消火器の使い方、Q&A
1.消火器のレバーの下側を持って運ぶ
火災を発見したら、すぐに初期消火を始めましょう。消火器を持って火元の近くまで移動します。消火器を運ぶ際は、消火剤を噴射してしまわないように、レバーの下側を持ちましょう。
火元に近づくときは、できるだけ姿勢を低くして、炎や煙を避けながら焦らずゆっくりと近づくことも大切です。室内の火災の場合は、逃げやすいよう出口に背を向けて消火します。屋外の火災の場合は、風上から噴射するようにしましょう。
2.消火器の安全栓を抜く
火元にある程度近づいたら、消火器の上部に付いている黄色い安全栓を引き抜きます。火元からの距離は、炎の高さの2倍から3倍を目安としましょう。住宅用消火器の場合、放射距離は2m程度であるため、あまり離れると効果がありません。
(消火器に表示されている放射距離を確認しておきましょう。)
3.消火器のホースをはずして火元へ向ける
安全栓を抜いたら、消火器のホースをはずして火元に向けます。炎の上部ではなく、火元に向けるのがポイントです。噴射したときに、勢いでホースの向きが変わらないよう、先端をしっかりと持ちましょう。
4.消火器のレバーを強く握って噴射する
ここまでの準備ができたら、消火器のレバーを強く握って消火剤を噴射しましょう。住宅用消火器の場合、放射時間は10秒から15秒程度です。火元を狙って一気に消すイメージで噴射しましょう。
(消火器に表示されている放射時間を確認しておきましょう。)
Q&A
消火器には寿命はありますか?
消火器の寿命は設置場所などによって異なります。一般的に普及しているABC粉末消火器や強化液消火器の寿命は、10年となります。また、住宅用消火器の場合は5年となります。消火器本体が腐食している場合や、中の消火剤が湿気で固まっている場合などは使えないため注意が必要です。
消火器の薬剤は交換できますか?
業務用消火器(ガス系等を除く)の場合は、薬剤の交換が出来る構造になっていますが、住宅用消火器の場合は交換出来ません。
消火器の最適な設置場所はどこですか?
火災が発生しやすいキッチンや、廊下や玄関などの目立つ場所に設置するとよいでしょう。コンロなどの火元からは離れた位置で、尚且つすぐに使えるよう高所を避けることも大切です。消火器が劣化しないよう、湿度が高すぎる場所は避けましょう。屋外に設置する場合は、専用の格納箱に入れておく必要があります。
不要な消火器は一般ゴミとして捨てられますか?
消火器は特殊な圧力容器であるため、一般ゴミとしては捨てられません。消火器を不法に捨てると、法律で罰せられますので注意が必要です。基本的には、消火器を購入したお店に相談しましょう。
消防本部 予防課
〒270-1166 千葉県我孫子市我孫子1847番地の6 ※お問い合わせは平日の午前8時30分から午後5時まで
電話:04-7181-7702
ファクス:04-7184-0120