2018(平成30)年第3回我孫子市議会定例会 市政一般報告
この市政一般報告は、9月3日の平成30年第3回市議会定例会の冒頭で市長が述べたものです。
項目をクリックすると、該当の箇所をご覧いただけます。
- 事務処理誤りの報告
- 市内の学校や公共施設等のブロック塀対応
- 平成30年7月豪雨への支援
- 防災体制の強化
- 災害時医療体制の強化
- 放射能対策
- 新クリーンセンターの整備
- 手賀沼花火大会
- ジャパンバードフェスティバル
- 市民との協働
- 若い世代の定住化と少子化対策
- 子どもの居場所づくり
- 子どもの学習支援
- 魅力ある教育の推進
- 平和事業
- 旧井上家住宅の保存と活用
- 我孫子新田エリアの活用
- 起業・創業の支援
- 公共施設への低炭素設備の導入
- 下新木踏切道の改良
- 駅施設の利便性向上
- 柏版図柄入りナンバープレートの導入
- 東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み
- 行政改革の推進
事務処理誤りの報告
はじめに、事務処理誤りの報告です。
個人住民税の公的年金からの年金特別徴収において、事務処理が適切に行われなかったことにより、8月15日に支給された年金において、市民1,315人から計12,661,300円の過徴収が発生しました。
年金所得者に係る個人住民税は、原則、年金から特別徴収されますが、個人住民税の課税決定時期が6月であることから、4月と6月と8月については仮徴収を行うこととなっています。市では、6月の課税決定の結果、8月の仮徴収を実施すると納めすぎてしまう方については、仮徴収を中止していますが、今回、中止に必要な依頼ファイルの送信漏れにより、過徴収が生じてしまいました。現在、早急に還付できるよう手続きを進めています。
年金受給者の方々にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今後、再び事務処理の誤りを起こさないよう、再発防止に向け、チェック体制の強化に努めていきます。誠に申し訳ございませんでした。
市内の学校や公共施設等のブロック塀対応
次に、市内の学校や公共施設等のブロック塀対応についてです。
今年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、小学校のブロック塀が崩れ、幼い命が失われるという痛ましい事態が発生しました。
このことを受け、市では、通学路上の塀等についても危険個所の点検を行うとともに、子どもたちへの安全指導を行いました。また、市内小中学校のブロック塀等について緊急点検を実施した結果、小学校11校、中学校4校の計15校で、建築基準法に適合していないものや老朽化等により改善を要する箇所が確認されましたので、8月29日までにブロック塀等の撤去工事を完了しました。
さらに、小中学校を除く公園施設を含めた公共施設のブロック塀等は、7月中旬までに点検調査を行った結果、5施設で12か所のブロック塀等が建築基準法の不適合などにより改善が必要となりましたので、8月30日までに撤去工事を完了しました。
なお、ブロック塀等の所有者に対しては、パンフレットなどで注意喚起を行うとともに、改修等に活用できる住宅リフォーム補助制度や増改築等工事施工業者紹介制度をお知らせしています。
平成30年7月豪雨への支援
次は、平成30年7月豪雨への支援です。
7月の西日本を中心とする記録的な大雨によって、多くの尊い生命や財産が失われ、甚大な被害が生じました。そして今もなお、多くの被災者が住居を失い、厳しい暑さが続く中、不自由な避難生活を余儀なくされています。
被災者の皆様には、心からお見舞い申し上げるとともに、安心できる日常生活へ戻れますよう一日も早い復興を願っています。
市では、熊本地震の被災地に救援物資を提供する際にご協力いただいた福岡県嘉麻市社会福祉協議会から、土砂災害で発生した土砂を除去するための土のう袋が不足しているとの支援要請を受け、土のう袋1,000袋を支援物資として提供しました。
また、我孫子市社会福祉協議会と連携し、7月10日から市内31の公共施設に義援金募金箱を置くなど、広く市民に募金を呼びかけています。
さらに、8月27日から当面の間、被災された方を支援するため、市営住宅5戸を無償で提供しています。今後も支援要請に基づいて、支援していきます。
防災体制の強化
次は、防災体制の強化です。
市では、台風や豪雨など災害への体制強化に努めています。
今年の3月に、あびこハザードマップを全戸配布したほか、今年度は、熊本地震や関東・東北豪雨などの教訓を踏まえて地域防災計画の見直しを行っています。
