中谷遺跡
北に利根川を望む台地の縁辺に位置しています。現在の久寺家中学校の西側にあたります。
1988年(昭和57年)発掘調査が行われ、縄文時代前期、古墳時代後期の竪穴式住居が検出されました。いずれの時代の住居からも残りのよい土器が多く出土しており、久寺家・つくし野地区における古代の人々の暮らしを考える上で重要な発見となっています。
中谷遺跡遺構配置図
1983年調査
01・02号が縄文時代の住居。03号が古墳時代の住居です。
出土遺物
土製玉類
住居跡の床面から出土しています。
最下段左の管玉が長さ2.25センチメートル
発掘調査写真
住居の土器出土状況です。
古墳時代住居跡の完掘写真です。竈と柱穴が確認できます。
竈の中から甕の底部が出土している状況です。