は、平成24年5月から毎週水、木曜日の給食食材検査日に数園に分けて実施します。検査方法は、調理済みの給食一食分をミキサーにかけ、均一に撹拌したもので検査しました。
なお、保育園給食に使用する食材・食品(牛乳・パン・野菜類・魚介類・肉類等)の放射性物質のサンプリング検査も毎週2回(水曜日、木曜日)に実施しています。
今回の検査結果は、次のとおりです。
※ 放射性分析機器ソフトのバージョンアップに伴い、2月15日の検査結果から放射性セシウム134と放射性セシウム137の測定値を分離して表示するとともに、検出限界値に関する表記の方法を一部変更しています。さらに6月1日より、サンプル(検体)の種類ごとに検出限界値を示すことができるようになりました。検体ごとの検出限界値は、( )内の数値をご覧ください。なお、検出限界値はサンプルの種類によって異なります。
検査日 7月18日の検査結果
(単位:ベクレル毎キログラム)
検査保育園名 (給食提供日) |
献立名 | 放射性セシウム 134 |
放射性セシウム 137 |
---|---|---|---|
湖北保育園 (7月17日) |
若布ご飯、豆腐卵スープ、カレーコロッケ、ちくわサラダ、パイン | 検出せず (6.77未満) |
検出せず (6.58未満) |
川村学園女子大学附属保育園 (7月17日) |
ロールパン、ツナコロッケ、マカロニのケチャップ炒め、野菜スープ、バナナ | 検出せず (6.65未満) |
検出せず (5.16未満) |
※「検出せず」とは、放射性セシウム(134)、放射性セシウム(137)それぞれについて、存在しないか、又は検出限界値未満であることを示します。
これまでの検査結果
平成24年度これまでの検査結果(2012年4月4日~7月12日)(PDF:174KB)
平成23年度検査結果(2011年12月7日~2012年3月28日)(PDF:156KB)
食品衛生法に基づく飲食物に関する新規制値(平成24年4月1日から)
対象 | 放射性セシウム |
---|---|
一般食品 | 100ベクレル毎キログラム |
飲料水 | 10ベクレル毎キログラム |
牛乳 | 50ベクレル毎キログラム |
乳児用食品 | 50ベクレル毎キログラム |
食品衛生法に基づく飲食物に関する暫定規制値(平成24年3月31日まで)
対象 | 放射性ヨウ素(混合核種の代表核種:131I) |
---|---|
飲料水 牛乳・乳製品(注) |
300ベクレル毎キログラム (注)100ベクレル毎キログラムを超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しない |
野菜類(根葉、芋類を除く) 魚介類 |
2000ベクレル毎キログラム |
対象 | 放射性セシウム(134と137の合計) |
---|---|
飲料水 牛乳・乳製品 |
200ベクレル毎キログラム |
野菜類 穀類 肉・卵・魚・その他 |
500ベクレル毎キログラム |
注)ベクレル:放射能の強さを表す単位で、単位時間(1秒間)内に原子核が崩壊する数を表します。
※放射性ヨウ素については、半減期が短く、既に食品からの検出報告がないことから、国は規制値を設けていません。したがって、本市は現在、放射性セシウム(134)と同(137)の2種を検査対象としています。
検査機器
NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメーター(ベルトールドテクノロジー社(ドイツ国)製 ガンマ線スペクトロメーターLB2045)
放射能濃度測定感度
- 測定方法:1~12時間程度のバックグラウンド測定を行い、1検体につき420ミリリットルの試料を30分間以上をかけて測定しています。
- エネルギー分解能:7.5パーセントCs137(662キロエレクトロンボルト)
- 検査方法:厚生労働省「緊急時における食品の放射線測定マニュアル」、文部科学省「NaI(Tl)機器分析法」、科学技術庁測定法シリーズ24「緊急時におけるガンマ線スペクトロメータのための試料前処理法」に準じています。
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