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R6-7 要望書(並木地区自治会連合会)

登録日:2024年10月1日

更新日:2024年10月1日

団体名

並木地区自治会連合会

陳情・要望年月日

令和6年6月6日

陳情及び要望事項

並木地区の「道路環境改善」と「豪雨への備え」に関する懇談会の道路課様と治水課様のご出席のお願い

<要望事項>

1.「道路環境改善」に関する道路課様との懇談会でお聞きしたいこと
 懇談会では、別添「参考別紙並木地区主要進入道路の整備促進の取組状況」に記載の各箇所の現況確認と意見交換を行いますが、特に、以下の2点について教えて欲しい。
(1) 2 0 2 3年10月8日の市長との懇談会時に、並木9丁目と妻子原地区間の道路脇斜面について、「斜面の土砂崩れ防止対策に伴う道路の拡張事業は、現在のところ予定しておりません。当該斜面の一部が土砂災害特別警戒区域であること、その他の斜面も土砂災害の基礎調査予定箇所になっていることを踏まえ、道路部門と防災部門で調整を図りつつ、引き続き、地権者に対し安全対策を依頼していきます」との回答を頂きました。
→「斜面の土砂崩れ防止対策に伴う道路の拡張事業は、現在のところ予定しておりません」とのことだが、道路上に流れ出て堆積した土砂により本来の道路幅が確保されていないことへの対応は?
→「その他の斜面も土砂災害の基礎調査予定箇所になっていることを踏まえ」とのことだが、『基礎調査』の実施はいつを予定しているのか?
(この件は、道路課様の範囲外かもしれませんが、関係部門へのご確認を含め、よろしくお願いします。)
(2)東邦病院の移転後は、国道6号と水道局・天王台駅を繋ぐ道路を利用する車両が急増すると思われるが、当該道路の国道6号への出入口は狭い。その対応についての計画は? また、病院への公共交通アクセスは? (あびバス並木ルートを含めてどうなるのか)

2.「豪雨への備え」に関する治水課様との懇談会でお聞ききしたいこと
連合会は、昨年9月2 0日の豪雨水害をうけ
(1)並木地域内の現時点での雨水排水能力はどの程度の雨量(短時間豪雨)に耐えるのか?
(2)「柴崎幹線」整備後の「天王台幹線」の流域面積と排水流入量の変化は?
(3) 激甚化すると言われる今後の豪雨に備えた治水対応方針は?
(4)「柴崎幹線」・「天王台幹線」・「つくし野川」各々の流域面積と排水能力の関係は? *計算式を交え、解かりやすく解説願いたい *各々の流域を地図上で示していただきたい
(5)「柴崎幹線」・「天王台幹線」・「つくし野川」の排水能力と、金谷排水機場の排水能力との関係は?
(6) どの程度の豪雨量になったときに、市民に避難の情報を提供するのか、その基準を知りたい。内水災害に対する住民への注意喚起の方法・タイミング及び、減災対策は?
(7) J R線路築堤の雨水の排水について、どのような治水対策をしているか知りたい (この件は、JRに確認が必要かもしれませんが、よろしくお願いします。)
(8) 上記(7)と関連するが、JR常磐線沿いの並木8丁目地区(自治会館周辺含む)では降雨時に冠水の頻度が多い。その原因調査を行うことはできないか?
(9) 栄埋立地区の開発に伴い、当該地区への降雨が地中に浸透せずに地表を流れる割合が増加するが、並木地区への影響の有無は?(調整池の貯水量拡大は? )
(JR常磐線を横断して並木地区に繋がる管路の位置とその口径の確認を含む)
(10) 4号排水路及び、利根排水機場の排水能力は?
(11) 並木地区の地盤と「天王台幹線」との(高さ)レベル関係は?
(12) 住民の「豪雨への備え」に参考となる情報があれば提供して欲しい
(13) 2023年12月に我孫子4丁目にて実施された9月20日の洪水被害に関する打合せの模様を教えて欲しい

