杉村楚人冠記念館平成25年度5~7月テーマ展示「楚人冠の本棚」
テーマ展示「楚人冠の本棚」
平成25年5月25日(土曜日)~7月15日(月曜日・祝日)
自らも優れた書き手であるとともに、多くの本を読む読書家でもあった楚人冠。一方では、海外の新聞事情にも精通し、新聞に関する知識では誰にも引けを取らなかった楚人冠。その楚人冠の本棚から、楚人冠の横顔を伝えてくれる本を紹介しました。
主な展示品
- The Times Japanese Edition 1910: The Japanese Empire
ロンドンの新聞紙『タイムズ』が日本を紹介するために編集した特集号です。明治時代の日本の貴重な記録です。 - The Life of Sir William Howard Rusell The First Special Correspondent Vol.II
クリミア戦争で従軍記者として活躍し、ナイチンゲールの活動を世に紹介した功労者としても知られるW.H.ラッセルの伝記です。 - 『新聞講義録』
大正5年(1916年)に大日本新聞学会から出版された新聞記者養成のための教科書です。3冊の合本で保存されています。 - 高浜虚子『虚子句集』、飯田蛇笏『穢土寂光』、赤星水竹居『万年青』
俳人とも多くの交わりを持っていた楚人冠。その中から、『ホトトギス』の高浜虚子、山梨を拠点に活動した飯田蛇笏、実業家でもあり楚人冠とはロータリークラブの仲間でもあった赤星水竹居の3人の書籍を紹介しました。