旧井上家住宅
場所
我孫子市相島新田1番地
解説
享保時代(江戸時代中期)から相島新田を拓き、代々名主を務めました。
昭和の初めには、井上二郎が近代的な組織をつくり、電力による排水ポンプを設置するなど相島耕作整理に尽力しました。その功績を称え、旧井上家住宅裏門の前には「開発済世の碑」が建っています。
内部には、江戸時代末期から昭和初期までの9棟の建造物(母屋・二番土蔵・新土蔵・旧漉場・表門・裏門・外塀・庭門・庭塀)が残っています。
平成24年市指定。
旧井上家住宅
名称:旧井上家住宅主屋
構造:木造平屋建、茅葺
年代:万延元(1860)年
名称:旧井上家住宅旧漉場、瓦葺
構造:木造2階建
年代:大正9(1920)年
名称:旧井上家住宅二番土蔵
構造:土蔵造2階建、瓦葺
年代:嘉永4(1851)年
名称:旧井上家住宅新土蔵
構造:土蔵造平屋建、瓦葺
年代:昭和6(1931)年
名称:旧井上家住宅表門
構造:木造、瓦葺袖塀付
年代:江戸末期
名称:旧井上家住宅裏門
構造:木造、瓦葺袖塀付
年代:大正11(1922)年
名称:旧井上家住宅外塀
構造:木造、瓦葺
年代:明治後期
名称:旧井上家住宅庭門
構造:木造、鉄板葺
年代:昭和前期
名称:旧井上家住宅庭塀
構造:木造、鉄板葺
年代:昭和前期
解説
平成20年3月19日付けで、主屋をはじめ9件が文化財登録原簿に登録されました。(登録番号12-0092~0100)
平成30年5月31日付けで、主屋をはじめ9件が文化財登録原簿から抹消されました。