西大作遺跡
東西に長い我孫子の台地の東部に位置し、南に手賀沼を望む台地上にありました(消滅)。
現在の新木駅の東側に位置しています。
1991~93年(平成3~5年)に発掘調査が行われ、縄文時代前期、古墳時代、奈良平安時代、
中近世の複合遺跡であることが判明しています。
縄文前期の集落跡が見つかっています。
出土遺物
台付鉢
黒浜式
口径:13.5センチメートル
高さ:19.0センチメートル
底径:?
縄文時代前期前半の土器です。
口縁部は4箇所が大きく波を打つ波状口縁で、表面には竹管状工具による刺突が施されています。胴部には縄文が施文されています。
耳飾
石質:硬玉
長さ:5.7センチメートル
中国の「けつ」と呼ばれる玉器に形が似ていることから、「けつ状耳飾」と呼ばれます。
写真のものは二つに破損したものを補修孔を空けて再利用していたようです。
調査風景
発掘調査の様子
廃絶住居に投棄された貝層の発掘風景
その他の時代
西大作遺跡は複数の時代の遺構が重なった複合遺跡です。奈良・平安時代時代の様子は下の時代をクリックしてください。