杉村楚人冠記念館 刊行物案内
刊行物のご案内
当館では、これまでの企画展で作成した資料・パンフレットを販売しております。ご来館の際にぜひお買い求めください。
白樺文学館、教育委員会文化スポーツ課、市役所本庁舎行政情報資料室でも販売しております。
郵送でご購入をご希望の方は、杉村楚人冠記念館(電話:04-7187-1131)へお問い合わせください。
新しい刊行物はページの下の方をご覧ください。
1 公式解説書『楚人冠の生涯と白馬城』 1,000円
杉村楚人冠の生い立ちと、新聞史上に、そして我孫子の歴史に楚人冠が記した足跡を詳しく解説し、また彼が遺した膨大な資料についても紹介します。
また、楚人冠が明治45年に別荘を構えてからの建物、邸園の変遷を解説していますので、解説書を片手に建物と邸園を見学すると、より深く楽しむことができます。
オールカラー70ページ
2 第5回杉村楚人冠展・第58回鳥の博物館企画展「楚人冠と鳥」(我孫子市文化財報告第2集) 500円
多彩な趣味を持つ楚人冠は、日本野鳥の会発足時に賛助員に名を連ねたほどの愛鳥家でもありました。このことにちなみ、楚人冠の随筆や資料から、楚人冠と鳥、そして野鳥の会草創期の愛鳥家たちとの関わりを描きます。
※本書は鳥の博物館でも販売しています。
モノクロ44ページ
3 大逆事件100周年記念特別展「針文字書簡と大逆事件 ~事件が文学に与えた影響」(我孫子市文化財報告第3集)
杉村楚人冠邸で発見された、大逆事件の首謀者に仕立て上げられた社会主義者幸徳秋水の無実を訴える針文字書簡。この針文字書簡が送られた背景を探るとともに、同時代を生きた文学者たちがこの事件に対して示した反応をみていきます。
モノクロ24ページ
在庫切れのため販売を終了しました。
我孫子市民図書館などで閲覧できます。
4 平成24年夏期企画展解説書「白瀬中尉の南極探検と楚人冠」(我孫子市文化財報告第4集) 500円
白瀬矗の南極探検隊後援に朝日新聞社を動かし、探検の実現に貢献した楚人冠。その楚人冠が書いた記事と、探検の27年後、白瀬が楚人冠に送った書簡を中心に、探検実現の経緯と意義を振り返ります。
モノクロ39ページ
5 平成24年冬期企画展解説書「楚人冠と啄木をめぐる人々」(我孫子市文化財報告第5集) 600円
明治43年、校正係でしかなかった石川啄木を朝日歌壇の選者に抜擢した社会部長の渋川玄耳。その玄耳が啄木の抜擢を相談した親友杉村楚人冠。啄木の葬儀を自分の生家の寺で行い、啄木の追弔会の相談で初めて出会ってから楚人冠と親交を結んだ土岐善麿。
この4人の手紙を中心に、啄木と楚人冠をめぐる人々の交流を振り返ります。
カラー29ページ
6 資料解説書「楚人冠と漱石 ―新聞・英語・文学―」(我孫子市文化財報告第6集) 500円
ともに英語の達人であり、東京朝日新聞社に籍を置いた杉村楚人冠と夏目漱石。この二人の交友は明治末期の新聞と文学の関係を教えてくれます。漱石の書簡と、当時の新聞などに表れた二人のエピソードを中心に楚人冠と漱石の関係を振り返ります。
※本書は平成19年に開催した第1回杉村楚人冠展「楚人冠と漱石」の展示内容をもとに刊行したものです。
モノクロ23ページ
7 平成25年度夏期企画展解説書「新聞記者・楚人冠の足跡」(我孫子市文化財報告第7集) 500円
明治39年のルポ「雪の凶作地」や、大正末から昭和初めに人気を博した夕刊コラム「今日の問題」など、杉村楚人冠が新聞記者として遺した仕事を振り返り、楚人冠の考えていた新聞像を紹介します。
モノクロ40ページ
8 資料解説書「楚人冠と湖畔吟社」(我孫子市文化財報告第8集) 600円
我孫子には楚人冠が創設した俳句結社「湖畔吟社」があります。楚人冠と当時の俳人たちとの関わり、湖畔吟社を舞台にした我孫子の青年たちとの交流、そして、楚人冠没後も遺志を継いで湖畔吟社を盛りたてた人々を資料をとおして見ていきます。
※本書は平成20年に開催した第2回杉村楚人冠展の内容をもとにしています。
カラー28ページ
9 平成26年度夏期企画展解説書・第一次世界大戦開戦100周年企画「戦に使して―楚人冠がみた戦時のヨーロッパ」(我孫子市文化財報告第9集) 400円
楚人冠は、第一次世界大戦の様子を日本に紹介するために激戦区を回避するルートでアメリカからイギリスへと向かいます。そこでは、新たなかたちの戦争が待ち受けていました。楚人冠は、地元の出版物を集め、現地に赴き取材を行います。
また、当時諸外国から賛辞を得ていたベルギー国王に太刀を直接献上するという名誉も得ます。その様子から楚人冠の情報収集の能力と行動力をみていきます。
モノクロ27ページ
10 資料解説書「楚人冠と世界一周旅行」(我孫子市文化財報告第10集)600円
