「世界難民の日」を知っていますか?
毎年6月20日は「世界難民の日」
“6月20日は「世界難民の日」(World Refugee Day)”であるのをご存知ですか?
難民の保護と支援について世界の関心を高めるとともに、国連機関やNGOによる活動に対する理解を深め、支援の輪を広げるため、2000年12月4日国連総会で決議され今に至ります。
この日に合わせて、故郷を追われた方々への思いを表す取組みの一つとして、ランドマークや庁舎などのライトアップをする地域もあるので、ニュースなどで見たこと・聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「難民」とは
戦争や紛争・迫害等を避けるため、故郷を追われなければならない人たちのことをいいます。
故郷を追われた人の数は約1億840万人にものぼり、世界の74人に1人が該当するとされています。さらに、難民の数はそのうち約3530万人であるとされています。
日本を含む世界各国の政府やNGO、民間企業などさまざまな機関が、それぞれの強みを生かし難民問題解決のために取り組みを進めています。
「難民支援」は一人ひとりにもできることがあります
“難民支援”を考えるとき、「遠い国や地域の話だし“私一人”にできることは何もない」と思ってしまいがちです。
しかし、私たち一人ひとりにもできることがあります。
簡単に解決する問題ではないものの、まず私たちが他人事と考えず、積極的に難民問題について知り、理解を深める。そして行動に移すことがこの問題の解決の一歩になるものと思います。
この機会に、難民支援について考えたり周囲の人たちと話し合ったりしてみてはいかがでしょうか。
難民支援の例
1.難民・難民支援の現状を知る
- 「NPO法人 国連UNHCR協会」のホームページなどでは、難民や難民支援に関わる情報を入手することができます(「NPO法人 国連UNHCR協会」は「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」の活動を支える日本の公式支援窓口です)。
- 「世界難民の日」に合わせてさまざまなイベントやプロジェクトなどが実施されますので、それらを通じて理解を深めることも支援の一つです。
2.救援金を寄付する
現在、ウクライナ人道危機救援金を募集しています
- 「日本赤十字社」や「NPO法人 国連UNHCR協会」などでは、海外救援金を募集しています。
- 当市においても、ロシアによるウクライナ侵攻が絶えず続いていることを踏まえ、救援活動を支援するための「ウクライナ人道危機救援金」を募集しています。
3.衣料品を寄付する
ボーイスカウト我孫子第1団 衣料品寄付の様子
- 毎年10月にアビスタで開催されている「あびこ子どもまつり(我孫子市とあびこ子どもまつり実行委員会共催)」には、難民支援衣料回収ボックスが設置されています。これはボーイスカウト日本連盟とユニクロが共同で行っている難民支援衣料回収プロジェクトで、難民キャンプにて特に子ども服が不足していることから、通常のユニクロやジーユーの着なくなった服に加えて、他メーカーの子ども服(60~150cm)も回収する取り組みです。回収した衣料品はユニクロを通じて難民の方々のもとに送られます。
- NPO法人 日本救援衣料センターでは、衣料品収集や海外輸送費募金活動などを行っています。受け入れできる品目などの説明が記載されていますので、詳しくはホームページをご覧ください。