手賀沼に対して、どのような水質浄化を行っていますか？（クリーン手賀沼推進協議会）

A
かつては27年連続で全国ワースト1位の水質の手賀沼でしたが、下水道整備などのさまざまな浄化対策や流域住民の取り組み、平成12年度から本格稼動した北千葉導水事業により水質が改善され、平成13年度からはワースト1を脱却しました。

クリーン手賀沼推進協議会は、手賀沼漁業協同組合、我孫子手賀沼漁業協同組合、手賀沼貸舟業協同組合、我孫子市廃棄物処理協業組合、NPO法人アルバトロスヨットクラブ、我孫子市の6団体で構成されている協議会で、手賀沼の浄化を推進するための事業を実施しています。

年3回、船を使って手賀沼内の不法投棄物等の回収を行っています。主な回収物は、空き缶、ペットボトル、タイヤ、木杭などで、時にはテレビやパソコンなどの大型家電も回収されます。
また、手賀沼内に繁茂する外来水生植物の駆除活動も行っています。

手賀沼の浄化啓発を目的に「手賀沼と周辺の自然景観」、「手賀沼と人とのふれあい」をテーマにした作品を募集し、写真コンクールを行っています。
毎年200点程度の作品応募があり、優秀な作品を表彰しているほか、カレンダー掲載作品も選出しています。

手賀沼の美しい情景を多くの方々にお伝えし、興味関心を持っていただくことを目的に、手賀沼写真コンクールの応募作品から季節感あふれる優秀な作品を13作品選出し、「てがぬまカレンダー」を作成しています。
例年10月から我孫子市内各所で販売しています。

市内の幼稚園児（年に2園ずつ）とともに、手賀沼公園からフナの稚魚を放流しています。

第20回から第25回の写真コンクールの応募作品の中から厳選した5点をポストカードとして作成し、農産物直売所あびこん、我孫子市鳥の博物館、アビシルベ、我孫子市手賀沼課にて5枚セットを100円で販売しています。

「遊ぼうおもいっきり手賀沼で！」をテーマに、より多くの方々に手賀沼を身近に感じてもらえる機会の充実を図るため、親子で楽しめる釣り大会を開催しています。

手賀沼を肌で感じてもらうため、「Enjoy手賀沼！（例年5月第2日曜日に開催）」および「あびこ子ども祭り（例年10月第3日曜日に開催）」にて体験会を実施しています。

遊覧船で手賀沼を1周しながら、手賀沼の歴史や水質、生き物などについてガイドをする学習会を実施しています。ガイドは手賀沼課職員が担当しています。