西大作(奈良)
東西に長い我孫子の台地の東部に位置し、南に手賀沼を望む台地上にありました。(消滅)
現在の新木駅の東側にあたります。
1991~93年(平成3~5年)に発掘調査が行われました。
縄文時代前期、古墳時代、奈良平安時代、中近世の複合遺跡です。
縄文時代前期の集落跡が見つかっています。
出土遺物
甕(墨書土器)
平成15年7月1日に我孫子市第6号指定文化財に指定されました。
9世紀初頭の土師器の甕で、下半部の内外に墨書が記されています。
外面には「意布郷久須波良部千依女(おぶごうくすはらべちよりめ)」、
内面には正面右廻りに「久須」「千ヵ」「負郷ヵ」「□」「久須部」「久須」という文字が見られます。
写真は複製品です。
実測図
その他の時代
西大作遺跡は複数の時代の遺構が重なった複合遺跡です。縄文時代の様子は下の時代をクリックしてください。