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榎本家住宅

更新日:2024年7月29日

登録日:2024年7月29日

場所

我孫子市布佐
個人のお宅なので、一般公開を行っていません。

登録箇所

主屋、離れ、北土蔵、釜場、正門、稲荷社の6棟

解説

榎本家は17世紀に下野国都賀郡から移住したと伝えられています。
明治後期・大正期には、布佐町長や衆議院議員を輩出しており、地域社会にとって重要な役割を担ってきた家柄です。
同住宅は利根川西岸の堤防沿いに位置し、6棟は明治から昭和にかけて造られました。主屋など4棟は利根川の堤防拡張工事のため1958年ごろ曳家(ひきや)で移築されました。

主屋は各階続きの座席を配して南庭を望み、二階西室の床は床框とこかまちに唐木を用いるなど凝ったつくりです。
離れ座敷は内部は二室続きの座敷とし、華やかなつくりで主屋と接続しています。
北土蔵は家財蔵で掛子かけご塗扉ぬりとびらなど上質な仕上とする土蔵です。
釜場は平屋建て切妻造り鉄板葺き、棟中央に煙出しを設けています。
正門は一間いっけん薬医門やくいもんで、両脇にさん瓦葺かわらぶき板塀いたべいを付し、豪壮な外観が風格ある表構えをつくります。
稲荷社は一間いっけん社流しゃながれづくり銅板どうばんぶき基壇きだんの上に建っています。

建物は利根川の歴史とも密接にかかわっており、我孫子市の歴史を伝える上でも大切な建物です。

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我孫子市教育委員会生涯学習部文化・スポーツ課 歴史文化財担当

〒270-1166 我孫子市我孫子1684
電話:04-7185-1583
ファクス:04-7185-1760
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