経営比較分析表

経営及び施設の状況を表す経営指標を活用し、経年比較や他公営企業との比較、複数の指標を組み合わせた分析を行った「経営比較分析表」を公表しています。
経営の現状及び課題を的確かつ簡明に把握することができます。

給水収益や一般会計からの繰入金等の収益で、維持管理費や支払利息等の費用をどの程度賄えているかを表す指標。
当該指標は、100パーセント以上で単年度の収支が黒字となります。
算出式：（経常収益／経常費用）×100

営業収益に対する累積欠損金（営業活動により生じた損失で、前年度からの繰越利益剰余金等でも補てんすることができず、複数年度にわたって累積した損失のこと）の状況を示す指標。
累積欠損金が発生していないことを示す0パーセントであることが求められ、累積欠損金を有している場合は、経営の健全性に課題があるといえる。
算出式：（当年度未処理欠損金／（営業収益－受託工事収益）×100

短期的な債務に対する支払能力を表す指標。
1年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す100パーセント以上であることが必要。
算出式：（流動資産／流動負債）×100

給水収益に対する企業債残高の割合であり、企業債残高の規模を表す指標。
算出式：（企業債現在高合計／給水収益）×100

給水に係る費用が、どの程度給水収益で賄えているかを表した指標。
算出式：（供給単価／給水原価）×100

給水収益となる有収水量1立方メートルあたりについて、どれだけの費用がかかっているかを表す指標。
算出式：（経常費用－（受託工事費＋材料及び不用品売却原価＋附帯事業費）－長期前受金戻入益）／年間総有収水量

施設の利用状況や適性規模を判断する指標。
算出式：（一日平均配水量／一日配水能力）×100

施設の稼働が収益につながっているかを判断する指標。
100パーセントに近ければ近いほど施設の稼働状況が収益に反映されていると判断できる。
算出式：（年間総有収水量／年間総配水量）×100

有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す指標。
数値が高いほど、法定耐用年数に近い資産が多いことを示す。
算出式：（有形固定資産減価償却累計額／有形固定資産のうち償却対象資産の帳簿原価）×100

法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表す指標。
数値が高いほど、法定耐用年数を経過した管路を多く保有している。
算出式：（法定耐用年数を経過した管路延長／管路延長）×100

当該年度に更新した管路延長の割合を表す指標。
算出式：（当該年度に更新した管路延長／管路延長）×100