おすすめ散策コース5
古利根と城跡をめぐるコース(所要時間 徒歩2時間30分)
湖北駅(北口)→天照神社→正泉寺→白泉寺→ハ幡の井戸→法岩院→古利根沼→芝原城跡→順道塚→龍泉寺→湖北駅(北口)
天照神社(てんしょうじんじゃ)
祭神は大日霊寶命(おおひるめのみこと)。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の途次この地に天照皇大神の神雛(ひもろぎ)をたてて武運を祈願されたことにより、この遺跡に宮を奉祀したと伝えられている。 二十一仏武蔵石板碑(市文化財)。富士塚。
正泉寺
本尊は延命地蔵菩薩。執権北条時頼の娘・桐姫(法性尼)の開基。法性尼(ほっしょうに)と手賀城主原氏の墓がある。相馬霊場73番札所。境内にユリノキの大木がある。
白泉寺
1616(元和(げんな)2)年に正泉寺(しょうせんじ)の隠居寺として創建。境内に待道(まつどう)大権現社を祀り、女人の「待道講」普及に尽力。相馬霊場22番札所。「雨天成共火之用心(うてんなりともひのようじん)」の碑がある。
八幡の井戸
竹薮の中に湧く清水。「湖北(中相馬)、七つ井戸」の一つ。共同井戸で、飲料水や農業用水として使用。昔、岡発戸に認められた井戸は二つだけ。水桶の担ぎ上げに苦労。「御神水井改修記念碑」がある。
法岩院
本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)。1542(天文11)年に芝原城主河村出羽守勝融(かつゆう)が開基。河村出羽守勝融の墓がある。本堂の大黒柱に1764(明和元)年の墨書。 相馬霊場51番札所。大師堂に上り龍、下り龍の彫刻。
1912(明治45)年の利根川流路変更工事で取り残された旧利根川の河道。沼岸の小堀(おおほり)集落は江戸時代に舟着場として栄えた。沼のほとりに「波除(なみよけ)不動尊」がある。 市では、市民債を発行して用地を買い取り、沼の貴重な自然を保全。自然観察の森では、みどりのボランティアが散策路の整備や下草刈りなどを行っている。
芝原城跡
別名を中峠(なかびょう)城。戦国時代は河村氏の居城。北は古利根に接する崖。南は侵食谷。1590(天正18)年小田原の北条氏と共に滅び、廃城。空掘・土塁・腰曲輪(こしくるわ)・本丸・二の丸・三の丸の跡が残る。
順道塚
竹薮の中にある高さ80センチの碑。 1590(天正18)年、芝原城が落城の後、 河村氏の家臣・林伊賀守(順道) が従士32人とともに自刃した場所と伝わる。碑文に1673(寛文13)年の銘がある。
龍泉寺
本尊は不動明王。江戸時代に近郷14ケ寺を管掌した古刹(こさつ)。相馬霊場76番札所。現在の本堂と山門は1955(昭和30)年ごろ、上野寛永寺子院・ 凌雲院(りょううんいん)を譲り受けたもの。三葉葵の釘隠(くぎかくし)がついている。
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