また、毎年実施している総合防災訓練は、10月20日に布佐南小学校を会場として行います。この訓練は、大地震の発生を想定し、多くの防災関係機関や自主防災組織等が参加し、一体となって実施することで、災害時に迅速かつ的確に対応できる能力の向上と、広く市民の防災意識の啓発を図ることを目的としています。
今後も、地域住民をはじめとした幅広い人たちの主体的な訓練参加の促進や防災意識の向上を図るための取り組みを行っていきます。
消防団の装備の充実では、経年劣化が進んでいる消防団員の雨具を、今年度から2か年計画で更新しています。
また、救急体制の強化では、救命率向上につなげるため、市民が24時間いつでもAEDを使用できるよう、市内24時間営業のコンビニエンスストアへの設置を進めています。
ご協力いただけるコンビニエンスストアと順次、協定を締結し、10月1日から当初予定していた32店舗すべてにAEDを設置する予定です。
災害時医療体制の強化
次は、災害時医療体制の強化です。
災害時の医療救護では、初動体制の充実・強化を図るため、市内8か所の救護所に、備蓄医薬品等を順次配備しています。8月1日に、2か所目となる我孫子聖仁会病院と「災害時の救護所責任者及び医薬品等の配備に関する協定書」を締結しました。現在、当協定に基づき、医薬品等の配備に向けた準備を進めています。
放射能対策
次は、放射能対策です。
29年度に要した放射能対策経費については、国や県の補助金等の対象とならない約2億4,761万円を、未払いとなっている28年度までの放射能対策経費約1億3,566万円と合わせ、8月28日に東京電力ホールディングスに対して賠償請求を行いました。
市では、内部被ばくの状況を把握するためのホールボディカウンタ測定費用と甲状腺機能を評価する甲状腺検査費用の一部助成を行っています。8月20日現在、ホールボディカウンタ測定費用の助成件数は6件です。
今後も引き続き、放射性物質による健康への影響を心配する子どもたちや保護者等の健康不安の軽減を図っていきます。
新クリーンセンターの整備
次は、新クリーンセンターの整備です。
新クリーンセンターの整備では、昨年度に実施した建設予定地の地歴調査において、土壌汚染の恐れがあるとの結果が示されたことから、土壌汚染対策法に基づき、6月に状況調査を実施しました。
第一種特定有害物質である揮発性有機化合物を対象とした土壌ガス調査では、12地点を調査し、1地点で基準超過の可能性があるとの分析結果が出ました。
また、第二種特定有害物質である重金属等を対象とした土壌調査では、101地点を調査し、10地点で基準値を超えるヒ素、鉛、フッ素が検出されたことから、詳細なボーリング調査を追加で実施する予定です。
また、新廃棄物処理施設を整備するにあたり、整備・運営事業者を選定するため、今年度から31年度にかけて、有識者を中心として組織する「新廃棄物処理施設整備運営事業者選定委員会」を設置し、第1回目を6月27日に開催しました。8月24日の第2回目では、実施方針と要求水準書の案、新廃棄物処理施設整備運営事業者の選定方法について審議いただきました。
手賀沼花火大会
次は、手賀沼花火大会です。
8月4日に開催された手賀沼花火大会は、天候にも恵まれ市内外より多くの方々が訪れ、大盛況でした。
大会終了後、我孫子駅の混雑緩和のため入場規制が行われましたが、大きな混乱もなく無事終了することができました。
花火大会の開催に向けた募金活動では、市民の皆様からあたたかいご支援をいただき、総額2,086,558円が集まりました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、昨年に引き続き、ふるさと納税寄附金の増加と手賀沼花火大会のPRを図るため、3万円以上の寄附をいただいた市外在住の方を、手賀沼花火大会の観覧席に招待しました。
昨年から10組追加し、先着20組40名様限定で7月1日から募集したところ、大変ご好評をいただき、7月10日に定員に達したため、募集締切りとなりました。今後も、こうした取り組みを積極的に進めて、ふるさと納税寄附金の増加につなげていきます。
ジャパンバードフェスティバル
次は、ジャパンバードフェスティバルです。
今年で18回目を迎えるジャパンバードフェスティバルは、11月3日と4日に開催されます。
当日は、各会場で野鳥や自然環境に関する調査研究等の展示や発表、バードカービングなどの作品展示が行われるほか、毎年人気の手賀沼湖畔や船上からのバードウォッチング、手賀沼公園での鳥の凧揚げ体験なども行われます。
