R6-11 要望書(並木地区自治会連合会)
団体名
並木地区自治会連合会
陳情・要望年月日
令和6年9月2日
陳情及び要望事項
治水課からの情報に対する追加質問当自治会の地域環境改善についての要望(その2)
<要望事項>
1. 懇談会資料 別紙1・・・「つくし野川流域図(計画変更前・H25 時点)」の下表に記載の数値と、今回提示された「準用河川改修事業全体設計協議調書」に記載の数値との関連性について教えて下さい。
2. 懇談会資料 別紙1・・・「つくし野川流域図(計画変更前・H25 時点)」の下表に記載の降雨強度式【358/(t3/5+2.16)】は、「我孫子市開発等に伴う排水計画技術基準(雨水編)」に記載の【750/(t2/3+2.16)】に変更すべきではないでしょうか。
3. 金谷排水機場のポンプ能力を3?/s と決めた根拠を教えて下さい。
4. 尚、「既存資料以外に存在する資料がなく、計算式等の詳細は不明」とのことですが、我孫子市北地区雨水排水対策の元になる重要なデータであり、再計算し根拠を明確にしておく必要があるのではないでしょうか。
回答部課
建設部 治水課
回答年月日
令和6年9月12日
回答内容
1. 懇談会資料 別紙1の数値は、昭和57年から平成5年に実施したつくし野川・久寺家幹線の改修、金谷排水機場・金谷堤樋管の建設にあたり、金谷堤流域治水対策協議会により作成された事業概要パンフレットに記載の数値を引用したものです。事業概要パンフレットは、改修事業を市民にわかりやすく説明するために作成したと思われます。
準用河川改修事業全体設計協議調書は、つくし野川改修、金谷排水機場・金谷堤樋管建設の事業実施にあたり作成した、つくし野川改修事業の全体計画です。
2つの資料の数値を比較、確認し、準用河川改修事業全体設計協議調書の数字が適正と判断しました。
2. 現時点で存在する既存資料のうち、我孫子市北部地区雨水排水対策検討業務(参考資料1)及び準用河川改修事業全体設計協議調書の記載内容から、つくし野川流域の降雨強度式は【750/(t2/3+2.16)】です。流出係数については各幹線の土地利用状況を考慮し算定しています。懇談会時の資料 別紙1及び別紙2について訂正いたします。ご迷惑おかけします。
なお、先にお伝えした通り、準用河川改修事業全体設計協議調書の詳細資料が不足しているため、これ以上提供できる資料はありません。
3. つくし野川の計画排水量58.79?/sは、自然排水による最大排水量です。金谷排水機場は、利根川の洪水が田中調節池に流入し、つくし野川が自然排水できなくなった際に、ポンプで強制的に排水するための施設になります。流域内の一般的な降雨との相関はありません。
そのため、過去の田中調節池に流入した際の実績降雨記録や、つくし野川の河道貯留量などから、排水ポンプ能力を約3?/sと計画しています。
4. つくし野川については、整備や改修から数十年経過しております。今年度、つくし野川の現状を把握するため、測量調査を発注しています。その成果や既存資料等、必要な情報について収集・整理し、施設の適切な維持管理に努めていきます。