西大久保遺跡(縄文時代)
東西に長い我孫子の台地のほぼ中央部に位置し、南に手賀沼を望む台地上にあります。
現在の我孫子中学校の南東に位置しています。
1993~2014年(平成5~26年)に8次の発掘調査が行われました。
縄文時代、古墳時代の複合遺跡で、集落跡が見つかっています。
出土遺物
深鉢
加曾利E3式
口径:19.6センチメートル
高さ:24.9センチメートル
底径:5.2センチメートル
胴部に軽いくびれのある形の土器です。
胴部には縄文が施されていますが、縦に平行に引かれた沈線の内側は磨り消されています。
深鉢
加曾利E3式
口径:20.0センチメートル
高さ:26.6センチメートル
底径:5.5センチメートル
上部に向かって徐々に開いた形の土器です。
胴部が沈線で上下に区切られており、上半には横方向の波状平行沈線が、下半には縦の平行沈線が引かれて、その内部が磨りけられています。