なお、毎年1,000点を超える応募がある「全日本鳥フォトコンテスト」作品展と講演会、鳥に関する学術的な話が聞ける「鳥学講座」はアビスタで開催します。小中高校の児童・生徒が研究の成果を発表する「環境学会」は、今年は水の館で開催する予定です。海外からは、毎年参加している台湾やモンゴルをはじめ、インド・フィリピンなど数か国から出展の意向が示されています。昨年、「ハワイでしか見られない固有の種の紹介が素晴らしかった」という評価で、ハワイがバン賞を受賞しました。今年も、日本では見られない鳥やその国独自の文化など、来場者の目を引く展示が期待されます。
10月14日には、プレイベントとして「もうすぐJBF 我孫子駅前バードコンサート」がアビシルベ前の広場で開催されます。我孫子鳥の大使♪鳥くんプロデュースのライブや我孫子市ふるさと産品を手掛ける商店にもご出店いただきます。さらに、市内の小学生に描いてもらった鳥のポスターを商店やあびバスに掲示することで、開催日に向けて機運を高めていきます。
リニューアルして2年目を迎えた水の館の更なる活用を図るため、新たな講演会や体験会を実施します。今年も7会場で、1人でも多くの方に手賀沼のほとりで楽しみながら自然環境の大切さについて感じてもらえるジャパンバードフェスティバルにしていきます。
市民との協働
次は、市民との協働です。
今月22日と23日に、「市民のチカラまつり」をけやきプラザで開催します。
今年は、「0歳から100歳…我孫子が大きな家族になる」をテーマとして、さまざまなCMソングでお馴染みのミネハハさんによる「いのちの始まりコンサート」、我孫子高校演劇部の脚本により、我孫子中学校演劇部が演じる劇を見て、子どもたちが日々幸せに暮らすためにどうすればよいかを考える「子ども座談会」を実施するほか、市民活動団体の普段の活動を体験できるブース展示など、総勢82の団体や企業、学校が参加する予定です。
このイベントを通じて、多くの世代が交流し、今まで市民活動や地域での活動に参加していなかった方も地域に関心を持ち、気軽に参加できるきっかけづくりの場となることを願っています。
若い世代の定住化と少子化対策
次は、若い世代の定住化と少子化対策です。
今月1日に「あびこで子育て ママへのごほうびフェスタ2018」を、イトーヨーカドー我孫子南口店とけやきプラザ前の広場で開催しました。
このイベントは、核家族化が進む中、日ごろ、育児を頑張っているママにほっと一息つけるリフレッシュの時間をプレゼントしたいという思いから、我孫子市と株式会社イトーヨーカ堂との共催により誕生しました。子育て支援に共感するさまざまな協賛企業や市内の高校、大学、我孫子市子育てサポーターや子育てサークルの協力を得て、全国でもめずらしい産・学・官・民の4者連携という形で実施しています。
今年は、「enjoyパパ応援プロジェクト」と「子育て交流フリーマーケット」事業ともコラボし、NHK「わくわくさん」でおなじみの久保田雅人さんによる工作ショーやかけっこ教室のほか、パトカーや消防車の体験乗車など、規模を拡大して実施することができました。
今年度から、新制度となった若い世代の住宅取得支援の申請受付を6月から開始し、8月20日現在で57件の申請がありました。このうち子どもを持つ世帯は47件、市外からの転入世帯は26件でした。
また、住宅リフォーム支援の申請件数は、8月20日現在で87件となり、このうち、子育て世帯は15件でした。なお、中古住宅を購入し、リフォームした件数は4件となっており、空き家対策にもつながる事業となっています。
さらに、魅力ある制度とするため、住宅リフォーム支援と住宅ローンフラット35を併せて活用し、要件が整った場合には、フラット35の当初5年間の借入金利を0.25%引き下げる制度「【フラット35】子育て支援型・地域活性化型及び我孫子市住宅リフォーム補助事業に係る相互協力に関する協定」を7月31日に住宅金融支援機構と締結しました。8月1日より適用を開始し、ホームページや広報などで周知しています。
少子化対策の一環として行っている産後ケア事業では、29年度実績として、産後ショートステイ47人、産後デイケア32人、ママヘルプサービス38人の利用がありました。また、今年度は、8月20日現在で産後ショートステイ10人、産後デイケア8人、ママヘルプサービス12人の利用があり、出産後の不安解消につながっています。
さらに、29年度からスタートしたメンタルチェックを含めた産婦健康診査では、30年3月末現在で、延べ1,044件の受診がありました。また、今年度は、8月20日現在で279件の受診がありました。引き続き、出産後の不安解消に向けて、妊娠期から子育て期への切れ目ない支援に努めていきます。
子どもの居場所づくり
次は、子どもの居場所づくりです。
今月1日に、市内13校目となるあびっ子クラブを布佐小学校で開設しました。これにより、市内全小学校へのあびっ子クラブ設置が完了しました。
