R2-9要望書(我孫子市介護サービス事業者連絡協議会)
団体名
我孫子市介護サービス事業者連絡協議会
陳情・要望年月日
令和2年6月18日
要望内容
新型コロナウイルス感染対策に関するお願い
向夏の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は私ども我孫子市介護サービス事業者連絡協議会に対し、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当協議会は、我孫子市の高齢者の皆様お一人おひとりに対し、在宅、施設のいずれを問わず、安全で安心した暮らしをサポートするために運営をしております。今般の全世界的に新型コロナウイルスの脅威にさらされた中においては、高齢者の皆様とそれに関わる職員の生命、生活を守るべく各事業所、施設において徹底した感染予防に努めてまいりました。東葛西部地区においては残念ながら施設での集団感染が発生しており、当該施設のご苦労については他人事とは言えず、我々も今まで以上に予防・対策に力を注いでいかなければならない状況です。近隣諸国や日本の都市部においても、第二波、第三波の兆候が見え隠れする中で、当協議会として来るべきその時に備え、我々の事業が機能停止に至らぬよう最善を尽くす所存です。
つきましては、別紙の点について、要望させていただきますので、何卒よろしくお願いします。
別紙 新型コロナウイルス感染対策のための要望内容
1.新型コロナウイルス対策費として事業所への助成
(マスク・アルコール・グローブ・予防衣・ゴーグル・非接触型体温計などの購入費用への充当)
2.新型コロナウイルス発生時の対応職員へ慰労金の処遇強化
(国から支給される予定の20万円の上乗せ支給)
3.事業継続のための助成
(行政要請での事業休止の場合の収入減に対する補償)
4.新型コロナウイルス発生時の陽性入居者の受け入れ先の整備
(生活の場から治療の場へ円滑に移行できるようなルートの整備)
5.新型コロナウイルス発生における情報の共有と支援体制の整備
(発生事例、どのように対応したのか?有益な対策の情報共有)
6.介護サービス事業所に勤務する職員、入居者に対して優先的に、かつ迅速にPCR検査を受けられる体制の整備(感染拡大を早期に抑えるための体制整備)
7.新型コロナ感染に備えるための医療・介護連携体制の構築
(感染しないための手法遠隔診療の促進など)
※陳情及び要望事項は全文掲載とする。
回答部課
健康福祉部健康づくり支援課、高齢者支援課
回答年月日
令和2年7月6日
回答内容
1.新型コロナウイルス対策費として事業所への助成・2.新型コロナウイルス発生時の対応職員へ慰労金の処遇強化
市では、7月補正予算において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策に取り組む介護保険施設等を支援するため、介護保険施設等に対して支援金を支給する予定です。支援金の内容については、要望1及び2に対するものであり、幅広くかつ重点的に支援するものとし、活用については事業所にて判断いただくものです。
なお、マスク・アルコール消毒液につきまして、事業者内で不足が生じた場合は、これまで同様に支援してまいります。
回答 高齢者支援課
3.事業継続のための助成
市では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により売上が大きく(20パーセント以上)減少しているが、50パーセント以上減少した月がないため国や県の給付金を受けられない地元中小事業者を対象に、事業の継続を下支えすると共に各々の実情に応じた感染症対策の取り組み等を応援するため、独自に我孫子市事業継続支援金を創設し最大30万円の支援金を交付しています。
回答 高齢者支援課
4.新型コロナウイルス発生時の陽性入居者の受け入れ先の整備
医療体制の整備については、県の役割となっており、現在、県では軽症者・無症状の陽性者向け宿泊施設を令和2年6月19日時点で県内6か所、計736室確保しています。
また、施設入居者が陽性と確定した場合は、当該施設を管轄する保健所により、施設と協力し、入居者や職員への検査の実施及び施設への感染防止に向けた指導、対応等を行っていくこととなっており、本市の場合の管轄は松戸保健所となります。
新型コロナウイルス発生時には、生活の場から治療の場へ円滑に移行できるよう、速やかに松戸保健所に設置されている帰国者・接触者相談センターにご相談くださいますよう、お願いいたします。
回答 健康づくり支援課
5.新型コロナウイルス発生における情報の共有と支援体制の整備
県より公表されている「介護老人保健施設あきやまの郷」でのクラスター発生時の対応を参考にご紹介させていただきますと、4月11日に施設職員の陽性が確認された後、13日に入所者と職員全員のPCR検査を順次実施、入所者29名、職員6名の陽性が確認されました。その後、入院調整など対応し、5月23日施設内の最後の陽性者について陰性化を確認、6月15日に通所リハビリテーションを再開するに至っており、その間、管轄保健所による支援が行われておりました。
新型コロナウイルス感染症発生時の対応は、県が行うこととなっておりますが、市では今後も、市民の皆様への感染予防のための啓発を行うとともに、松戸保健所の要請により、必要に応じ対応してまいります。
回答 健康づくり支援課
6.介護サービス事業所に勤務する職員、入居者に対して優先的に、かつ迅速にPCR検査を受けられる体制の整備
PCR検査は、医師の判断で新型コロナウイルス感染症の感染を疑われる症状がある方は、保険診療の検査対象となっております。
これまで通り、毎日の体調確認を欠かさず行っていただき、体調不良時には、かかりつけ医を早期に受診していただくこと、または、速やかに帰国者・接触者相談センターへのご相談をしていただくことが重要となります。
回答 健康づくり支援課
7.新型コロナ感染に備えるための医療・介護連携体制の構築
今般、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、国の時限的な取り組みとしてオンライン診療の利用が進められています。オンライン診療実施医療機関の情報の集約については、6月23日現在、厚生労働省ホームページにて検索できる「電話やオンラインによる受診が可能な医療機関のリスト」で市内18医療機関の情報提供がされており、随時更新されています。
市内医療機関の診療予約は、オンラインや電話など医療機関の体制により様々で、市が遠隔診療の促進をしていくのは難しいと考えますが、ご要望につきましては、一般社団法人我孫子医師会にお伝えしていきますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
回答 健康づくり支援課