我孫子市水道事業ビジョン・基本計画・経営戦略等
水道事業は給水開始以後、市内全域に水道水を安定的に供給するために、施設・設備や管路の整備を進めてきました。
その間、新設を中心としていた時代から、施設・設備や管路の更新の時代、さらには人口減少や頻発する災害などにも対応できるよう施設を的確に維持更新し、将来にわたり持続可能な水道とすることが求められる時代へと大きく変化しました。
このような背景から、我孫子市水道局では、ライフラインの担い手として、国が示す水道の理想像「安全」「強靱」「持続」を念頭に、新たな視点で今後10か年の計画を策定し、2019年4月から事業推進することとしました。
各計画の関連性
今回策定した各計画の関連性については、右図のとおりです。
まず、アセットマネジメント手法により現況の水道施設について総括的に評価するとともに、本市水道事業に特有な経営や施設面からの課題整理とその対応に最適な方策について検討し、50年先の水道の将来像を掲げ、進むべき方向や目標及び施策を明示する「水道事業ビジョン」を策定しました。水道事業ビジョンは今回策定する各計画の最上位計画となります。
また、水道事業ビジョンで示した将来像の実現に向けて、今後10か年で進める施設整備計画を「基本計画」として取りまとめました。
同時に、アセットマネジメント手法による水道施設再構築への方策整理(規模の適正化とコスト縮減)と財政マネジメントの向上に取り組むため、今後10か年の投資・財政計画として「経営戦略」を策定し、効率的かつ効果的な事業運営に努めることとしました。
我孫子市水道事業ビジョン~信頼の水を 次世代につなぐ あびこの水道~
本市水道局では、これまで「我孫子市水道事業中期計画」にもとづき、施設・設備や管路の更新に取り組んできました。
近年はそれに加えて、人口減少に伴う給水量・水道料金収入の減少や東日本大震災の経験による災害対策の見直しが必要になるなど、水道事業を取り巻く環境が大きく変化しています。
これらの課題に対して、今後50年先までも皆様に安全で安定した給水を継続していくために、将来像「信頼の水を 次世代につなぐ あびこの水道」を掲げ、「安全」「強靱」「持続」の3つの観点から、進むべき方向や目標及び将来像の実現に向けた今後10か年の施策を明示した我孫子市水道事業ビジョンを策定しました。
我孫子市水道事業基本計画
我孫子市水道事業基本計画(概要版)(PDF:4,771KB)
我孫子市水道事業ビジョンにおいて示した将来像の実現に向け、今後10か年で具体的に行っていく事業をまとめた施設整備計画です。
具体的な行動計画を策定するため、本市水道事業の施設整備や事業運営及び経営について業務指標などによる評価を行い、今後の水需要の見通しを立て、課題点を整理しました。
その上で、課題解決に向けて、浄水場施設規模の適正化を図る施設・設備更新計画と管路口径適正化を図る管路更新計画などを示しています。
我孫子市水道事業経営戦略
人口減少による水需要減少や水道料金収入減少が見込まれる中、我孫子市水道事業基本計画において示した施設・設備や管路の計画的な更新や耐震化を着実に実行するための今後10か年にわたる投資・財政計画です。
我孫子市水道事業アセットマネジメント
我孫子市水道事業アセットマネジメント(概要版)(PDF:1,270KB)
厚生労働省のツールを用いて、本市水道局が有する資産をデータ化し、当該資産を物価指数を用いて現在価値に変換することで、将来の更新需要の見通しを把握したものです。
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