明治41年正月、東京朝日新聞朝刊で告知された世界一周旅行。参加者を公募して団体で欧米へ向かうというのは、それまでになかった企画で世間の注目を集めました。杉村楚人冠が企画したこの世界一周旅行には、どんな人物が参加したのか、欧米で何を見てきたのか、この旅行の様子を紹介します。
カラー31ページ
11 平成27年度冬季企画展解説書「杉村楚人冠と柳田國男」(我孫子市文化財報告第11集)400円
日本民俗学の祖である柳田國男と、ジャーナリスト杉村楚人冠。ともに我孫子市ゆかりの人物である二人の交流を、共通の関心事をキーに見ていきます。小作問題、南方熊楠の神社合祀反対、方言への関心、そして二人が愛読した『利根川図誌』。交流の背景に二人が生きた時代の様子が見えてきます。
モノクロ35ページ
12 南方熊楠生誕150年記念展示解説書「『知の巨人』熊楠と新聞人楚人冠」(我孫子市文化財報告第14集)500円
生物学、民俗学に通じその博覧強記ぶりから「知の巨人」と称される南方熊楠。その熊楠の影響を受けて和歌山から上京という選択をし、アメリカに留学した熊楠と文通をしていた後輩の杉村楚人冠。のちにジャーナリストとなった楚人冠は主要新聞紙で初めて熊楠の存在を紹介し、熊楠の神社合祀反対に協力することになります。二人の交流から、熊楠の人生の画期を見ていきます。
カラー(巻末資料モノクロ)52ページ
13 『湖畔吟 現代表記版 注解付』 600円
杉村楚人冠が我孫子に定住した大正13年から『アサヒグラフ』に連載が開始された随筆湖畔吟。『アサヒグラフ』読者に愛され、単行本は三冊にもわたりました。全国の読者に我孫子、手賀沼の存在を知らしめた、我孫子にとっても記念碑的作品です。
その一冊目の単行本『湖畔吟』を、表記を現代国語に改め、時代背景など必要な知識を注解で説明して読みやすくした上で復刊しました。軽快な文章、機知に富む皮肉で愛読された楚人冠の随筆を読んでみたい方におすすめです。
モノクロB5判148ページ
売り切れていましたが、この度入荷しましたので、再販いたします。
14 『続湖畔吟 現代表記版 注解付』 600円
現代表記に改めて復刊した杉村楚人冠の随筆「湖畔吟」シリーズの2冊目です。
昭和5年から昭和7年2月までの作品を収録。
杉村楚人冠が我孫子に定住してから7年から9年ほど経ったころの、我孫子暮らしを楽しむ様子が伝わります。
モノクロB5判147ページ
15 『続々湖畔吟 現代表記版 注解付』 600円
現代表記に改めて復刊した杉村楚人冠の随筆「湖畔吟」シリーズの3冊目です。
「湖畔吟」シリーズはこれで完結となりますので、3冊通した総目次、総索引を付録としてつけました。
「湖畔吟」シリーズには当時の庭の様子や、我孫子・手賀沼の様子があちこちに書かれていますので、読んでから、杉村楚人冠邸園はじめ我孫子を散策していただくと、楽しみが増すこと間違いありません。
ぜひシリーズ通してお楽しみください。
モノクロB5判169ページ 付録総目次・総索引つき
16「弱者へのまなざし 幸徳秋水・堺利彦・杉村楚人冠の交流」(我孫子市文化財報告第18集)400円
令和3年度夏期企画展「弱者へのまなざし 幸徳秋水・堺利彦・杉村楚人冠の交流」の解説書。
社会主義者の幸徳秋水、堺利彦と親しく、自分自身も社会主義の一種ジョージズムに基づく土地単税制を信念としていた杉村楚人冠。
彼らが社会主義を通じてと出会い親交を深める経緯、警察に監視される幸徳を楚人冠が訪問したルポ、大逆事件の渦中で管野須賀子が獄中から幸徳の無実を訴えた針文字書簡、大逆事件後の社会主義者を代筆業で支えた堺とその堺への支援を惜しまなかった楚人冠の関係。
幸徳・堺・楚人冠の三人を軸に「弱者へのまなざし」を共有した人々の交流を描きます。
モノクロ51ページ
17「杉村楚人冠の青少年時代―名ジャーナリストの原点を探る―」(我孫子市文化財報告第20集)300円
令和4年度夏期企画展「杉村楚人冠の青少年時代―名ジャーナリストの原点を探る―」の解説書。
和歌山で生まれた杉村広太郎少年は、どのような人物と交流し、またどのような経験を経てジャーナリスト杉村楚人冠となったのか。
楚人冠生誕150年となる節目の年に、楚人冠の青少年時代に焦点を当て、楚人冠の原点を紐解きます。
モノクロ32ページ
18「楚人冠と我孫子の暮らし」(我孫子市文化財報告第21集)400円
令和5年度春季企画展「我孫子で暮らそう―我孫子を愛した楚人冠―」の解説書。
楚人冠は我孫子とどのように出会い、我孫子のどのような面に魅了されて移住を決意したのでしょうか。
楚人冠我孫子移住100周年となる記念の年に、楚人冠と我孫子の濃密な関係についてご紹介します。
モノクロ25ページ
来館記念グッズのご案内
記念館の受付で、以下のグッズを販売しております。ご来館の記念にぜひお買い求めください。
絵葉書(5種類) 各50円
クリアフォルダ 250円 ※現在品切れ中
一筆箋 250円
左:表紙 右:一筆箋