R2-19要望書(布佐地区自治会連合会)
団体名
布佐地区自治会連合会
陳情・要望年月日
令和2年12月14日
陳情及び要望事項
市内福祉施設および幼保・小中高校の職員等に対するPCR検査実施の要望ほか
平素より、市民のための政策を進めて下さっていることに、心より敬意を表します。さて、ご承知のように11月以降は我孫子市内でも新型コロナ感染症がかつてない勢いで第3波の拡大をしつつあります。
ことに12月に入ってからは一層増大し、一日当たり新規感染者が5から6名(7日間移動平均値)に上っております。これは東京都(人口1,400万人)に当てはめれば毎日500から600名に相当する、きわめて深刻な感染拡大です。そのような折りも折り、恐れていたクラスター発生が12月初めに市内3カ所の福祉施設で相次いで発生し、これまでの所合計32名の利用者・職員の方が集団感染していたことが判りました。マスク着用や手洗い励行、三密回避などを継続することは引き続き重要ですが、感染者密度がある程度以上に高くなると、その方法だけでは感染拡大は抑えられなくなります。もはや一刻の猶予もありません。これ以上の集団感染拡大を防ぎ市民が安心して生活できるようにするために、私たちは我孫子市に対して、手遅れにならないうちに以下のことを実現していただけるよう、強く要望いたします。
1.市内の福祉・介護関連施設の職員および幼稚園・保育園や小中高校関連の教職員前員に対して、自覚症状の有無を問わず全員に対して定期的なPCR検査(社会的検査)を実施して、とりわけ無症状感染者の発見と対処を緊急に要望します。これは既に都内各区(世田谷、千代田、豊島ほか)および他自治体でも実施されていることであり、お年寄りや子供たちへの新たな集団感染源をこれ以上発生させないために不可欠です。
2.市消防署・警察署および市役所の職員など、市民のために必要な業務に携わる職員に対しても、同様の社会的検査を実施するよう要望します。これは、市民の安全な生活に支障をきたさないよう、公的業務が滞らないようにするためです。
3.そのほか、PCR検査を希望する市民に対しては、症状の有無を問わずいつでも何度でも検査を受けられるような体制を要望します。これは、第一に無症状者を発見して以後の感染を拡大しないようにするためであり、第二に、陰性と判った市民が社会的経済的活動をとりあえず安心して進められるようにするためです。以上よろしくお願い申し上げます。
※陳情及び要望事項は全文掲載とする。
回答部課
健康福祉部健康づくり支援課
回答年月日
令和3年1月12日
回答内容
新型コロナウイルス感染症に係る検査については、医師が必要と判断した方や、症状の有無に関わらず濃厚接触の方、さらにはクラスターの発生など地域における感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合も含めて、県が実施する行政検査が迅速かつスムーズに受けられるようにすることが重要です。そして、市区町村が実施する検査は、地域の検査キャパシティの観点から行政検査への影響がないよう実施していく必要があります。
その様な中、市内の小・中学校、保育園、幼稚園、特別養護老人ホームの福祉施設等で、新型コロナウイルス感染症患者が発生し、施設内でクラスターの発生が懸念される場合、濃厚接触者として行政検査の対象とならない施設利用者や職員に対して市独自にPCR検査を実施し、不安の軽減に努めています。
また、高齢者及び基礎疾患を有する方は、感染した場合に重症化するリスクが高い特性があり、仮に感染した場合には、死亡例の増加、重症者の増加とそれに伴う医療提供体制の逼迫につながります。
そのため市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や重症化を防止するため、65歳以上の市民のうち、市内の高齢者施設への新規入所が決定した方、年齢に関わらず呼吸機能障害者のうち1級と3級を取得されている方と腎臓機能障害者のうち1級と3級を取得されている方で、かつ透析を受けている方を対象に、PCR検査等に係る費用の一部助成を実施しています。
この制度は、検査を希望する対象者に、PCR検査を受けた場合には上限20,000円までを、また、抗原定量検査を受けた場合には上限7,500円までを1回に限り助成するものです。