No.4 おとなのための絵本の会
絵本でつながり、心にゆとり
「おとなのための絵本の会」では、参加者がお気に入りや思い出の絵本を持ち寄り紹介します。ただし持ってこなくても、聞くだけでもOK。読み間違えても問題ないし、気にしなくていい。他者を否定しないルールなので、優しく心地よい雰囲気の”おとなの交流の場”になっています。
不定期ですが大体月に一回、湖北駅南口前にある、「みんなの居場所 ビスケット」で6名ほどを募って開催しています。発表前は自信がなくても、褒めてもらったり共感してもらったりすることで自分の価値観が認められていると感じ、”自分時間”を楽しむことができます。
Suzumiさん
「絵本は、自分の気持ちを伝えるためのコミュニケーションツールのひとつ。」と話すSuzumiさん。大人になってからは、自分の好きや感動を伝える事、それを認めてもらう機会は少なくなっているかもしれない。だから、絵本を通してそれぞれの”自分の好き”を話し、聞くこの会で、”好きなものを伝えるって楽しい、誰かに読んであげたい”という心のゆとりが生まれ、そこから地域の子どもたちへの読み聞かせへつながったらいい、と語っています。その一歩を踏み出すきっかけになってもらえたらと、Suzumiさんはこの会を続けています。
「読み聞かせをしてくれる人が地域にたくさんいたら、いろんな人があなた(子どもたち)を見守り、愛しているんだよと絵本を通して伝えられて、豊かな心が育まれるはずですから」と話します。
Suzumiさんは「一人ひとりの心のゆとりが”幸せの循環”につながるはず。絵本を通した交流で、みんなが笑顔で暮らせる地域の輪が広がってほしい」と話します。その気持ちに、参加者の一人としてわたしも強く共感しました。
文:Hamatomoさん