回答部課

市民生活部 市民安全課、建設部 治水課、交通政策課、道路課

回答年月日

令和6年7月9日

回答内容

「道路環境改善」に関する道路課様との懇談会でお聞きしたいこと
(1) → 道路上に流れ出て堆積した土砂により本来の道路幅が確保されていないことへの対応
【回答】道路用地に民地から土砂が流れ込む問題については、課題として認識しています。道路境界まで道路を拡幅するためにはのり面を大きく削る必要があり、のり面の状況を考慮すると、現状では困難です。
 なお、舗装に土砂が被っている箇所については、土砂を撤去してものり面が崩落する恐れがないため、状況を見ながら土砂の撤去を行います。(道路課)             
→「その他の斜面も土砂災害の基礎調査予定箇所になっていることを踏まえ」とのことだが、『基礎調査』の実施はいつを予定しているのか?
(この件は、道路課様の範囲外かもしれませんが、関係部門へのご確認を含め、よろしくお願いします。)
【回答】当該斜面を含む区域については、千葉県柏土木事務所が令和5年度内に「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律に 基づく基礎調査」を完了しています。
なお、調査結果については箇所番号「I-042K2015(我孫子2)」として、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。千葉県のホームページ(外部サイト)に掲載されておりますのでご確認をお願いいたします。 (市民安全課)

(2)東邦病院の移転後は、国道6号と水道局・天王台駅をつなぐ道路を利用する車両が急増すると思われるが、当該道路の国道6号への出入口は狭い。その対応についての計画は?また、病院への公共交通アクセスは?(あびバス並木ルートを含めてどうなるか)
【回答】東邦病院の移転により、国道6号から電力中央研究所脇の道路を車で通り、病院に来院することが想定されますが、当該道路は道幅が狭く、通過交通の増加により沿道住民の生活に影響を与える恐れがあるため、東邦病院に対し、移転後の病院の交通案内については、県道船橋我孫子線を通るルートを案内するよう要請します。当該道路については、カーナビで案内しないように、日本デジタル道路地図協会を通じてカーナビ各社に要望していきます。(道路課)
また、日頃から「あびバス並木ルート」をご利用いただきありがとうございます。我孫子東邦病院の移転先は、現在のあびバス並木ルート沿いとなることから、バス停新設について、我孫子東邦病院と協議をしていきたいと考えています。(交通政策課)

別紙2 「豪雨への備え」に関する治水課様との懇談会でお聞きしたいこと
(1) 並木地域内の現時点での雨水排水能力はどの程度の雨量(短時間豪雨)に耐えるのか?
【回答】並木地域内の天王台幹線は、北部地区雨水排水対策基本計画に基づき、金谷排水機場から並木4号橋まで5年確率降雨、時間雨量43ミリメートルで整備済です。
(2)「柴崎幹線」整備後の「天王台幹線」の流域面積と排水流入量の変化は?
【回答】柴崎幹線整備前の天王台幹線の流域面積は、198.42haです。柴崎幹線整備後は117.39ヘクタールとなり、81.03ヘクタール減少します。また、柴崎幹線整備前の天王台幹線最下流部の計画排水量は、19.330立方メートル毎秒です。柴崎幹線整備後は11.739立方メートル毎秒となり、7.591 立方メートル毎秒減少します。

