杉村楚人冠記念館平成25年1~3月期常設展示
常設展示「楚人冠の本棚」
平成25年1月16日(水曜日)~3月17日(日曜日)
新聞記者としてはエッセイやコラムを得意として、名文家で知られ、長編小説の連載をも手掛けた、文章の達人だった楚人冠。一方では、海外の最新の新聞事情に精通し、これを日本に紹介し、あるいは自ら取り入れて行った優れた新聞人であった楚人冠。
その楚人冠は、いったいどんな本を読んでその素養を身に着けていたのでしょうか?
楚人冠の本棚に収められていた本を紹介し、その仕事ぶりを支えた読書の様子を紹介しました。
主な展示品
- Charles Pebody English Journalism and the Men Who Have Made It
ジャーナリズムの書籍を蒐集する楚人冠に、夏目漱石が贈ってくれたという本 - William Salisbury The Career of a Journalist
楚人冠がアメリカのイエロー・ジャーナリズムを紹介した「いはゆる黄色式」という記事の底本にしたもの - 鈴木大拙『盤珪の不生禅』
友人鈴木大拙から送られた本 - Lafcadio Hearn Kwaidan;Stories and Studies of Strange Things
小泉八雲『怪談』の英語版(タウフニッツ版) - Venezia
朝日世界一周会(明治41年)の旅行で買い求めたもの