横断歩道のルールを守りましょう
歩行者の交通死亡事故の多くが、道路横断中に発生しています。
横断歩道は、歩行者優先であり、ドライバーには横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。
歩行者にも横断歩道以外の場所での横断や、斜め横断、走行する自動車等の直前直後の横断などの法令違反から犠牲になる事故も多く発生しています。
ドライバーも歩行者もお互いに交通ルールを守ることが重要です。
横断歩道は歩行者優先です(警察庁ホームページ)(外部サイト)
夕暮れ時に歩行者が死亡する交通事故が多発! この時間帯の交通事故を防ぐには?(政府広報オンライン)(外部サイト)
ゼブラ・ストップ作戦
横断歩道等における歩行者等の優先義務を運転者に徹底し、歩行者等の保護を強化することを目的に、千葉県警察では「ゼブラ・ストップ作戦」を実施しています。
「ゼブラ・ストップ作戦」は、「前方」・「ブレーキ」・「ライト」をドライバーに強く意識させ、横断歩道手前での確実な「ストップ(一時停止)」を徹底することにより、交通事故を「ストップ」させるものです。
ゼブラ・ストップ作戦実施中!(千葉県警察ホームページ)(外部サイト)
ドライバーの方へ
- 交差点では、安全速度で周囲の安全確認を確実に行ってください。
- 横断歩道は歩行者優先です。
- 信号機のない横断歩道を横断中または横断しようとしている歩行者を認めたときは、必ず横断歩道の手前で一時停止しましょう。
- 早めのライト点灯に努めましょう。
- 対向車や左右からの車両、歩行者や自転車の動きに十分注意してください。
- 子どもや高齢者などの近くを通るときは、特にスピードを落とすなど、思いやりをもった運転をしましょう。
- 飲酒運転、速度超過運転、信号無視等の悪質・危険運転は絶対にしないようにしましょう。
※歩行者優先義務
横断歩道を横断中または横断しようとする歩行者がいるときは、横断歩道の前で一時停止し、通行を妨げないようにしなければなりません。(横断歩行者等妨害違反:違反点数2点、反則金(普通車)9,000円)
速度超過
歩行者保護
飲酒運転
歩行者の方へ
- 外出される際は、明るい服装や反射材を身につけてください。
- 遠回りでも、信号機のある交差点や横断歩道を渡りましょう。
- 道路を横断するときは、必ず止まって左右の安全を確認し、横断の後半では左側からの車に気をつけましょう。また、斜めの横断はやめましょう。
- 地域や家庭内で交通安全の声かけに努めましょう。
※令和3年4月、「交通の方法に関する教則」が一部改正され、信号機のない場所での横断について「手を上げるなどして運転者に横断の意思を伝えること」が歩行者の心得として盛り込まれました。
※歩行者が信号無視をして交通事故が発生した場合や、横断歩道付近で横断歩道ではない場所を横断して事故が発生した場合には、歩行者にもそれなりに大きな過失が認められることとなります。
(1)信号機に従う義務(道路交通法第4条第4項、同7条、道路交通法施行令第2条)
- 「青色」:歩行者は進行することができる。
- 「黄色」:歩行者は横断を始めてはならない。また横断中の歩行者は、速やかに横断を終わるか横断をやめて引き返さなければならない。
- 「赤色」:歩行者は横断をしてはならない。
(2)歩道通行(道路交通法第10条第2項)
歩行者は、歩道等と車道の区別のある道路では、歩道等を通行しなければならない。(車道横断や工事中等やむを得ない場合は除く)
(3)横断歩道の利用(道路交通法第12条第1項)
歩行者は、道路を横断しようとするときは、横断歩道がある場所付近では、その横断歩道を横断しなければならない。
※近くに横断歩道があるのに横断歩道を渡らないと違反です。(罰則あり)
斜め横断
横断禁止場所横断
横断歩道外横断