R3-2 要望書(柏小売酒販組合・柏酒販協同組合)
団体名
柏小売酒販組合・柏酒販協同組合
陳情・要望年月日
令和3年5月10日
陳情及び要望事項
緊急事態宣言及び蔓延防止等重点措置の発令・延長に伴う酒類販売業者に対する支援を求める緊急要望書
謹啓 新緑の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は地域経済を支えるあらゆる事業者にかつてないほどの深刻な影響を及ぼしています。感染の再拡大により、私たちのような小規模事業者は、経営の存続が危ぶまれるほどの不安を抱えたまま日々の商売を営んでいる状況です。これまで発令されてきた緊急事態宣言では、「酒類を提供する飲食店等」に休業要請が行われ、それに応じた飲食店等にのみ国や千葉県からそれぞれ一時金が支給されてきました。また、現在、発令されている蔓延防止等重点措置においても飲食店等の時間短縮分に対する協力金が支給されています。一方、我々のような飲食店等を取引先とする事業者に対しては、令和3年1月の宣言時に「緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛により影響を受け、売り上げが減少した中堅・中小事業者に対する一時支援金」の1度のみであり、金額も中小法人等で上限60万円、個人事業者等で30万円と、酒類販売店が受けている深刻な影響に対する支援の規模としては著しく小さいものでありました。さらに対前年比(又は前々年比)売上高50パーセント以上減少という高い基準があることから、我々の取引先である飲食店とは異なり単価が高く利益率が低い酒類販売店にとっては、あまりにも要件が厳しいものでありました。仕入れを減らし不足した時点で注文すれば済む飲食店とは異なり、我々酒類販売店は飲食店からの急な注文に対応するために在庫を抱えなければならず、消費期限切れによる廃棄リスクを負っております。
我々酒類販売店に限らず飲食店等を取引先とする事業者の多くは、日常生活必需品等の販売や自宅まで配達していることから、市内の買い物弱者対策の一翼を担っており、今後さらなる廃業が増えるとなると更なる買い物弱者を生むことに繋がります。つきましては、緊急事態宣言及び蔓延防止等重点措置により休業又は時間短縮営業を行っている飲食店等を取引先とする酒類販売事業者に対し、下記の支援を要望します。
謹白
要望事項
1.飲食店等を取引先とする酒類販売事業者に対する一時支援金の支給。
2.千葉県のおこなう協力金につき、酒類を飲食店に納入する小売酒販店に対しても、飲食店と同様・同類・同条件で支給していただくよう千葉県に対し要望すること。
3.「お酒を飲むことが感染源」、「お酒そのものが悪い」といったイメージの発信とならないような特段の配慮。
回答部課
環境経済部商業観光課
回答年月日
令和3年6月3日
回答内容
当市では、事業者支援の観点から、令和2年5月から8月にかけて1回目、10月から令和3年2月にかけて2回目、そして1月の緊急事態を受け、2月から3月にかけて3回目と、計3回に渡る「事業継続支援金」事業を実施しました。本事業は、市の独自事業として売上が減少した地元中小事業者に対し、支援金の交付を行ったものです。
本事業は業種による制限は無く、過去に市の同様の制度を受けた事業者や、国の持続化給付金を受けた事業者も対象とし、合計で約2,000件の事業者へ交付を行いました。
今後も、国や県の動向や新型コロナウイルス感染症による影響を考慮したうえで、千葉県への要望や関係各所との連携等を含め、事業者の皆様のお力になれるような対応を実施してまいります。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。