高橋由紀さん講演会

令和5年6月24日（土曜日）午後2時から午後4時

あびこ市民プラザホール

「私らしさ」という言葉が、男女共同参画の啓発の中で使われてきました。しかし、私らしさが何かわからなくて不安になっている人がしばしば見受けられます。本来ならばジェンダーの鋳型から自由になるためのこの言葉が、「私らしくなければならない」という束縛になってはいないでしょうか。
長年、男女共同参画に関わってきた講師が、アンコンシャス・バイアスの視点から、「私らしく」のその先へ、ご案内します。
講演会チラシ（右の画像と同じものがPDFで開きます）(PDF:1,245KB)

高橋由紀さん（国立女性教育会館事業課客員研究員、あびこ市民活動ステーションマネージャー）

埼玉大学大学院文化科学研究科修了（社会学・文化人類学専攻）。学生時代に東北地方農村のフィールドワークをする中で、女性の地位の低さを目の当たりにし、女性であることが生きづらさにつながらない未来のために働きたいと思うようになる。農林水産省の外郭団体にて、農業女性者の活躍促進のための調査研究に携わる。その後、国立女性教育会館にて、ジェンダー統計の研究、女性政策担当職員（国内／開発途上国）の人材育成プログラムの開発、男女共同参画センターの評価研究等を行う。現在は、男女共同参画を啓発から活動へと進めることの重要性に気づき、我孫子市にて市民活動支援施設で働いている。
著作／「意識調査」（国立女性教育会館編『男女共同参画統計データブックー日本の女性と男性』2003／2006／2009、ぎょうせい）。「地方自治体における男女共同参画政策の評価」（山谷・内藤編『男女共同参画政策』晃洋書房、2015）