杉村楚人冠記念館 春期企画展 「楚人冠邸の100年」
春期企画展 「楚人冠邸の100年」
手賀沼の風光に魅せられた楚人冠が、二人の人物との出会いによって我孫子に別荘を構えたのは、ちょうど100年前の明治45(1912)年のことです。
七坪半の敷地に六畳一間と台所だけの小さな別荘「枯淡庵」から始まり、志賀直哉邸の書斎やバーナード・リーチがデザインしたテーブルセットを手がけた我孫子の大工、佐藤鷹蔵に建てさせた「新枯淡庵」(澤の家として現存)、そして、我孫子定住を決めた大正13(1924)年に建てた現在の母屋へと建物は移り、その間に『白馬城』やアサヒグラフの連載「湖畔吟」といった名随筆が生まれました。
本展示では、楚人冠の随筆と、記念館の資料を手がかりに、その間の楚人冠の生活や、楚人冠を慕って我孫子を訪れた人物、そして、楚人冠亡き後の我孫子の変化にもスポットを当てました。
会期 平成24年3月20日(火曜日)~5月20日(日曜日)
【展示内容】
1. 楚人冠邸を訪ねた人々
2. 「白馬城」の誕生
3. 「湖畔吟」の時代
4. 楚人冠邸のくらし
5. 楚人冠邸のその後