R5-4要望書(布佐中学校区の学校のあり方を考える会)
団体名
布佐中学校区の学校のあり方を考える会
陳情・要望年月日
令和5年5月18日
陳情及び要望事項
布佐中学校区における3校統合構想について
題記の問題は、「布佐中交区の学校の在り方検討委員会」(以下、検詞委員会といいます)において、ケーススタディの形で鋭意検討が進められていることと思います。当会におきましても、当該構想の詳細不詳のなか、その実施がもたらすであろう様々な影響を予測し、それを基に当該問題への向き合い方を考えようという取り組みを、昨秋より始めました。
まず最も影響が大きいと推測される前記検討委員会課題のケーススタディ・パターン3(布佐小学校、布佐南小学校、布佐中学校の3校を一体型小中一貫校とする。)について、評価の視点・点検項目を定めました。(その原型を本年1月25日、参考資料として提示させていただきました)。
次に、この視点・点検項目(の改良版)に照らして、様々な観点から影響を予測し、それらを「好ましい影響」、「好ましくない影響」などに分類整理するという作業を鋭意進めてきましたが、先ごろ第一段階の整理を完了いたしました。
そこでこの度、次のお願いと質問をさせていただきます。
お願い・質問事項
1.当会による上記の検討の結果(別添資料)をお届けいたしますので、是非検討委員会のご検討の参考にしていただければと存じます。また、これに対する我孫子市当局および同教育委員会のご意見・ご見解を賜りますよう、お願い申し上げます。
2.先述の検討を終えた今、私どもが改めて強く感じる疑問について質間させていただきます。
質間1 学校の在り方の検討対象となる中学校区
令和2年9月我孫子市第4次総合計画における人口見通しによれば、市内でも湖北地区、新木地区、布佐地区の年少人口が大きく減少すると推測されます。このような状況下、我孫子市内の各中学校区の学校のあり方を検討するに当っては、それぞれの中学校区の問題を単独でとりあげるのではなく、年少人口動態が類似する市東部では、そこに存在する3つの中学校区(湖北中学校区、湖北台中学校区、布佐中学校区)を一つの視野に入れて、今後のあり方を地理的・時間的に俯瞰しつつ検討する必要があるのではないかと考えますが、我孫子市および同教育委員会の考え方をお示し下さい。
質問2 方策検討の範囲
検討委員会の検討課題としては、ケーススタディ(3パターン)のみが掲げられています。しかしながら、直面する間題が、(1)学校施設の老朽化による保守管理経費の膨張、(2)児童生徒の減少と単学級の慢性化、(3)小中一貫教育の更なる推進などの課題を、こども達にとって最善のやりかたで、一挙に解決したい、ということであるなら、様々な方策が候補として考えられます。我孫子市および同教育委員会におかれては、課題解決の方策をどのような検討過程を経てこの3パターンに絞られたのかお答えください。
質問3 検討委員会の活動日程
検討委員会は今年度末に結論をまとめる。課題の検討は今年度計5回の会合で行うと伺っています。5回のうち最後の2回はまとめの作業になるであろうこと、現時点では検討事項のリストがテーブルに乗った段階であることなどを勘案すると、検討委員会での検討の広さ、深さに強い懸念を抱かざるを得ません。教育委員会のご見解をお示しください。
回答部課
教育総務部 学校教育課
回答年月日
令和5年6月8日
回答内容
ご質問については、合わせてお答えいたします。また、今回いただいた資料は、ご意見として伺います。布佐中学校区の学校の在り方検討委員会は、今後の布佐中学校区の児童・生徒にとって地域の特性に応じた最適な学習環境と学校の在り方について、我孫子市の学校適正規模と照らし合わせ、幅広い見地から検討をしています。 今年度は、児童・生徒にとって最適な学習環境は何かということを第一に考えながら、各視点(児童生徒、教職員、保護者、地域等)から3つのパターンのメリット・デメリットについて議論を進め、提言をまとめていただき、令和5年度末を目途に方向性を示していく予定です。
なお、検討委員会での議論等は議事録として教育委員会ホームページに掲載しております。