R2-3要望書(新日本婦人の会我孫子支部、子どもを平和の中で育てようあびこ市民の会)
団体名
新日本婦人の会我孫子支部、子どもを平和の中で育てようあびこ市民の会
陳情・要望年月日
令和2年5月1日
要望内容
新型コロナウイルス感染拡大の対応について
新型コロナウイルス感染拡大の対応にご尽力いただき感謝申し上げます。
我孫子市でも感染者が増えており、他人事ではないという不安を抱えながら暮らしています。外出自粛や休校が長期化する中、収入減や先行きの不安から親も子どももストレスで疲弊している現状です。
特に、学校から出された家庭学習に関して「復習だけでなく未習の内容があり、教えられない」「できないので子どもが自信をなくす」「量が多い」「ネット配信されたが、パソコンがないと取り組めない」「学力格差が広がるのでは」「入学前から学校嫌いになるのでは」など不安の声が上がっています。
また、親子喧嘩が増えた、在宅ワークの父親が、子どもがうるさくて仕事にならないとイライラするなど、虐待が危ぶまれる状況もあります。
私たちは、子どもたちが安全・安心な環境の中で、健やかに育つことを願い、以下の通り要望いたします。
1.我孫子市に「新型コロナウイルス感染相談窓口」を設置し市民に周知してください。
2.我孫子市に「ドメスティックバイオレンス(DV)や児童虐待の相談窓口」を設置し、市民に周知してください。
3.生活困窮家庭が増えると予想されます。就学援助の申請があった家庭には援助金が行き渡るようにしてください。
4.休校中は家庭の学習環境やネット環境の差に配慮した課題の出し方や、学校からの支援を考えてください。
5.休校中も、家庭と繋がる工夫をして、子どもや保護者の悩みや不安を相談できるような体制を担任、養護教諭、心の相談員などを作ってください。
6.学校が再開したら、1年間の学習内容を見直し、休校中の家庭学習の取り組みの違いを考慮して、学力格差が広がらないようにしてください。
※陳情及び要望事項は全文掲載とする。なお、アクセシビリティ向上のため表記を変えたところがあります。
回答部課
総務部総務課、健康福祉部社会福祉課、子ども部子ども相談課、教育総務部学校教育課、指導課
回答年月日
令和2年5月22日
回答内容
1.について
新型コロナウイルス感染に係る相談は多岐にわたっており、窓口を一本化することが困難なため、市民からの相談内容に応じ、各課で相談体制を整えています。
また、市のホームページでも新型コロナウイルス感染症対策として、新型コロナウイルス感染症情報、給付金・生活支援・事業者支援や3密対策などを周知しています。
回答 総務課
2.について
DV被害の相談窓口は、社会福祉課となっており、広報あびこ及び市のホームページにて周知をしております。新型コロナウイルス感染防止対策としての外出自粛や在宅勤務の増加により、その危険性が高まっていることを踏まえ、市のホームページの新型コロナウイルス対策のページからもDV相談の案内に繋がるようにしていきます。
また、児童虐待に関する相談については、子どもやその保護者等からの相談に対応する総合相談窓口として子ども相談課を設置しています。
毎月、広報あびこ1日号に市民相談窓口として掲載する他、市ホームページや我孫子市子育てガイド「わくわくすくすく」への掲載、チラシの配布等で市民への周知を図っています。今後も引き続き市民への周知を進めてまいります。
回答 社会福祉課、子ども相談課
3.について
就学援助の対象となる家庭には、適正に援助していきます。なお、今後も引き続き国等の支援の動きを注視してまいります。
回答 学校教育課
4.について
児童生徒への学習課題については、文部科学省より「主たる教材である教科書及びそれと併用できる教材等に基づく家庭学習を課すること」とされています。ネット環境が整っていない家庭があることを踏まえ、教科書を使って学習できる課題を出しています。
課題については学校で回収し、児童生徒の学びの確認をして、個別の支援をしたり、学校再開後に授業の中で確認をしたりしていきます。
回答 指導課
5.について
臨時休業中も、定期的に担任から各家庭に電話連絡をしたり、家庭訪問を行ったりしています。養護教諭や心の相談員も学校にいるので、いつでも子どもや保護者が相談できる体制になっています。
回答 指導課
6.について
児童生徒の家庭学習状況を随時確認し、学校再開後の指導にいかしていきます。家庭学習で定着が難しい学習内容については、学校再開後に授業の中で再度指導していきます。
回答 指導課