8月20日現在の登録児童数は、全児童数の47%となる97名であり、サポーターには7名の方が登録いただいています。
今後は、学校や学童保育室と連携しながら、地域に根差した運営を推進していきます。
子どもの学習支援
次は、子どもの学習支援です。
子どもの学習を支援するための教室は、ふさ子ども学習室が運営する「ふさの風教室」が6月28日に、「ふさ南近隣教室」が6月29日に開設し、市が運営する教室2か所を含めて全部で11か所となりました。参加者・学習支援員ともに増加しており、8月20日現在で利用者は99人、学習支援員は92人となっており、子どもたちは、毎日意欲をもって学習に取り組んでいます。
今後も、関係部署や市民団体と連携しながら事業を充実させていきます。
魅力ある教育の推進
次は、魅力ある教育の推進です。
日本サッカー協会が、子どもの心の教育に貢献することを目的に取り組んでいる「JFAこころのプロジェクト 夢の教室」を、市内小中学校で行います。
今月18日と19日に第四小学校、20日に第一小学校、12月14日と17日に湖北中学校で実施します。
この事業は、キャリア教育の一環としての教育的意義も大きく、より多くの児童生徒に「将来への夢をもち、努力していくことの大切さ」や「仲間と協力することの大切さ」などを学んでほしいと考えています。
平和事業
次は、平和事業です。
平和事業では、戦争や原爆の悲惨さ、平和の大切さを次の世代に伝えていくことに主眼をおいて、多くの若い人たちも参画して実施しています。
このうち中学生の派遣事業では、8月5日から7日まで、中学校6校から12名を広島に派遣し、平和記念式典に参列したほか、平和記念資料館や平和記念公園にある慰霊碑や被爆遺跡などを見学しました。また、新たな試みとして、平和記念公園などに来場している方々へのインタビューも行いました。
さらに、市内13小学校の6年生を対象とした歴代の派遣中学生によるリレー講座は、6月23日に第一小学校と第三小学校で実施しました。当日は、昨年度の派遣中学生3名を含む11名が参加し、派遣先の違う経験者がペアを組むほか、講義の内容も各自が工夫を凝らして行いました。残りの11校でも今月から順次実施していきます。
このように、若い人たちが広島と長崎への派遣で体験したことや被爆者の思いを自らの言葉により次の世代に伝える取り組みを、今後も積極的に支援していきます。
旧井上家住宅の保存と活用
次は、旧井上家住宅の保存と活用です。
28年度から実施してきた二番土蔵保存整備工事が、7月末で完了しました。
伝統工法である漆喰壁仕上げを施し、できるだけ元の姿に戻すように努めました。工事中は年1回、工事現場見学会を実施し、29年度には参加者による土壁塗り体験を行うなど、文化財建造物を保存する意義を知っていただく良い機会となりました。
今後は、保存整備工事の作業経過をたどった写真パネル展のほか、施設の特性を活かした伝統文化の体験や土間での読み聞かせなど、さまざまなイベントを開催し、旧井上家住宅のPRに努めていきます。
我孫子新田エリアの活用
次は、我孫子新田エリアの活用です。
農産物直売所アンテナショップ跡地の活用では、サウンディング型市場調査として、6月下旬に事業者との“対話”を行いました。“対話”には12者の参加があり、事業提案や事業方式、市場性などについてさまざまなご意見、ご提案をいただきました。この概要については、8月28日からホームページで公表しています。
今後は、跡地の実勢価格を把握するための不動産鑑定を実施するほか、有識者を中心とした選考委員会を設置し、公募に向けた選考基準などについて検討を進めていきます。
なお、関連費用は今議会の補正に計上しています。
起業・創業の支援
次は、起業・創業の支援です。
今年も、起業・創業を志す方を対象に「我孫子市創業支援事業計画」に位置づけているNPO法人との共催事業「2018実践創業塾」を実施しました。
「本格起業コース」は6月24日から8月19日の間に5回開催し、起業・創業に意欲のある12名の方が参加しました。グループワークを通じた法人設立の手続きや資金計画の立て方、創業につなげていくための専門家による講義など、起業・創業の実現につながる、より実践的な知識の習得を支援できたと考えています。
さらに、今月8日に「起業個別相談会」、10月27日に“起業の夢をかなえませんか!”をテーマとした「女性支援フォーラム」、11月10日には「ビジネス交流会」を開催するなど、引き続き、起業を考えている方や創業後間もない方への支援を行っていきます。
公共施設への低炭素設備の導入
次は、公共施設への低炭素設備の導入です。
老朽化により更新時期にある照明と空調設備を有している19施設について、8月7日に賃貸借契約をリース会社と締結し、現在、更新工事を進めています。
