R3-12 要望書(「さようなら原発」あびこ)
団体名
さようなら原発あびこ
陳情・要望年月日
令和3年9月17日
陳情及び要望事項
東海第二原発事故の水戸市避難者受け入れ人数について
日頃より新型コロナウイルス対策を始めとする市行政にご尽力をいただき、誠にありがとうございます。
東海第二原発に関してはご存知の通り、本年2021年3月18日に水戸地裁において「原子炉を運転してはならない」との判決が出されました。“実現可能な避難計画及びこれを実行しうる体制が整っているというにはほど遠い。放射性物質の生命、身体に対する深刻な影響に照らせば、何らかの避難計画が策定されていればよいなどと言えるはずもない”と断じています。
一方、日本原電は、これを不服として控訴し、東京高裁で争われることになりました。我孫子市は2018年10月31日に水戸市と避難協定を結んでいます。この時点での我孫子市の受け入れ人数は3,390人を想定しているとのことでした。しかし、新型コロナウイルスが発生してからは、感染症対策を含めた避難者の居住スペースを再考しなければなりません。つきましては、以下のことを考慮し、実現可能な避難者受け入れ数を把握し、水戸市、茨城県と人数を減らす調整をしていただきたく以下を要望いたします。
ご多用の事と思いますが、文書でのご回答をお願いいたします。
<要望事項>
記
1.避難者一人当たりの居住スペースは、スフィア基準の4平方メートルを確保すること。最低限、これを遵守していただきたい。
2.避難者同士が密接しないよう十分なスペースを確保すること。(他県では2m)
3.上記の1.2を含み、指定された施設への受け入れ可能な人数を算出すること。その場合、通路やトイレなど居住スペースに不向きな所は計算に入れないこと。
4.受け入れ人数が避難所のスペースを超過する場合は、水戸市と茨城県に避難者受け入れ人数を減らすよう要望すること。 以上
追加要望
本年9月17日に「東海第二原発事故の水戸市避難者受け入れ人数について」のお願いをいたしましたが、追加で下記の文書も一緒にだしていただけますようお願いいたします。
記
1.水戸市からの見直し調整の依頼書(4月16日)
2.1に対する我孫子市の回答書
3.茨城県から県外避難先の図面調査の依頼(6月中旬)
4.3に対する我孫子市の回答
以上、お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
回答部課
市民生活部 市民安全課
回答年月日
令和3年10月12日
回答内容
【1.2.4についての回答】
水戸市との協定による避難者の受け入れにあたっては、水戸市民を受け入れる避難所の決定や、水戸市民の地区ごとの避難所の振り分け、1人あたりの居住スペースの積算等について、我孫子市から事前に避難所の情報を提供した上で、水戸市が避難実施要領などで定めていくものとなります。
そのため、避難所の1人あたりの居住スペース等について、我孫子市が決定するものではありませんが、水戸市からの避難者ができる限り快適な避難生活が送れるよう、人道的な観点から協力してまいります。
【3についての回答】
我孫子市では、すべての指定避難所の収容可能面積を積算し、市ホームページ等で公開しています。また、収容可能面積の積算にあたっては、通路や荷物を置く場所等を15%分とした上で、総面積から差し引いた面積を、収容可能面積としています。
市ホームページにおいては、1人あたりの面積について、3パターンの人数の積算を公開していますので、ぜひご参考にしてください。
【追加要望ついての回答】
文書等の提供については、市の情報公開制度をご利用ください。公開の請求にあたっては、「情報公開請求書」を情報公開総合窓口(本庁舎1階)または情報公開コーナー(水道局、消防本部、教育委員会)に提出してください。また、メールでの請求も可能となりますので、請求にあたっての詳細は、情報公開制度案内のページをご参照ください。