おすすめ散策コース4
古道を歩き、l日柴崎村の旧跡を訪ねる(所要時間 徒歩2時間30分)
東我孫子駅→一里塚跡→高野山1号墳石室(我孫子中学校)→最勝院→柴崎神社→円福寺→東源寺→旧柴崎村名主邸→天王台駅(北口)
一里塚跡
1604(慶長9)年、主要な道路の両側に一里ごとに塚を築く。江戸日本橋が起点。東我孫子、湖北、布佐に塚跡碑が建ち、佐竹街道、初期の水戸街道を示す。
高野山1号墳石室(我孫子中学校内)
高野山1号墳の4号石室を我孫子中学校校庭に移設。6世紀後半(約1400年前)のもの。板石を組み合わせた竪穴式石室。1号填は長さ36メートルの前方後円墳。後円部の裾に4基の石棺を埋葬。
最勝院
真言宗豊山(ぶざん)派。本尊は不動明王。高野山・香取神社の別当寺。相馬霊場27番札所。小林一茶が1810(文化7)年に参詣(七番日記)。1631(寛永8)年の五輪塔がある。これは中世の板碑以後、市内最古の墓石。
柴崎神社
かつては妙見社(みょうけんしゃ)、北星社とよばれた。1880(明治13)年に柴崎神社となる。伝承に日本武尊(やまとたけるのみこと)や平将門がこの社で武運を祈願したという。1298(永仁6)年銘の板碑を保管。「日露戦役黒髪塚」がある。
円福寺
真言宗豊山派。本尊は阿弥陀三尊。江戸初期の開創と伝わる。柴崎神社別当寺。旧柴崎村領主新見家菩提寺。境内に歴代新見家墓石がある。
新見家は、幕末期まで柴崎村に320石余を知行。相馬霊場55番札所。鯖大師堂がある。センダンの大木。
東源寺
境内の榧(かや)の木は県の天然記念物。光音(こうおん)禅師お手植えといわれる。周囲4.5メートル。樹齢250年。昔、種子を駆虫薬として頒布(はんぷ)。志賀直哉の作品「十一月三日の午後の事」に寺名と榧の木が登場。相馬霊場75番札所。
旧柴崎村名主邸
1814(文化11)年、初代川村磯右衛門は酒造を始める。1816(文化13)年、円福寺檀家総代。1825(文政8)年、名主。初代磯右衛門は円福寺の寺格上げに尽力し、莫大な出費。地頭新見家の御用金を調達。敷地内は非公開。
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