まずは、各地域にある近隣センターから着手し、来年1月末にはすべての施設の工事を完了する予定です。施設ごとの工事期間につきましては、ホームページで、順次お知らせしていきます。利用者の皆様にはご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします。
下新木踏切道の改良
次は、下新木踏切道の改良です。
下新木踏切本体の拡幅整備に必要な道路西側部分の改良工事は、今月中旬の着工に向けて準備を進めています。
また、未取得な拡幅用地の早期取得に向けて、引き続き、権利者との交渉を進めていきます。
駅施設の利便性向上
次は、駅施設の利便性向上です。
これまでも多くの市民から設置の要望をいただいてきた、我孫子駅構内へのエレベーター整備に向け、6月20日に「我孫子駅ホームエレベーター整備に伴う基本設計協定書」をJR東日本と締結しました。
現在、JR東日本において構内エレベーターの整備方法の検討を行っています。市としても、皆様が利用しやすいものとなるよう、協議を進めていきたいと考えています。
また、湖北駅では、我孫子方面に1.5車両分となる約35メートルのホーム屋根の増設工事を進めています。駅利用者の皆様には、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
柏版図柄入りナンバープレートの導入
次は、柏版図柄入りナンバープレートの導入です。
柏ナンバーの図柄として提案した「地域を彩る手賀沼」が、国土交通省において、決定されました。今後は、国土交通省において、諸準備が進められますので、申請方法や手数料など詳細が決定しましたら、ホームページ等でお知らせしていきます。
また、多くの皆様に取り付けていただけるよう、柏版図柄入りナンバープレートを描いたうちわをあびこカッパまつりで配布しました。引き続き、10月の交付開始に向けてPRを行っていきます。
なお、市の公用車にも、車両買い替えなどを機に、順次、導入していきます。
東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み
次は、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みです。
オリンピック聖火リレーのルートについて、7月12日に東京2020組織委員会から出発地と出発日、各都道府県を回る日程が発表されました。千葉県は、神奈川県から聖火を受け、2020年の7月2日から4日までの3日間、県内を巡った後、茨城県へと聖火を渡すことになります。
県内のルートは、千葉県の実行委員会が年内を目途に選定し、組織委員会に報告することとなっており、来年には全国のルート案が公表される見通しです。東葛飾地域の6市長は共同で、平成26年6月に国やオリンピック組織委員会に要望して以降、毎年、千葉県に対して要望活動を続けています。今年5月24日には改めて、6市長が千葉県知事を訪問し、直接、要望書を手渡すとともに、意見交換を行いました。その際には、震災からの復興を世界にアピールするため、「聖火リレーは東葛飾地域のすべての自治体を通るルートとすること」「ルート選定とランナーの人選にあたっては東葛飾地域の6市と十分に調整を行うこと」を申し入れました。
また、オリンピック・パラリンピックやスポーツ大会などの運営を支えるスポーツボランティアを育成することを目的に、川村学園女子大学との共催により、今月29日にスポーツボランティア養成講座を開講します。
今年は、より多くの方にご参加いただけるよう、受講料を無料とし、今月1日から受講者を募集しています。
さらに、10月6日に開催するチャレンジスポーツフェスタでは、地元千葉県のチーム「千葉パイレーツ」の選手を招き、パラリンピック種目であるシッティングバレーボールのデモンストレーションや体験会を行います。今後も、オリンピック・パラリンピックに向けて機運を高めていきます。
行政改革の推進
最後は、行政改革の推進です。
今年度の我孫子版事業仕分けは、概ね過去5年間に採択された政策事業のうち、7月24日に行政改革推進委員会で選定した空き店舗活用補助事業など4事業を対象に、今月23日にアビスタで実施します。
提案型公共サービス民営化制度では、7月2日から今月21日まで提案を募集しています。なお、昨年度の議会において指摘を受け、ホームページに掲載している事務事業リストの備考欄には、新規事業とわかるよう表示しました。また、更なる見直しを実施していきます。
以上で、市政一般報告を終わりますが、各事業の推進に一層の努力をしていきますので、議員皆様のご理解ご協力をお願いします。