R5-21 要望書(我孫子市校内教育支援センター設置を希望する会)
団体名
我孫子市校内教育支援センター設置を希望する会
陳情・要望年月日
令和5年12月25日
陳情及び要望事項
我孫子市立小学校への校内教育支援センター設置を求める要望書
日頃より我孫子市民のためにご尽力いただき有難うございます。今年度は我孫子市教育施策の一環として、我孫子市立の全ての中学校ならびに新木・湖北・並木の小学校3校に校内教育支援センターを設置していただき有難うございました。この施策の実現により、不登校及び行き渋りの児童生徒には「学校の居場所」ができ、学びや家族以外の人と接する機会が増えています。これは将来の社会的自立にもつながる一歩と捉えています。その一方で、校内教育支援センターが未設置の小学校では、現在も学校に居場所がなく、家庭内で過ごしている児童がいます。校内教育支援センターは、教室で疲れてしまった子どもたちが自分らしく安心して過ごせる安全基地のような居場所です。 ここに通うことができれば、切れ目なく教育機会を確保し続けることができます。また、家庭で充分な休息がとれて学校に戻ろうとした時に、教室に戻る前のリハビリテーションの場としても活用できます。小学生の場合、ひとりで留守番ができない児童も多いため、保護者は家事や仕事をしながら、子どもをケアしています。子どもが自宅から徒歩で通える学校内に子どもの居場所があることは、親の負担も軽減します。不登校児童生徒に対する教育機会の確保についてさらなる支援が必要と考えるため、下記の事項について対策を講じていただけるよう、教育委員会に強く要望いたしました。貴職におかれましては、予算措置等において御配慮いただきますようお願い申し上げます。
要望事項
記
1. 我孫子市立小学校の全小学校への校内教育センター設置
令和6年度我孫子市教育施策として、不登校児童にとって最適な環境を検討したうえで、我孫子市立の全小学校への校内教育支援センター設置を求めます。特に、我孫子第二小、我孫子第三小、我孫子第四小、根戸小、湖北台東小への設置を優先していただきたいです。空き教室がなく新たに場所を確保することが困難な学校においては、暫定的な措置として心の教室、あびっこルーム及び図書室等、既存の部屋の未利用時間帯を活用する等、柔軟な対応を求めます。さらに恒久的な場所の確保については、市長部局、教育委員会の垣根を越えて、子どもたちのために具体的な方策を示すことを求めます。
回答部課
教育総務部 教育相談センター
回答年月日
令和6年1月25日
回答内容
校内教育支援センターは、登校できるが、在籍する学級での教育活動に参加することが難しい児童生徒が利用しています。なかには、在籍する学級と行き来したり、教室復帰を果たしたりした児童生徒がいることから、現在ある校内教育支援センターが、児童生徒にとって教育機会の確保にとても有効であったという結果を得ることができました。
そして、校内教育支援センターという居場所で最も大切なことが、そこにいる人であるということもわかりました。将来的には市内19校全てに設置し、不登校対策の核となるべく、校内教育支援センター指導員の確保に努め、子どもたちの学びの機会を広げていきたいと考えています。