(3) 激甚化すると言われる今後の豪雨に備えた治水対応方針は?
【回答】近年、気候変動により豪雨が激甚化していることから、施設能力を超える事象に対し、住民の主体的な避難行動につながるための更なるリスク情報の充実や、防災意識の向上が必要と考えています。また、本来施設が持つ能力を十分に発揮させるため、機能維持や老朽化対策など適切な維持管理に努めていきます。
(4) 「柴崎幹線」・「天王台幹線」・「つくし野川」各々の流域面積と排水能力の関係は?
*計算式を交え、解りやすく解説願いたい。*各々の地域を地図上で示していただきたい。
【回答】別紙1、別紙2のとおりです。
(5)「柴崎幹線」・「天王台幹線」・「つくし野川」の排水能力と、金谷排水機場の排水能力との関係は?
【回答】各幹線の最下流部の計画排水量について、柴崎幹線は11.785立方メートル毎秒、天王台幹線は11.739立方メートル毎秒、つくし野川は59.79立方メートル毎秒です。
 金谷排水機場は、口径800ミリメートル、1.41立方メートル毎秒のポンプを2台、口径300ミリメートル、0.17立方メートル毎秒のポンプを1台整備しており、合計で3.0立方メートル毎秒の排水量です。
 金谷排水機場は、台風等により利根川の洪水が田中調節池に流入し、つくし野川から利根川へ自然排水できなくなった際に、金谷堤樋管のゲートを閉め、ポンプで強制的に排水するための施設です。田中調節池に利根川の洪水が流入し、金谷堤樋管のゲートが閉まらない限り、金谷排水機場は稼働しません。
(6) どの程度の豪雨量になったときに、市民に避難の情報を提供するのか、その基準を知りたい。内水災害に対する住民への注意喚起の方法・タイミング及び減災対策は?
【回答】避難情報の提供について、所管する市民安全課に確認したところ、内水災害に対しては避難情報の発信はありませんが、外水災害に対しては「あびこ洪水避難情報ハザードマップ」のとおり、避難情報の発信を行っています、とのことです。
(7) JR線路築堤の雨水の排水について、どのような治水対策をしているか知りたい(この件はJRに確認が必要かもしれませんが、よろしくお願いします。)
【回答】過去に、JR常磐線架道橋から県道8号線へ流出する雨水排水対策についてJRと協議を行い、改善を求めています。今後も必要がある場合は、JRと協議を行っていきます。
(8) 上記(7)と関連するが、JR常磐線沿いの並木8丁目地区(自治会館周辺含む)では降雨時に冠水の頻度が多い。その原因調査を行うことはできないか?
【回答】降雨の状況にもよりますが、下水道計画を超える降雨においては、道路冠水が想定されます。既存の排水施設が能力を十分に発揮するよう、現地を確認し、堆積物の撤去等適切な維持管理に努めていきます。
(9) 栄埋立地区の開発に伴い、当該地区への降雨が地中に浸透せずに地表を流れる割合が増加するが、並木地区への影響の有無は?(調整池の貯水量拡大は?)(JR常磐線を横断して並木地区に繋がる管路の位置とその口径の確認を含む)
【回答】当該地区の雨水排水は、下水道計画に基づきJR常磐線横断管を経由して並木地区へ排水しています。開発区域における排水の放流については、放流先の排水能力を鑑みて、開発区域内に調整池を整備する計画となっています。その際に必要な貯留量は、雨水排水計画技術基準に基づき指導していきます。
JR常磐線横断管の位置及び口径については、別紙3のとおりです。
(10) 4号排水路及び、利根排水機場の排水能力は?
【回答】4号排水路の計画排水量は、59.79立方メートル毎秒です。利根排水機場は、口径2000ミリメートル、9.0立方メートル毎秒のポンプが2台整備されており、合計で18.0立方メートル毎秒の排水量です。利根川の洪水調節後の田中調節池からの排水については、青山水門を全開にし、自然排水で利根川本川に排水します。 
(11) 並木地区の地盤と「天王台幹線」との(高さ)レベル関係は?
【回答】並木地区の浸水した箇所については、住宅側の道路高さが天王台幹線の天端よりも低い位置にあることにより、幹線の水位が上昇した際、側溝や雨水管の流れが阻害されていると想定されます。
(12) 住民の「豪雨への備え」に参考となる情報があれば提供して欲しい。
【回答】別紙4「あびこ洪水避難情報ハザードマップ」、別紙5「ご家庭でお願いしたい水害対策」、別紙6「雨水貯留タンク設置費用補助に関するパンフレット」、別紙7「浸水防止工事の助成制度のご案内」、を参考にしてください。また、想定される最大の降雨の際に浸水する区域を明示する「内水浸水ハザードマップ(仮称)」を作成、公表していきます。
(13) 2023年12月に我孫子4丁目にて実施された9月20日の洪水被害に関する打合せの模様を教えてほしい。
【回答】我孫子市民プラザの多目的ホールにおいて、市民約60名と、市職員6名で打合せを実施しました。始めに市から、(1)我孫子4丁目の概要説明、(2)9月20日豪雨の降雨量及び浸水状況説明、(3)今後について、(4)これからの水害に対する意識改革、などの内容について、プロジェクタを用いて説明しました。その後に、市民から意見や質疑をいただき、回答しました。
(主な意見)
・国道6号の横断管が詰まっている可能性があるため、調査してほしい
【回答】令和5年度に調査を実施し、浚渫工事を実施しました。
・近隣のマンションの雨水貯留槽が適切に機能しているか確認したい
【回答】該当のマンションを教示いただき、マンション管理者と調整を行う予定です。
・大雨が終わってからではなく、大雨の最中に見に来てほしい
【回答】9月20日もパトロールを実施しましたが、道路冠水及び渋滞により、時間がかかってしまいました。
・調整池では限界があるため、国道6号の横断管を太くするしかない
【回答】国道6号の横断管を太くすると、下流側に影響が出るため、今すぐ実施することは難しいと考えています。仮に横断管を太くする工事を実施するとしても、下流側から検討を行い、実施していくため、膨大な費用と時間がかかります。(治水課)

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